起きて半畳、寝て一畳、
天下取っても二合半
●読み:おきてはんじょう、ねていちじょう、てんかとってもにごうはん
●新訳: 衣食住の必要最小限の量は貴賤を問わない。それを超
える部分をいかに活かすか、が大切であるということ。
●旧訳: 人間一人は一畳の広さもあれば暮らしていける。権力を
手にしても一日に食べる米の量はせいぜい二合半である。富貴を
望まず満足を知ることが大切であるということ。
●注釈; 富や欲は卑しいか。進歩は向上心に支えられている。向
上心は欲である。
医学の進歩を卑しいと捉えるべきか。長寿を願う欲は不浄か。奨学
金に充てる富の余剰は不要か。奨学金で進学を考える欲は否定さ
れるのか。
富や欲を自分の暮らしに充てたら卑しいか。
たまに旨い食事をしたり、今よりいくらか広い部屋に住みたいと思う
気持ちを責められたら、ほとんどの人が後ろめたい気分で暮らさね
ばならない。
その多寡を問わず、富を得たプロセスが人の役にたったり、体を動
かしたり知恵を提供したものであれば胸を張っていい。
たとえ何等かの事情で働くことができずに、再分配されたお金で暮
らしていたとしても責められる理由はない。
真っ当な欲こそ進歩と進化のバネである。
●御礼: 本日も言葉遊びにお付き合い頂きありがとうございました。
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