2012/05/21 業務用燃料電池、システムで提携 三浦工業と住友精密

(フジサンケイ ビジネスアイ)

 三浦工業と住友精密工業は、業務用の固体酸化物形燃料電池(SOFC)システムを共同開発する。三浦工業のボイラー事業で培った燃料ガス・排熱の高度利用技術や装置・コンポーネントの製造技術、住友精密のSOFC技術や熱システム技術など両社の強みを融合したシステムの開発を進める。

 2012年度中に5キロワット級のSOFCシステムを開発する。発電効率は48%、総合効率90%という国内最高クラスの効率を目指す。

 また、13年度からは容量の多様化などラインアップの拡充を図るとともに、東京ガスと大阪ガス、東邦ガスと連携を進めながら実証事業に乗り出す。

 燃料電池では、家庭用では開発が進められ市場導入が進んでいる。ただ、業務用では熱の使用量が多い業態を中心に、中容量、高効率タイプの燃料電池の開発が急がれている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120520-00000008-fsi-bus_all