・・・ ご訪問ありがとうございます ・・・
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2012年05月24日(木)

薔薇ノ花サク。

テーマ:庭の風景


・・・夕方日記・・・-1


間が空いてしまってすみません。

見に来てくださっていらした方、本当にありがとうございます(伏


ばらが咲いています。


最初に咲いたのは、今年地植えにしたところ、すいすいと伸びたこのばらでした。

いかにも薔薇らしい色と形がいいなと思います。

頂き物で名前がわからないので、今年こそつきとめたし。


・・・夕方日記・・・-2


二番目がアブラハム・ダービー

香りがとてもいいです。




・・・夕方日記・・・-3   ・・・夕方日記・・・-4


ブレスウェイト(赤)とアイスバーグ(白)。

赤と白が咲き揃うと壮観なりけり。


・・・夕方日記・・・-9   ・・・夕方日記・・・-8

ヘリテージ(ピンク)とグラハム・トーマス (黄色)。

どちらもアイスバーグから生まれた品種です。

ヘリテさんのなんともいえない品のよさと、

グラハムさんの、ティーローズのすっきりした香りが好きです。


・・・夕方日記・・・-6   ・・・夕方日記・・・-7


ゴールデンボーダーとのいばら。

ボーダーは修景用なのですが、ちゃんとばらの形+たくさん咲いてくれるのがありがたや。

のいばらは素朴な佇まいですが、ずっと見ていると

人の手が入って作られたのではない、自然のままの植物が持つ美をしみじみと感じます。


・・・夕方日記・・・-5


つるばらのピエール・ド・ロンサール

だいぶ大きくなりました。

つぼみからゆっくり時間をかけて咲いていくのがいとをかし。



・・・・・・・・・・・・・



連休に妹&甥っ子チビ助くん&姪っ子チビ子ちゃんが遊びに来てくれました。


天候が安定しなかったのもあって

いわゆるお出かけスポットには連れて行ってあげられず、

みんなで公園に行ったり餃子を包んだりトランプをしたりして

家+周辺で過ごしましたが、満喫してもらえたようでほっとしています。


・・・夕方日記・・・-12   ・・・夕方日記・・・-14   ・・・夕方日記・・・-13

そして!

みんなが泊まってくれている間、

二年前のめじろに続き、ひよどりが庭の木に巣を作りました。


・・・夕方日記・・・-10


以前めじろが巣を作ったのと同じ夏椿の、家に最も近い枝(当時の様子: )。

手前が食卓→台所と、うちでいちばん騒々しいにぎやかなところなのに

どうしてここにしたのでしょう…?;


おもしろかったのが、めじろさんの巣(二年経っても残っていました)を解体?して

自分たちの巣の材料にしていたことです。

ああこうやって自然はめぐっていくんだと、なんだか頭を垂れる気持ちでした。


・・・夕方日記・・・-11


体が大きいぶん、材料も大きめで「建築」という雰囲気でした。

どこから取ってきたのか、ビニールシートの端布を器用に編み込んで

断熱&防水加工の素敵な住まいが完成。


卵を産んだらずっと巣にいためじろさんと違って、

ひよどりさんはときどき留守にするのですが、気がつくと戻ってきて座っています。

いない間に夏椿のそばのロンサールとサマースノーに水をやる日々


無事に雛が生まれて、巣立ちますように(念。


お菓子も作ったので、お茶の写真を撮ろうと思っていたけれど

すっかり忘れてにぎやかに過ごしました。

また遊びに来てねー。


・・・夕方日記・・・-15


唯一携帯で撮っていた朝ごはん@思い切り逆光;

大勢で頂くのも楽しかったです。

ひよどりさんの巣が気になるチビ子ちゃん(右奥。




<お詫び>


春頃から、なぜか三年前に書いたミセス・ビートン について

ご質問を頂くことが増えて、驚いております。


タイトルにはないのに、記事の中で唐突にビートン夫人が出てくるものもあって

ブログ内で探しにくいという声をいくつか頂きましたので、

索引代わりに、ビートン夫人に関するものをいったんまとめた記事を作りました。


アドバイスを下さった皆様、ありがとうございます。


これまでお手数をおかけしまして、本当に申し訳ありませんでした。

2012年05月24日(木)

ミセス・ビートン(ビートン夫人の家政書)について

テーマ:本:洋書


・・・夕方日記・・・-表紙1


3月頃から、なぜかかなり前に書いたミセス・ビートン について

ご質問を頂くことが急に増えて、驚いています。

(本とかテレビとか、何かで取り上げられたのでしょうか???)


