金曜日の朝、本日も東京青年医会早朝勉強会からスタートです。
冒頭、竹川勝治代表から、今年度の早朝勉強会も、今回も入れて残すところあと2回となりましたとお話がありました。最終回は竹川代表ご自身のご発表になりますので、外部からの講師を招いての勉強会は、今年度は今回が最後です。私からも竹川代表の残り僅かの代表期間ついて触れさせていただきました。8年間にも及ぶ代表期間中、多くのことを提言・実行され、国の医療へ計り知れないほどの影響を残してくれたと、感謝の念に堪えませんまた、私が大会長を務めます第3回地域包括ケア病棟研究大会の演題募集について非常に多くの演題を寄せていただいていることへの感謝と、締め切り直前、さらなるご参加をお待ちします!とお伝えさせていただきました。
本日の講師は、NHK制作局ドラマ番組部チーフ・プロデューサー屋敷陽太郎先生です。大河ドラマ『真田丸』をはじめとした数々のドラマ番組制作に携わられている先生から、「大河ドラマの裏舞台」というテーマでお話いただきました。実際にあったエピソードや笑い話、歴史に関するクイズなどを交えたお話につい引き込まれてしまいましたが、参加者の先生方のクイズの正解率たるやこれまでの屋敷先生のご講演経験のなかで圧倒的ということで、これには屋敷先生も驚かれていました。


その後、早朝勉強会等でも大変お世話になっております、西村康稔先生の勉強会に出席いたしました。この会は、様々な業界の方々が集まっているので、普段は主に医療・介護に携わっている私としては、日本や世界の情勢を勉強させていただくうえで非常に有難い機会でございます。本日は食品産業、旅行業界、フィンテック等についてのお話がありました。
旅行業界においては、現在は様々なチケットも世界的にボーダレスになっている。日本は2ランクくらい値段が高いが、質が高いので需要がある、とのことです。
私からは、地域医療構想及び地域包括ケアについて、また、介護も外国人技能実習の対象になったことについて、そしてフレイル予防について、さらには都立広尾病院の現況についてお話しさせていただきました。


その後、株式会社CHCの会議に出席しました。
教育・研修の強化や、病院への人材供給など、新たな施策について活発な議論がありました。


その後、平成28年度第3回 東京都医療審議会 医療法人部会東京都病院協会の立場で出席いたしました。
当部会は医療法人の①認可権者②設立③解散④合併⑤分割⑥社会医療法人 等に関わる審査を行うものです。

 

 

 

その後、平成28年度第3回 日本医師会 地域医療対策委員会全日本病院協会の立場で出席いたしました。
本日は主に「地域医療構想に基づく将来の医療提供体制に向けて」についての意見交換をいたしました。
医療計画の見直しでは、まさに来年の第7次医療計画には、地域医療構想が入ってきます。岐阜県の医師会の実施アンケート調査は、大変詳しく見やすいものになっています。渡辺象理事からは、多職種連携委員会で発行した多職種連携本の第1弾『住み慣れた街でいつまでも―チームで支えるあなたの暮らし―』に続いて、第2弾になる『住み慣れた街でいつまでも―フレイル予防で健康長寿―』の説明がありました。また、東京都医師会の地域医療推進委員会超高齢社会における地区医師会の役割について説明がありました。

 

 

 

 

私の方からは、

平成28年度の第一回東京都地域医療構想調整部会とその後の地域医療構想調整会議の座長副座長意見交換会の状況をお話させていただきました。
部会長は東京都医師会副会長である猪口正孝先生で、副部会長は救急医療の大家である島崎先生です。東京都は25名の委員の半分程が病院関係者であり、議論が活発に行われています。
・高度急性期・急性期は、回復期への流れをスムーズに作る必要があり、重症度の高い方をしっかり受入れするために包括診療料をきちっと評価すべきである。
・回復期の定義と東京都の回復期を育てていくことが重要である。
・同じ調整区域の中でも地域差がある。

