一を聞いて十を知る
●読み: いちをきいてじゅうをしる
●意味: 自分の想像力で考えついた範囲で全てを理解したつもり
になる驕った態度。
●旧訳: 物事の一端を聞いただけで全体を理解するという意味。
卓越した理解力がの喩え。
●注釈;
一を聞いて知った十は想像と仮説である。想像や仮説構築は
悪いことではない。それを事実ととらえてしまうことが問題。
想像と仮説は体験、検証を経て事実か否かが判明する。
その結果、想像や仮説通りかもしれない、或は違っているかも
しれない。
想像と仮説は一を聞いた者の能力の範囲内で創られている。
他の人の想像・想定したら、全体を構成する要素が十の他にも
見つかるかもしれない。
一を聞いた時点で全ての事実を理解したかのように考えてしまう
のは単なる思い込みに過ぎない。
一を聞いて十を知る者がいる、と言う者があれば、一人の想像の
範囲を全能と考えている訳であるから、その人の人物評を当てに
しない方がいい。
●御礼: 本日も言葉遊びにお付き合い頂きありがとうございました。
[end]
(ペタお返しできません。あしからず。)
*****************************
作家別本の紹介の目次なら
日本人著者はこちら
海外の著者はこちら
*****************************
<----左側の
①「ライブラリーを見る」をクリックし、
②ライブラリの各本の"LINK"をクリックすると
その本を紹介した記事にとびます。