「ひこにゃん」は、日本国中、誰でも知っている国民的ゆるキャラです。

その「ひこにゃん」の権利をめぐって作者側と彦根市の裁判が長らく行われていることをご存知の方も多いと思います。。


さて、今日こんなニュースが出ました。


「彦根市に二次利用権/ひこにゃん訴訟」朝日新聞ニュース

http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001211080002

作者側と彦根市が和解するというニュースでした。


今日はこの「ひこにゃん騒動」についてみなさんいお伝えしたいことがあります。


この騒動、そもそも彦根市発信の情報で、作者があくどい考えでお金お金と言ってくる、こちらの権利を侵害してくるという内容でした。当然、人気キャラクターのことなのでマスコミは食いつき一方的な意見しか聞かないまま公共電波に乗せ、作者は悪者のように世間から扱われました。


しかし、です。

実は私、この作者さん、そしてご家族の方と数年前に知り合い、家族ぐるみでお付き合いいただく間柄となりました。

お付き合いさせていただきはじめた当初からこの騒動の真相については伺ってきましたが、どれだけ私たちがテレビというマスコミに踊らされているかが分かりました。発言したくてもチャンスが与えられず、発言したところで相手の都合のいいように印象付けるような内容で放送される。またそれを安易に受け取ってしまう世間がある。

何回もみなさんの誤解を解くためにこのブログで本当のことを書かせていただこうと思っておりましたが、裁判中であったり状況が二転三転するのでタイミングを見計らっておりました。そしてやっと和解のニュースが世間に出ましたので今日がその日だと思い書かせて頂いております。


まず、このひこにゃんをデザインしたデザイナーさん、もへろんさんは、とてもとても悪いことをするような人、また思いつく方ではありません。善意に満ちた方で、みなさんに喜んでいただけるキャラクターをただただ提供するのが生きがいの、とても純粋で穏やかな人です。むしろマスコミに印象づけされた「お金」「あくどい」「ややこしい」そんなことの一切ない、むしろ世渡りが下手だと言ってもいいぐらいの人なんです。今回のこの件でせっかく才能にあふれるもへろんさんの印象が悪くなったことはくやしくて仕方がありませんし、創作環境に影響が出たらどないしてくれんねん!と私自身、実は怒り心頭でした。

またご家族の方も、何度かマスコミを通じて「そんなつもりは一切ないからちゃんと話を聞いて欲しい」と、もへろんさんの代理人として発信してこられましたが、その甲斐むなしくマスコミの思うがままでした。


私も我がことのように安心することの出来ない日々でした。なぜいつも立場の強いものが正義になってしまうのか?弱い者は闇に葬られようとするのか?それが人間のすることなのか?と、この騒動以外にも世の中ではまかり通っているこの状況をなんとかしたいという気持ちでいっぱいなんです。

話はそれましたがとにかく、作者側の意見を改めてみなさんに知って頂きたいのです。


作者側の心の声です。是非読んでください。 http://www.sakurai-d.com/process.html


裁判が片付いても、みなさんの印象は変わらないかも知れません。なので、「本当のひこにゃん」を知ってほしくて今日はこんなブログを書きました。もしこれで本当のことが少しでも分かっていただけたら幸いです。

作者側が知り合いだから、お世話になっているから、という理由でこの記事を書いたのではありません。真実は一体どうなっているのかを知っていただきたく書かせていただきました。


分かっていただいた方、是非この話題がどこかで出たら「ほんとはね」と1人でも多くの人に伝えてください。

よろしくお願いいたします。