考えずに書いていて

タイトルに記載がないまま唐突にビートン夫人が出てくる記事が多く、

探しにくいという声をいくつか頂きましたので

ビートン夫人にふれている記事をここで一度まとめることにしました。


アドバイスを下さった皆様、ありがとうございます。

これまでお手数をおかけしまして、本当に申し訳ありませんでした。


2012年5月現在、以下の通りです。


・・・・・・・・・・・・・・


Mrs. Beeton's All About Cookery(1)  (2009年9月17日)…ミセス・ビートンについて


Mrs. Beeton's All About Cookery(2)  (2009年9月17日)…アンティークのビートン本について


Victoria Sandwiches. (2009年9月18日)…ビートン夫人のレシピでヴィクトリアサンドイッチを作りました


衝撃的新事実? (2009年10月23日)…お菓子の盛りつけ方の謎?について


アスパラガス皿 (2010年2月5日)…ビートン夫人の野菜の調理法について


ガラスの器(2) (2010年7月1日)…ビートン夫人のシラバブのレシピについて



・・・・・・・・・・・・・・



また、いつどんなふうにしてビートン夫人を知ったかというご質問も

いくつか頂きました。


・・・夕方日記・・・-本


一番最初に「ビートン夫人」に接触?したのは

大学に入ったばかりの頃、古本屋さんでTea with Mrs. Beetonという本を買ったときです。


ただ、本の感じだけで手に取ったので

作者がどんな人なのかには全く興味を持たず、そのまま部屋の飾りになっていました。


翌年、たまたま読んだモニカ・ディケンズの『なんとかしなくちゃ 』という本で

ビートン夫人に再会。

その頃、レイ・ブラッドベリの『たんぽぽのお酒』など

晶文社の文学のおくりものシリーズを制覇しよう自分内ブームが来ていて

その中にこの本が含まれていました



ディケンズの曾孫であるモニカが

コックとしていろいろな家に行った体験をユーモアを交えて書いているのですが、

雇い主の小さな女の子が

ビートン夫人の本の、カラーページの料理の絵を切り抜いて

モニカが料理を作っているお鍋に入れて遊ぶ、というくだりが出てきたのです。


(手元に本がないので、ページが明記できずすみません。

細かいところが記憶違いの可能性もあると思います;)


どっかで聞いたなぁと本棚を見て、「あー!」となりました。

モニカの本は1939年に出版されているので、

「この人こんな前からおったん?;(訳:イタノデスカ)」とびっくり。

実際にはその遥か前です


そのすぐ後、レポート絡みで読んだ

角山榮・川北稔『路地裏の大英帝国―イギリス都市生活史 』で

またもやビートン夫人に遭遇し、背景を知って本当にたまげました。


その頃は料理にほとんど関心がなかったので

驚きつつも「こんな人がいたんだ」くらいで終わったのですが、

アンティークに興味を持つようになって

古いビートン夫人の本があるということがわかったのと、

2005年ぐらいから、ビートン夫人について言及されている本にもいくつか出会って

おもしろそうだし読んでみたいなぁ→2009年の記事に至ります。


そんなわけで、偉そうに書いていますが;

素人が自分で調べたことを無理やりまとめただけですので

ビートン夫人に関する記述(特に の記事)に誤りがございましたら本当に申し訳ありません。


個人的には、上記の記事からリンクしてある

林望氏のウェブマガジン「ビートン夫人の教え」 がとてもわかりやすかったです。

2012年02月29日(水)

森田たま『はるなつあきふゆ』

テーマ:本:文学(日本の作家)


