私は美術がすきな人間なので、ワタリウム美術館も好きな美術館の一つです。
先日「園子温展 ひそひそ星」という展覧会にいきました。
園子温さんが作られた、ひそひそ星という映画に関連した展覧会で、私はワタリウム美術館で行われてる展覧会が好きで足を運んだので、わかるかな?と戸惑いました。
しかし!映画と関連した展覧会といってもただの関連資料などではなく、アートとしてそこに存在していたし、世界観にとても魅了されました。これは、映画も見なければ!
と、、
「ひそひそ星」を見に行ってきました。
映画のはずが、
映画もとてもアートな世界でした。
だから、簡単に言葉では言い表せない深さとまだわかりきれてない部分も多いほどです。
(私の感じたことを書きますが、ネタバレになってしまうかもしれないので、もし、これから映画や展覧会に行かれる方は気をつけて続きを読んでくださいね)
果てしない宇宙と、毎日が淡々と過ぎていく日々、毎日の繰り返し、孤独で寂しかったです。
そして、ロボットが多くなり、人間は絶滅種となってしまった世界、ようやく宇宙から地上にたどり着いても、人はいないし、街も壊れかけてる。
人に会っても、人の暖かさや温もりを感じるというよりも、私はさらに悲しくなってしまいました。
そこに映った町、
撮影地は福島の町です。
話の流れからすると架空の世界って思いがちだけど、実際にそしてリアルタイムで存在する町です。現実と物語がどこか重なります。
忘れてはいけないこと。
架空の世界ではない。
みんながひそひそ話す声、
不気味さまで感じるほどでした。
大きな声では言えないこと、みんなひそひそしてる。なんてことを思い出しましたし、そんなことたくさんあるなと感じました。
とても不思議な気持ちになったし、
なによりも言葉に表せない感情です。
いろんなことを考えさせられました。
でも、それを見るだけ感じることが出来ること、とてもアートだなと思いました。
まだまだ、感じることはあるけど
自分でもわからないこともあるので、もう一度、展覧会に行って確かめます。
素敵な作品でした[☆]
バイバイ