http://www.businesswire.com/portal/site/home/permalink/?ndmViewId=news_view&newsId=20091008005409&newsLang=ja

インテリジェント・エナジー、エアバス向け多機能燃料電池システムをハンブルグで披露 

ハンブルグでエアロテック燃料電池テストセンターを開設したクリーン電力システム企業のインテリジェント・エナジーは、エアバスに、将来の商用航空機で機内電力などを供給する多機能燃料電池によるAPU(補助電力ユニット)を供給したと発表。

燃料電池は非常に効率の高い装置であり、航空機内のさまざまな用途に電力を供給できるため、メイン・エンジンの負荷を軽減できる。燃料電池により、空での、また地上の空港での二酸化炭素発生を抑制できるため、二酸化炭素排出削減に大きく貢献する。 

インテリジェント・エナジーCEOウィナード氏は、「航空機への水素燃料電池技術採用は多面的な効果があり、『より電化された航空機』への動きの一環でもあります。燃料電池は二酸化炭素排出と燃料消費を減らすだけではなく、低炭素経済への移行に合わせ、航空機は燃料の供給元を多様化することができ、燃料価格の変動に影響されにくくなる。」と述べている。

このクリーンなAPUはインテリジェント・エナジーの共通コア燃料電池システムをベースに設計されており、この基盤技術は、既に、ロンドンのハイブリッド・タクシーや、スコティシュ・アンド・サザン・エナジー社との分散型電力事業などの推進プログラムに使用されている。

エアバスは既に、水素燃料電池によって航空機用電力をどう供給するかに関する調査を行っており、また以前には、水素と酸素による燃料電池システムを同社のA320テスト機に搭載してテストを行っている。燃料電池システムは、航空機でのバックアップ用油圧・電力システムや補助翼操作に使われる。 

20082月、インテリジェント・エナジーは同様の電力システムをボーイングに供給し、同社の燃料電池が世界で初めて、人間が搭乗する航空機の電力源として使用された。この実績は航空機分野における同社の信頼性を証明するもの。 

インテリジェント・エナジーについて 

www.intelligent-energy.com