・・・夕方日記・・・-1


三月末の暖かなひるまへであつた。
私は町のとある錢湯で、のんびりと湯ぶねにつかつていた。
お客は私一人で、板の間はまだ殆どかわいたままであつた。
天井の明り窓から明るい日がさし入つて、すきとほるやうなお湯の上に、
ゆらゆらとかげろふがたつている。(p.1)


という段落で始まる随筆です。



「東京」「岡山」など、地名が章の名前になっており
その土地にまつわる四季の思い出が、春夏秋冬の順に書かれています。

当時、洋書を探しによく神田をさすらっていて、
その日も英語ばかり見続けたのに疲れ果て、
もういいや、最後に日本語見てから帰ろうと入った古本屋さんで見つけました。


黄土色の砂漠みたいな本棚のなか、
そこだけ色鉛筆を蒔いたようにカラフルな函入りの本が並んでいました。


本当は端から手にとって中身を見て決めたいけれど、
軽々しくそんなことができる雰囲気でもなく
直感でこの本にしようと決めました。


数年前に祖母が縫ってくれた着物が、古代紫に赤の半襟+帯あげ+帯じめだったので
「この組み合わせだー」ととても懐かしかったのです。


「函から出させて頂いてもいいですか」と聞くと、目で返事する店主のおじさん。
おそるおそる引き抜いた最初のページのお風呂+春+空+ひらがな感、
呼吸と雰囲気がその頃よく読んでいた林芙美子 とかなり近い気がして、
よし正解!と勝手に確信、これくださいと手渡しました。


・・・夕方日記・・・   ・・・夕方日記・・・   ・・・夕方日記・・・-5


驚いたのが、装丁を著者自らが手がけていることです。
落ち着いた紫に波の模様+くすんだ紅の菱形模様(どちらも小紋?)、
背表紙の、まるにひらがなが一文字ずつ入ったデザインなど、
洒落ているなぁとしみじみ思いました。


昭和18年2月、錦城出版社発行、一万五千部刷ったらしく、二円三十銭也。
お城の模様(大阪の出版社なので大阪城?)の検印紙に
ひらがなの「たま」の検印が楽しいです。


戦争中に出版されたせいか、紙質はいいとは言えず(本がとにかく軽い
ページごとに微妙に紙の厚さが違っていたり
印刷が心もとない部分があったりもするのですが(インクの節約?
四季折々の自然や心情を描いた、のびのびした文体が
旧仮名遣いや古本ならではの風合いと一緒になって、とてもほっとする本です。



・・・夕方日記・・・-3   ・・・夕方日記・・・-2   ・・・夕方日記・・・-4


  澄みとおつたあをい空には、一片の雲もなく、息をすると、山の靈氣が吸ひこまれてくるやうな氣がした。

  からだぢゆうが、すがすがしくなるやうであつた。

  溫泉につかつて歸つてきてみると、部屋は淸らかに掃除がすんで、
  次ぎの間の長火鉢の上に、鐵瓶が白い湯氣をふいてゐた。

  白いお砂糖のかかつた梅干を口にふくんで、さ綠の煎茶をすすると、胸がすうつとした。(p.190)


   九月五日の、はつ秋の空が美しく澄んだ朝だつた。(中略)
   掃除をすませた座敷の、したんの卓の前に坐つて、私は滿ち足りたおもひに、空を眺めた。

  あをい空に、ふはりと白く、ちひさな雲が一とひら浮いてゐる。

  拭きこんだ縁側に、その雲がうつつてゐる。生垣の靑葉のいろもうつつてゐる。

  ――さて、今度はどんなものを書かうかな。あれと同じ程度では前より落ちたと思はれる。

  どうしたつて、あれより佳いものを書かなくつちやいけないけれど。……(pp.122-123)


日常に根ざしたことがらが、素直に綴られています。
あっさり飄々としつつ、芯はしっかり通っていてしなやかな強さが感じられ
読んでいてとても気持ちがいいです。


お茶や温泉の場面が数回出てくるのも嬉しいですし、
苺ミルクとかアイスクリイムの川とか、ちりばめられたカタカナもきれいですし、
知っている人?がたくさん出てくるのもおもしろい。


