二日目は糸績みの前の段階、麻の繊維を裂いて束にしてまとめるまでを習いました。

インストラクターになると精麻から汚れを落とすために煮たり、潰れて固まった麻の繊維を脹らませて丈夫にするための『麻打ち(あさぶち)』ができるようになるそうです。

その麻打ちまで終わっている麻が用意されていました。

この束を糸を作るための小分けの束に分ける『手がらみ』という作業です。
まずは、小指側に15cm程残して握ります。


手のひらに巻いて外し一つにまとめる。


こんな感じ。
このまとまった塊を『ひとかさ』と言うのだそうです。
出ている紐を一つ引っ張ると先ほど小分けにした束だけスルスルっと抜けてきます。


その小束を今度は親指側に15cm程残して指の間に通す。


また親指に戻して更に糸の細さにまで裂いていきます。


『麻裂き(おさき)』が終わった束。
この一単位を『ぼっち』と言うらしい。


ここまでが二日目の講座で習ったこと。
後は一日目に習った『糸績み(いとうみ)』→『ぶんぶん(糸を撚って紡錘車(ぼうすいしゃ)に巻いていく)』の工程を行いやっと麻糸が出来上がります。
布になるにはまだまだ先は長いですが。

色々な馴れない言葉が出てきて「何のことだったかな?」と混乱します。
今回習ったことを、はたして思いだしながらもう一度できるのか心配です。
なので自宅でもできるように麻打ちの終わった麻を買ってきました。
しかし紡錘車(糸を撚って巻き付ける道具)がない!
じゃあ作っちゃおうと100均で木製のコースターと菜箸を買ってきました。

ドリルで穴を開け菜箸を通してボンドでとめる。
長すぎる棒の部分は糸のこでカットし、麻糸が引っかからないようにヤスリがけ。
先端にはフックを取り付け完成。
買うと2000円位するのかな?
安く済みました。

使用感は・・・ちょっと大きめなので重いです。
特に頑丈さは求めてないので、受皿は厚紙などで軽量化を図った方がいいかも。
重いと糸で吊るしながらの作業が続くので指がだるくなります。

何とか混乱せずに自宅でも麻糸績みが出来ましたが、手から15cmほど残す麻紐が『ちょっと長すぎですね』と言われたのを思いだし何故だろうと考えました。
『おかしいなぁ…先生も確かにあれ位残してたのになぁ・・・』と疑問に思う。
すると『あ!あたしの手が大きいからだ汗』という事に気がつきました苦笑

まぁこうやって少しづつ上達していくんだと思います。
まだまだ上手には出来ませんがやってて楽しいし、出来上がった糸を見るとなんだか嬉しくなりますおんぷ

また5月に講師が来るサークルがあるそうなので、それまで忘れないよう続けていきたいと思います。