毎朝、前の日をふりかえりながらb-logを書います。
印象に残った光景とか、
ちょっと心にひっかかったこととか、
読んだ本の印象とか、
ふと思い出したこととか・・・・・・・・
いずれも暮らしのカケラをひろい集めたことばかりです。
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歌人の俵万智さんの、
エッセイのようにいろんな人の短歌を紹介している本です。
三十一文字のパレット/俵 万智 (中公文庫)
¥580 Amazon.co.jp
三十一文字は、みそひともじ、と読みます。
5+7+5+7+7=31
短歌の定型の文字数です。
「電車の中」、「時計いろいろ」、「エレベーターの中で」といったように、
日常の場面や気になった言葉などをテーマに、
3首ずつ短歌を紹介しています。
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短歌の作り手が、詠み手の視線や気持ちのとらえ方をさぐり、
暮らしのひとコマにまた想いを巡らせています。
さすが歌人です。
すくいとった暮らしの中の一瞬を、
さまざまな音色で、匂いで、書き表しています。
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目を皿のようにして探すことなく、
何気ない情景に目にとめたり、ふと感じたりする、
心のアンテナです。
前日のひとコマを、
両の手のひらの上で転がすようにふりかえります。
気分の再生や醸成には、手のひらコロコロが欠かせません。
自分が受けとめたことをb-logでうまく伝えられなくとも、
このひと時は私の貴重品です。
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歌人の詠む短歌は、
時にはダイナミックな、時には繊細な視線で、
おもわぬ方向から日常のひとコマを捉ええています。
きっと歌人はアンテナも手のひらも大きいのでしょうね。
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この「三十一文字のパレット」を読むと、
読者にとってはいいアンテナ磨きになりそうです。
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■このb-logをお読みのみなさまへのご注意
このアンテナは、
今年7月を過ぎて地デジ化された後も、
いつまでも自由気ままに使い続けることができます。
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「関連記事」をクリックすると、その本を紹介した記事にとびます。
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