こんにちは。パリ近郊、氣温は低いけれど、快晴です! プルー・スカイはやっぱり最高!
今日は、1月に発売になった、山川紘矢&亜希子ご夫妻の著書、
出会った人が運命の人
のご紹介です。
発売前から予約注文していたものの、私の手元に届いたのは、今月になってからの事でした。
ご夫妻のお話会をしたご縁で仲良くなった、スペインの児玉ゆりかさんの事が書かれていると聞いていたので、真っ先に、その行を読み、わぁ~!と、感激していました。
その後、最初からじっくり読む機会がなかったのですが、ようやく、先日、移動の電車の中で読み始めました。
あまりの感動に、泣くのを必死でこらえ、鼻腔をつ~ん、とさせながら読み続け、そして、あっと言う間に読み終えてしまいました。
何十冊ものスピリチュアル本を、簡単な言葉で一冊にまとめて下さった・・という印象。定価を1万円にしても良いのではとさえ思いました。
まだ読まれていない方へのお楽しみ・・という事で、敢えて内容には触れません。
でも、パートナーに関する事だけではなく、幸せになるための、目から鱗の真実やヒントがギッシリと詰まっているのです。世の中で起きる全ての事は必然であるという、今では、たくさんの人が知識として知っていて、けれでも、今ひとつ日常に生かしきれていない事実が、ごく自然に納得できるというのでしょうか。
キラキラと輝くダイヤモンドのような一冊。
即、3人の娘達に、ちょっと早めの嫁入り道具として一冊ずつ贈ろうと決めました。
人生に躓いた時、幸せな時、いつでも何度でも読んで欲しいし、私も、この先、繰り返し読む、バイブル的な存在になると思います。
実は、この本を読んで、”腑に落ちた”事がありました。
それは、紘矢さんが私にくださったメッセージで、
”ご主人とは、一度結婚したのですから、地獄の底までしがみついて行ってください。”
という言葉の意味です。
2012年の暮れに、ご夫妻に、下記のようなメールをお送りしました。
今年の新年には、離婚に同意した私達だと言うのに、状況が激変して、心穏やかに結婚20周年を迎える事ができました。 これも、ご夫妻をパリにお迎えしてから、人生の流れが変わったからだと思っています。本当に有難うございました。
ここ5~6年、夫婦関係を良くしようと、さまざまなメソッドを学んだり、自己啓発や心理学のワークショップに出たりしてきた私。人生に喜びを見出し、感謝と喜びの毎日を送れるようにはなったけれど、夫婦の仲は、差ほど変わりませんでした。二人が歩み寄るためには、夫の努力も不可欠だと思っていたので、何度か話をしたけれど、
”僕は何も悪くない。君の頭がおかしいんだよ。”
と、一点張りの夫。
とうとう見切りをつけ、昨年の1月、離婚を切り出し、彼も同意したというわけです。
その数週間後、TRE(これも、ご夫妻のお陰で巡り会ったものでした)を実践していたある日の事、突然、閃いた思いがありました。
彼は、何も変わらなくてもいいわ。 優しくしてくれなくても、嫌われていても構わない。
それでも、私は、いつもニコニコ笑っていよう!
そう思えた自分にビックリしました。
でも、もっと驚いたのは、そう思えた瞬間、かつて経験した事のないような喜びが、全身を駆け巡った事でした。
”期待を手放すだけで、こんなに幸せになれるなんて!”
そして、その直後から、夫は別人になりました。怒らない人になってしまったのです。
いわゆる、”おめでた婚”で、どこか、消化不良状態のまま19年の結婚生活を過ごした私達が、ついに、夫婦として心を通わせ始めたのです。
そのままの貴方でいいわ・・と、思った途端に、ガラリと変わった夫。
人は変えられないって、この事なんだわと思いました。
紘矢さんと亜希子さんへのメッセージの最後には、こう付け足しました。
”でも、夫と親友でいられるなら、それが”夫婦という関係でなくてもいいかなと思っています。”
紘矢さんから、すぐお返事が来ました。それが、先に書いた、
”地獄の果てまで、しがみついて行ってください。”
だったのです。衝撃を受けました。だって、地獄ですよ、地獄!!笑
そんなアドバイスを頂いた事は、かつてありませんでしたし、娘達が巣立ったら、友達同士に戻って、たまに、”ハロー! お元氣?”と、仲良くやっていくのがベストかな、と、思っていたのですから。
それから、毎日、毎日、考えあぐねました。
地獄の果てまで、しがみついていく決心なんて、やっぱり私にはできない。
でも、もし・・・もし、できたら?
”どんなに悲惨な事態に陥っても、腸が煮えくり返るような事をされても、病氣や事故にあって体が不自由になろうとも、彼と最後まで一緒に生き抜こう!”