冒頭の「東京」では、後に夫となる青年と高村光太郎・智恵子夫妻の家に行き、
「世に出ぬ私の詩をみとめてくだすつた最初の人(p.151)」である草野心平
(鉄瓶メンバー@智恵子抄 が揃ってびっくり)と偶然再会したり、
吉川英治や吉屋信子と一緒にお茶席に呼ばれたりも。



・・・夕方日記・・・   ・・・夕方日記・・・



題字と挿絵(上手い!)は、「雪は天からの手紙である」の中谷宇吉郎博士。
箱根で一緒にお花見にも行ってます。

本書以外では
芥川龍之介の家に内田百閒と行ったら先客が柳原白蓮で、あとから来たのが堀辰雄とか、
林芙美子・吉屋信子・宇野千代・美川きよと食事会とか、
鈴木三重吉に胡瓜の漬け物を伝授してもらったりとか、
漱石と歌舞伎座ですれ違ったりとか、福田恆存に着物をほめられたりとか
村岡花子と一緒に歌会始に行ったりとか、盛りだくさんです。
なかでも、悪妻説が多いけど、これ一つでお札でおつりが来ると思う
漱石の奥様のエピソード(全集Ⅱ 「踊りぞめ」)と
映画にできそうな藤田嗣治(全集Ⅲ 「パリの木綿」)が自分内一位二位です(だれも聞いてないから。


・・・・・・・・


著者の森田たまは、1894(明治27)年、北海道の札幌で生まれました。
17歳で「少女世界」に投稿した文章が認められて上京、小説家森田草平に師事します。


その後結婚→自殺未遂→再婚→関東大震災で夫の郷里の大阪へ転居→
1932(昭和7)年、38歳の時に書いた「きもの・好色」という随筆が
森田草平の推薦で中央公論に掲載され(pp.122-123の引用部分は、

中央公論社からの掲載通知が郵送で届く直前の様子です)、
家族で上京して作家として生きていくことになります。


精神的・経済的に追いつめられた時のこともちゃんと書かれているのですが、

自分にも場所にも、何かやどこかに重心が縛り付けられているような息苦しさがなくて、

どこからも等距離で平衡が保たれているのが

とても印象深かったです。


これは、「ある意味では日本の外国とも云ふやうな土地(①p.88)」だった札幌で、
運送会社の社長で、洋装を貫き、使用人と一緒に食卓を囲むようなリベラルな父親と
所謂大和撫子&良妻賢母な母とのあいだで、三人姉妹の次女として育ったことが
かなり影響しているように思います。


札幌での生活を、森田たまは以下のように書いています。


   空が、一ばん深い海よりも碧くひろかつた。
  さらさらとポプラの梢をわたる風の音は土用半ばに既に秋であつた。
  白樺の林、楡の森、小説の中に出てくる樹木が日常眼に親しいばかりでなく
  キャベツのスープ、小麦粉のパン、酢づけの胡瓜や玉葱や花びらのやうに
  白い粉をふいたポテト。台所の天井には袋入りのハムがぶらさがつていて、
  母はその下でグーズベリイのジャムをつくつた。しぼりたての牛乳、
  つくりたてのバタ、私は小説の中の人達とおなじやうなものをたべてゐるのである。(①p.167)


みんなが入植者なのである意味しがらみがなく、
遊び友達には外国人の子も日本人の子もいて、
ビスケットもお漬け物もお母さんの手製で、
外国人から英語も習うけど百人一首もする、という和洋入り交じった環境が
いつも俯瞰で自分を見ているような、どこか超然としているところと
何に対しても偏見や気負いを持たずに向かいあう

飄々としたところにつながっているような気がしました。



・・・夕方日記・・・   ・・・夕方日記・・・   ・・・夕方日記・・・




着物にまつわる描写が多いのも楽しいです。

この本にも「黄八丈の綿入れに、紫の小紋の羽織(p.16)」や「お納戸地の瀧縞のお召の單衣(p.65)」、
「しぶい小豆色の御紋附に、黑地に菊の帯(p.178)」に
裏千家夫人や柳宗悦夫人の着物の着こなしに感嘆する場面が出てきます。
本の装丁の通りに染めてもらって仕立てたりもしていて、着物に詳しければもっとおもしろいだろうなという箇所がたくさんありました


