Ring-a-Ring-o' Roses
実家でお茶、その③。
カップ&ソーサーは1800年代前半のダヴェンポートだそうです。
ぱっと見(特に写真だと;)うわぁ派手だなぁとなりそうですが
手描きのばらが透明水彩のようなのと
金彩が年月を経てやわらかい雰囲気になっているためか、
座って手にしてみると、むしろ穏やかな感じを受けました。
ピンクのばらに金彩で葉っぱが散らしてあるこの柄は
「イングランドのばら」と呼ばれて人気があったそうで、
ニューホールやスポード、コールポート、ロイヤルクラウンダービーなど
多くの窯で作られたのだそうです。
母が少しずつ集めたため、
ポットはどこのものかはっきりわからないのですが;時代は同じ頃だそうです。
足のところがバレエのつま先立ちみたいでちょっと楽しい
ケーキ皿はスポードで、いろんな形があります。
手描きでころんとまるいばらが描かれていて、
切り分けたケーキをのせると
ちょうどつぼみのところが見えておもしろい。
華やかですが周囲を圧倒するようなきららか感ではなくて、
親しみやすい感じをどこかに残しているのが
イギリスのばらたる所以なのかなと妙に納得しつつ
お茶を飲んでおりました。
お菓子は銘々皿がレアチーズケーキ+真ん中にあるのがレモンケーキです。
仕度をしているときからばらが咲いたみたいで
なんだかとても嬉しかったです。
タイトルはマザーグースから拝借しました