一番揉める別れ際に、一番間違っちゃいけないのが、情けのかけどころだと思う。
今回は、別れを切り出す側で考えてるけど。
「こんなこと言ったらかわいそう」とか「別れたけど、好き」とか「やっぱり私が支えないと」って言うのは結局
好きな人に対して、汚れる被害を抑えていいやつでいたいという、己の甘えと驕りに感じる。
どんな別れだって、痛くないわけない。
今まで1つだったものを、自分の意思で2つに分ける作業だもの
痛みが伴わないことは少ないと思う
でもね、別れを決めたら、切り出したのなら
その斬り始めた力は、最後まで変えることなく弱めることなく、ぶった切るべきだと思う。
最後までね。
どこかで「痛そう!」「かわいそう!」って思って、力を加減したら、その分だけ相手は期待する。
あの時、切れるはずなのに、力を緩めてくれた!まだ思ってくれてるんだ!
って、思うよ。
第一、痛そうって思っても、本当は、自分だって痛いはず。
それを分かっていれば、甘えはどっちにも中途半端な傷しか残さない!と思って最後まで力入れると思うんだ。
相手に対して「かわいそう」「傷つくかも」って、何それ。
その段階で、変なところで自分が優位な気がする。
そういう場合のかわいそうって言うのは、優越感から着てる同情にしか思えない。
最後の最後に情けをかけるのは思いやりじゃなくて自己満足だよ。
こんなひどいこといったら、傷つく、なんて思うなら別れなければいいじゃん。
どんな場面でも、優しい別れなんてないよ。
見てる人や他人から理解なんて求めるものじゃないと思う。
当人しか判らない部分だってあるし、恋人からも誤解されたままになるかもしれない
でも力を抜くな。
だって、別れを決めたってことは、もう無理だと思ったわけでしょう、一緒にいることが。
今までそうやって来られたけど、もうできないと思ったんでしょう?
じゃあ、最後まで履き違えることなく、我慢して別れなくちゃね。
いたそうだとか、相手のためによくないからとか、そんなカン違いした言い訳する暇があったら、まず最後まで別れよう。
だって、別れを決めたって事は、相手じゃなくて自分が一緒にいることに何かしら感じているわけでしょう
「相手のために身を引く」っていう、聞こえのいい行動を、履き違えたくない。
引くと決めて、別れるのなら、感情も全部引くべきだ。
最愛の人を真正面から切る覚悟を持つ。
返り血も浴びる。
そこまで受ける覚悟こそが情けだと思うから。
切る時に躊躇するなよ?
偽善に逃げるなよ?
切ると決めたら、真っ向から刃を貫き通すまで手を放すな。力も逃がすな。
最後まで切って、別れるべきだと思う。
だって、別れる時点で特別じゃなくなるんだからさ。