洋服を肯定しつつ、秋になると秋刀魚が恋しくなるように
日本の女性が着物を忘れることはないだろうとも書かれていて、
本当にそうだなぁと思いました。


・・・夕方日記・・・


祖父の母(=曾祖母)が初節句に贈られたおひなさまです。
渋めの色に手刺繍で鶴が縫い取られています。

たまより十歳ほど年下なのですが、この頃はこういう雰囲気だったのかななどと思っております


文章がとても明晰で、文体も内容も前時代的な印象をほとんど感じないので、
この本を含め、ほぼ絶版なのが勿体なくてなりません。
装丁も洒落ていますし、函入り文庫みたいな感じで出たら絶対揃えるのに←何様デスカ

本人は「私はまちがひなく日本人でありながら、あたまの何処かがぼんやりとぼやけて、
折々自分の故郷はどこか遠い遠い、行つたこともない外国の、
野の果に風車のまわつてゐる片田舎ででもあるやうな、へんな錯覚をおこす(①p.169)」
と書いているのですが、それがいい方にバランスよく作用していて、
風車の風が窓から入ってくるようなすがすがしさが

とても気に入っています。




おまけ寝言>

その後借りた全集や、他の随筆を読んでわかったのですが、
林芙美子と仲がよかったのだそうです。
びっくりしつつ、「ああやっぱり」と本当に思いました。


森田たまの父は秋田、母は淡路島の出身です。
文才は父方の家系によるものだそうですが、
おそらく母方の瀬戸内海DNA(?)もどこかに作用していて、
それが林芙美子と似ていると感じた理由だと思います。


二人で町に行ったり、家に遊びに行ったりしていたそうで
「二人のあひだではいつも彼女が話をし、私は大てい聞き役であつたが、
あんなに話のおもしろかつた友人はあとにもさきにもない(Ⅲ p.361)」と述べています。


また、最初の本である『もめん随筆』には以下のような箇所があります。


  何心なく雑誌の頁を繰つていると、一生に一度でもいいから札幌見物がしてみたいと
  何処か田舎の女中さんが云つている。芙美子さんだなとすぐ思い、
  子供が当てものをする時のやうな愉しさではらはらと頁を返して作者の名を見た。
  やつぱり芙美子さんであつた。
  私は机の前に坐り直して、こくこくと搾りたての牛乳を飲むやうに読んでいつた。(p.171)


『放浪記』に、「北海道あたりの、アカシヤの香る並樹道を
一人できままに歩いてみたいものなり(pp.65-66)」という一文があるので、
二人で話しているときに、林芙美子がよくこう言っていたのかなと思いました。


<参考文献>


もめん随筆 (中公文庫)  もめん随筆 (中公文庫)


今昔  今昔

森田たま随筆全集 Ⅰ もめん随筆(講談社、1972 年)
森田たま随筆全集 Ⅱ きもの随筆(講談社、1972 年)
 『はるなつあきふゆ』は、22章のうち8章が収録されています
森田たま随筆全集 Ⅲ 絹の随筆(講談社、1972 年)
 口絵写真の、背景に写っているアーツ&クラフツ風味のキャビネットもいいです。

+装丁が栃折久美子!

2012年02月21日(火)

