台湾滞在記





現在台湾で話題の大ヒット中映画「海角七號」

(英語タイトル=Cape No.7)を見ました。


興行収入3億台湾ドルとも言われている

ひさびさの大ヒット映画です。


映画を見た人に聞いてみたら、まあまあだったとか、

いまいちだったとかいう人もいましたが、

わたしは良かったと思います。

ただ、ちょっと今ひとつ、踏み込んでの描写が

欲しかったなあというのが正直の感想。

すこし物足りなさは残りました。


しかし、映画はしょっぱなから結構笑える

場面も多く、脇を固めている俳優人がキャリアの長い人や

とっても印象深い人やらで、その人たちの力量によるものも

大だと思いました。

すべてのキャストがはまっている感じで、相乗効果が

この映画に現われているんではないかと思います。


また、特に日本人が主演女優で起用されていることも

話題です。田中千絵さん、日本でも活動していたそうですが、

わたしもこの人のことは知りませんでした。

あのメイクアップアーティスト、トニー田中さんの

お嬢さんだとか。彼女はこの映画で台湾では時の人。

人間どこでどんな縁があるものかわからないものですね。


劇中では、しょっちゅうなんだか怒鳴っていたり、

ぼやいていたりで、日本人女性ってこうだろうか?と

ちょっと首をひねりたくなるところもありましたが、

まあ、それは台湾映画で台湾の脚本で台湾の

演出家だからでしょう。

台湾の生活風景やきれいな恒春の風景も描かれて

います。




ストーリー:

台北での成功を夢見た歌手アガは夢破れ、故郷の恒春に

帰る。事故で休んでいる茂伯の代わりに郵便配達を引き

受けけることになるが、郵便局に返さなければならない

郵便物を無断で開封してしまう。


その郵便物は(日本名)小島友子に宛てられたものだった。


それには、日本統治時代、恒春に来ていた日本人教師が

小島友子に宛てた7通の手紙が入っていた。日本敗戦後に

駆け落ちをすることを約束していたのに、果たせずに自分だけ

日本に帰った後悔のため、友子に宛てた恋文だった。

それを亡くなった日本人教師の娘が、父の思いを叶えようと

送ったものだった。


その手紙と現代の人々が交錯し物語が動き出す‥。



この映画、無名の監督が取った作品で、製作途中も

資金繰りがうまくいかず頓挫していたそうで、なんとか

かんとか最後まで取り終えて、上映後は大ヒット。


なんだか野球の逆転さよならホームランって感じでしょうか。


これ書きながらふと思い出したのが、大阪の吉本新喜劇。

吉本の舞台に似てるんじゃないかなあって。

笑いあり、涙あり(ちょっと今ひとつ足りませんでしたが)、

人情あり、名づけるならば、人情ラブコメディ映画。


始まりの場面があの映画タイタニックに似ているのは

わざとなのかなあ。


日本で上映あったら、見てみてください。

交通マナーや結婚披露宴の風景など真の台湾の姿が

見られ、興味深いものになっています。

映画のタイトルにもなっているこの「海角七號」は

日本人教師から友子に送られた台湾の恆春郡海角七號の

住所の意味。


また、日本人教師と台湾人女性の恋物語は実際にあった

話しであると聞きましたが。





cape7的相簿


making

海角七號 Cape No.7



海角七號



映画の撮影場所が既に観光名所になっています。

悠遊墾丁





今日もご訪問ありがとうございます。

美しい思い出の一日を。





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