そう腹をくくれたなら、ただ、それだけで、又、二人の関係が進化するに違いない・・・と、思うようになりました。一年前に、もう、彼は変わらなくてもいいと、心を決めた時のように。
・・・とは言うものの、やっぱり、そこまでの覚悟はできません。
ところが・・・・・、又、急に彼が変わり出したのです。
義務や罪悪感からではなく、”私を喜ばす”目的で、あれこれ、氣を遣ってくれるようになったのを、はっきりと感じました。
何年も前から手伝ってと頼んでいた仕事も、いきなり、やろう!と、彼から持ち出してきてくれたり、寝ている私を起こさないよう、ドアをそ~っと閉め、忍び足で出入りしたり。
これまでに一度もした事がなかった行動が、あちこちで見られるようになりました。
私にエンジェル・リーディングを催促し、引いたカードを携帯で写真を撮っては、会社で眺めている事が発覚。
愛猫のピトゥーが息を引き取った後、彼は娘達を連れて別室に行って、しばらく話をしていました。後から娘がコッソリ教えてくれた事には、”パパ、今は、ママの言う、スピリチュアルな世界を信じてるんだって言ってたよ! ”と・・・。
また、奇跡が起きている・・。
繰り返しになりますが、私、まだ、彼と地獄の果てまで一緒に行く決心ができたわけではないんですよ。
それを真剣に考え出しただけで、ここまでの変化が起きるなんて、人間の思考がもたらす影響って、なんと大きいのでしょう!!!
考えてみると、私の祖母の時代には、親が決めた自分の配偶者に結婚式で初めて会う・・・なんて、信じられない事が実際にあったわけです。
相手が、どんなに自分の好みのタイプから離れていようとも、お家のため、それを自分の”運命”と受け入れ、覚悟を決めていた。
”何かあったら別れてしまえばよい。”という選択肢はなく、男は働いて家族を養い、女は家庭を守るというお役目に徹していた・・。
その良し悪しは、ここでは問わないとして、昨今の私達のように、”迷い”がなかったという点では、楽だったのではと思ったりします。
そういう状況でも、運命の人と一緒にいたわけですからね。
話が横道にそれたので、本題を書きます。
紆余曲折、山あり谷ありの結婚生活だったけれども、それは、全て必要な経験だった事、そして、夫は、私の運命の人だったのだと氣がつきました。
そして、私にとって、最適のパートナーなのです。
非難や批判に免疫がない私を酷評して、たくましくしてくれました。
自閉症と間違われる程、人見知りな私を、社交が必須のフランスに連れて来てくれました。
挙げだせばキリがありません。
私の魂磨きを、こんなにも手伝ってくれて、本当にありがとう。
地獄の果てまで、しがみついて行きます・・・・って、いつか、面と向かって言えるかな。
感激屋さんだから、泣くかしら・・。それとも、ダイジョブ? って心配されるかな。
傍から見たら、数年前と生活レベルも変わらないし、大した変化がないのだけれど、今が人生で一番、幸せだと感じます。
ちなみに、夫の弁護のために書き足しておくと、彼は、愉快で面白くて正義感も強く、もともと、とっても素晴らしい所を沢山、持った人です。
私が、長い間、そういう良い所にフォーカスしていなかったんですね。
振り返ると、私も、かなり嫌な奥さんだったと思います。
よくぞ、20年も辛抱強く置いてくれました。
ごめんなさい、ゆるしてください、ありがとう、あいしています。
(ホ・オポノポノの事も、この本の中に出てきます。)
一時期は、世界で一番、嫌いな人でした。
真剣に、”ポリスから、ご主人が事故で亡くなりました。”って電話が来ても、本氣で悲しめないかも・・・なんて、悩んだりしたものです。
今は、毎日、”あんな良い人の妻になれて、宝くじに当たったわ。”と、有難く思っています。
これも奇跡。
月並みな言葉しか出てこないけれど、紘矢さん、亜希子さんには感謝の氣持ちで一杯です。
私達夫婦の結婚を救ってくださったのですから。
翻訳本も素晴らしいけれど、お二人の言葉で埋め尽くされた、世界を平和に導く本を、沢山、誕生させて頂きたいと思います。 長生きして下さい!
出会った人が運命の人、 是非是非、お読み下さい。 ご購入はこちら→amazon.co.jp
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嫌いだったり苦手な人の見方がガラリと変わり、災難のように思える事も、辛いと思わなくなって、人生が、突然、薔薇色に見えるかも。
人生を変えるパワーを持った、そんな一冊だと思います。
この本を贈りたい人が、ざっと20人はいるなぁ。。。。(笑)
長~い日記になってしまいました。
同じ時代に生まれただけでも凄い事なのに、こうして、数あるブログの中から最後まで読んでくださった貴方とも、ご縁があるのでしょうね。本当に有難うございました。
感謝を込めて
ビズ