帰去来辞

テーマ:日々の風景


・・・夕方日記・・・-1


先月末から今月初めにかけて、地元に帰っておりました。

苺のビニールハウスのそばで、もう菜の花が咲いていました


甥っ子チビ助くん(小5)&姪っ子チビ子ちゃん(年中)と遊んだり、

母トチーや妹とお茶を飲んだりと

のんびり過ごして帰ってまいりました。

・・・夕方日記・・・-2   ・・・夕方日記・・・-3   ・・・夕方日記・・・-4


(右)みんなで百人一首。

   札は私と妹が小さい頃に買ってもらったものです。

   いちばん取るのはチビ子ちゃん(驚。

(中)どこいつフレンドのくーまんも元気にしてました。

(左)チビ助くんはカメラと信号機にはまっていて、撮りためた信号の写真を見せてもらいました。


勝手に心の中で「ダブルだんご」と呼んでいた、横長の赤黄青の下に矢印が三つ並んでいる信号は

「六灯式」と言うのだそうです。

YouTubeに信号の動画が存在することも初めて知りました。奥が深い…


私的一位と二位。


・・・夕方日記・・・-5   ・・・夕方日記・・・-6


気にかかることがあっても、ハンドルを握ると

運転に集中せざるを得ないので一瞬忘れるのですが、

信号で止まるとそれがゆらりと立ちのぼり、

止まれなのか進めなのか、To be, or not to be を

信号みたいにいっそ誰かがどこかから判断してくれれば助かるのにと

ぼんやり考えていた時期があったのを思い出しました。

が、今となっては何が気がかりだったのか全く思い出せません…大したことではなかったに違いない(蹴



・・・夕方日記・・・-7   ・・・夕方日記・・・-8   ・・・夕方日記・・・-9


庭の木には、大きなごいさぎが来ていました(左)。

昨年末からよくいらしているそうです


目の周りが赤いインパクトのある顔立ちで(真ん中がチビ子ちゃん画、ごいごいさん←命名

ブラインドを上げてまともに目が合ったときはびっくりしました(シルエットがほとんどペンギン。


鳥には珍しく夜行性で、昼間を木の上で過ごして

夜になると飛んでいくようです。


そして数日後、なんとごいさぎ奥さん(推定)が登場!(右)

少し小さめで、とまっている姿が平安風味(羽のあいだに頭を入れてうつむいてる。

巣を作るといいねと言いながら戻ってきました。


・・・夕方日記・・・-10


今回最大のミッションは、おひな様を出すことでした。


土台の部分を物置から出してきて組み立て

足場?を床の間に据えたら緋毛氈をかけて

本を見ながら人形を並べます。


・・・夕方日記・・・-11   ・・・夕方日記・・・-13   ・・・夕方日記・・・-14

子どもの頃は、祖母+母+妹+私でにぎやかに出していて

この七段飾りを仕上げるのが、私と妹の役目でした。

その後昇格して、中学あたりから足場の組み立てもしていました。

途中で飽きてふざけ始め、よく叱られておりました…


・・・夕方日記・・・-15   ・・・夕方日記・・・-16

ぼんぼりのコードを入れたら完成。

お道具の中でこの水屋簞笥がとくに気に入っていて、よく遊んでいたので

何度もくっつけ直したにもかかわらず、茶筅が外れてしまっています


・・・・・・・・・・・・・・・


実家でお茶、その①。


・・・夕方日記・・・-17   ・・・夕方日記・・・-18

お土産で洋梨のタルトを持って帰りました。


ポット類はスージークーパーのタイガーリリー、お皿はヴィンテージのアラビアです。

砂糖入れにスノーボールクッキーが入っています


タルトをはじめ、よくレシピを参考にさせて頂いている

伊能勢敦子さんの新刊を羽田で見つけて、とても嬉しかったです。


ごはんとおやつと道具の話 ごはんとおやつと道具の話


昔から空港で、好きな作家さんの新刊を探すのが習慣で

学生の頃は銀色夏生&長野まゆみ→江國香織&須賀敦子さんの本が見つかると

やった、という感じでした

その②。

・・・夕方日記・・・-18    ・・・夕方日記・・・-19


チビ子ちゃんとクッキーを焼きました。


カップはFoleyのもので、かなり早い頃にうちにやってきたアンティークです。

パンジーの青紫と背景のたまご色と黒の縁取りが

当時の私にはとても新鮮で珍しく、おお~となったのを覚えています。


その③。

・・・夕方日記・・・-19


スコーンを作りました。

クロテッドクリームの代わりに、サワークリームでクリームティー。

手に入りやすい&さっぱりめで私は好きなのですが、邪道ですみません; 

 