・在宅医療をしっかり考えていかなければならない。
・前提条件として東京都の病院経営が非常に厳しい。
・患者様の流れに季節変動がある。
・東京都全域で調整する仕組みも必要である。
・精神科医療に関してもしっかりと組む必要がある。
・調整区域間や他県との流出入でバランスを取っている点を考慮する。
・東京の場合、高齢者人口の自然増加分に医療区分1の70%が在宅へ戻り5万人以上の方を在宅支援することになれば、2040年に向けて訪問看護師3000人・在宅医900人を整備する必要がある。
・調整会議の委員が地区医師会で説明するだけでなく、各医師会や病院団体が中心になって市区町村単位や調整区域単位で全ての病院を集めて意見交換をする場が必要である。北多摩北部医療圏では、全ての病院が集まり会合が行われたり、八王子市医師会が中心となって、約60%の病院が集まり会合が行われるなど、各地域で開催されています。

というお話をいたしました。

 


その後、平成28年度 東京都看護人材確保対策会議東京都医師会の立場で出席いたしました。
本会議は都における看護人材(保健師、助産師、看護師及び准看護師)の計画的かつ安定的な確保を図るため、その対策に係る検討を行うことを目的に設置されています。
本日は、地域医療構想が進む中、看護人材確保の様々な対策に加え、養成・定着・再就業について、各調査結果に基づき都の現状・課題、看護現場の実態について、学識経験者、関係団体、医療機関の委員の方々から様々な意見が交わされました。
養成の状況では、大学の急増により、母性や産科の実習受け入れ施設の選定に学校側が苦慮しており、卒後は急性期を先ず経験し在宅系に就業すべきという病院主体の固定観念から、訪問看護師の人材確保や育成が進まない現状があります。
定着では、新人看護師の心身不調による離職、急性期病院と慢性期病院の採用者数の違い、病院と異なり個人で行う訪問看護での技能への不安、中堅層のやりがい、待遇面等、施設毎に課題や問題があり、対策への取り組みについての実践報告がありました。
再就業については調査結果から、子育て世代が家庭の事情に合わせた無理のない職場で働き続けられる非常勤勤務の希望が多く、ライフ・ワーク・バランス重視となっており、30代以上の就業者が増加しているものの、看護現場では20代の若い世代に夜勤業務の負荷がかかっている現状もあり、看護人材確保への課題は尽きません。
次回は、平成30年度の保健医療計画における需給対策事業を踏まえ、骨子案となる具体的施策が検討される予定です。
私のほうからは、
現在の国の2大政策として地域医療構想と地域包括ケアがあり、中でも地域医療構想においては、高度急性期・急性期・回復期・慢性期の4つ機能に分けます。看護師のキャリアアップを考えると、全ての機能を経験するということも大切だと思います。グループ病院内で経験できなければ、地域全体でキャリアアップも含めてローテーションする仕組みがあればよいと思います。
新入職員の研修として、1~2週間かけて、法人のビジョン・機能そして実務研修を行う必要があります。入職当日から実務に就くとすぐ退職に結びつきます。
また、スキルアップ研修としては、全日本病院協会が主催している看護部門長研修があります。特色としては、財務経理・人事労務・広報企画など病院経営について座学とグループワークで学ぶことができます。また、全国から病院の役職者が集まりますので、様々な情報交換ができ、一生の仲間になり、全国的なネットワークができます。
次回には、東京都医師会館で、現在勤務中の訪問看護師または訪問看護師に就きたい方向けに、在宅の訪問看護を学ぶことができるトレーニングセンターについてご説明いたします。
というお話をいたしました。

 

 

その後、日本医師会 地域医療対策委員会 懇親会に顔を出させていただきました。

 

 

 

その後、東京都老人保健施設協会 定例理事会東京都医師会の立場で出席いたしました。
この協会は会長である平川博之先生を中心にして大変まとまっている会です。
主な議題は、
1.平成29年度事業計画案について
2.平成29年度予算案について
3.第11回東京都介護老人保健施設大会について
第12回13回についても話し合いが行われました。
4.厚生労働大臣表彰・全老健表彰碑表彰者の推薦について
5.外国人の介護職の今後について
①EPA、②外国人技能実習制度、③留学生の3ルートがありますが、③の留学生については、日本語など勉強した後、日本の介護・福祉の学校に移り資格を取得していくルートは、今後伸びていきそうです


その後、セントラル病院の分院・本院・松濤をまわり、八王子に戻って南多摩病院、永生病院をまわりました。