・・・夕方日記・・・-23   ・・・夕方日記・・・-20   ・・・夕方日記・・・-21

カップはスージークーパーのガーデニアです。

うちにあるの( ・レックスシェイプ)と型(+素材)違いで、

ポットやミルク入れはケストレルシェイプという、まるみのある形です。


タイガーリリーもそうですが、ころんとしたフォルムがあたたかそうで

冬場には特にいいなぁと思います。


ティーナイフの柄はベークライトです。

深い赤がジャムに似合っていて、あかるい雰囲気になるのがいいなと思いました。


・・・夕方日記・・・-22   ・・・夕方日記・・・-24

テーブルは(縁のなみなみが似ているので、パイテーブルというそうです

裏側の留め具を外すとぱたんと倒れる(立つ?)仕組みです。


ふだんは場所を取らないで、呼ばれて倒せば

どこでもお茶のテーブル出現!みたいになるのがおもしろい。

たたんだところを表から見るとすごいイキオイで顔を描きたい衝動に駆られます←ヤメナサイ


その④。


・・・夕方日記・・・-33   ・・・夕方日記・・・-34


シェリーのRose Pansy Forget me notというトリオです。


うちにあるの( )と柄&ふちの色違い、

ばらとパンジーと忘れな草、三種類の花がプリントされています。

なぜかこちらの方がカップがひとまわり大きめです


その⑤。


・・・夕方日記・・・-23


ティーボウルでお茶を飲みました。


ニューホールという窯(1781~1835年)のもので、

ティーカップが出現する前は

取っ手のない、こんなティーボウルでお茶が飲まれていたのだそうです。

 
・・・夕方日記・・・-24  ・・・夕方日記・・・-27  ・・・夕方日記・・・-32 ・・・夕方日記・・・-25


お湯のみのようで何となくほっとします。

手描きの素朴な花籠や、ミルク入れの形も何とも言えずいいなぁと思いました。


チョコレートがのっているのは、ポット置きです。

テーブルに傷をつけないように、熱いポットを置くためのものですが

模様もきちんと描いてあって形もかわいいので、お菓子皿にしてしまいました。


・・・夕方日記・・・-28  ・・・夕方日記・・・-29  ・・・夕方日記・・・-30  ・・・夕方日記・・・-31

紅茶はダマン・フレールのPaul & Virginieです。

地元の百貨店で見つけて、洒落た缶のデザインに惹かれ

茶葉の香りを頼りに選びました。

全く知らない所の茶葉を買ったのは久しぶりでしたが、

苺やベリー類に、バニラとキャラメル風味がふわっと入っていて

とてもおいしかったです。


こんな感じで、のんびり過ごして戻って参りました。

またがんばらねば。


・・・・・・・・・・・・・・・


地元にいるあいだ、めずらしく雪が降りました。


・・・夕方日記・・・-35

祖母の部屋の前のつくばいです。


・・・夕方日記・・・-36
2012年01月20日(金)

ジンジャーティーブレッド

テーマ:お茶とお菓子:手作りお菓子

・・・夕方日記・・・-1


昨日のお茶です。

寒いのでジンジャーティーブレッドを作りました。


一昨年購入した本に載っていたものです。

本屋さんでぱらぱらと見たときに、

このページ(真ん中の写真の右下)にキュピーン(アンテナ反応音。


・・・夕方日記・・・-2   ・・・夕方日記・・・-3   ・・・夕方日記・・・-4

シェリーのデインティシェイプのミルク入れが!

うちにあるのは模様入りですが、お揃いにしようと試みてみました。


ちょうどいいジンジャー感のしょうがに

少しだけ入れるナツメグの香りが気に入っているのと、

何となく温まるお菓子なのとで、寒くなるとよく作っています。

(ブレッドという名前ですが、普通のバターケーキふうの作り方です)


本は、ばらとハートとクグロフの三種類の型に

ちょうどの分量になるレシピがついています。


形が変わると、同じ生地でも

違うお菓子のようになるのも助かっています。


シリコン型付き! かわいいお菓子ブック シリコン型付き! かわいいお菓子ブック



起きたら雪空で、舞い落ちる白片を見上げております。

温かくしてお過ごしくださいませね。

Amebaおすすめキーワード

    1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>