7月29日(金)

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本日は東京青年医会の早朝勉強会からスタートです。

冒頭、竹川勝治代表より、先日の研修会(合宿)の報告と、都知事選の争点に関するお話がありました。

私からは、先日、厚生労働省の方にお話しいたしました「療養病床の今後の在り方」についてお話しをさせていただきました。

本日は、ピュア・サポートグループ代表医療法人社団大浦会理事長でもおられる大浦敬子先生をお呼びして、「大変だ!おとなの学校が被災した!~被災して解る強みとは~」というテーマでお話しいただきました。先日の熊本地震での影響とその対応方法など、実体験に基づいたお話しで、被災地の状況がリアルにイメージできるそんな内容でした。東京をはじめとした関東でも、今後は大きな地震の可能性が否定できないという事で、色々と勉強になりました。

最後に私からは、
私も熊本地震被災当時に、大浦先生の施設に支援物資をお届けさせていただきました。災害のことを考えると電気のインフラが非常に重要です。いま、売電というかたちで、電気を売ることができる仕組みが構築されているが、電気はインフラとして非常に重要なものであり、国がしっかり構築する必要があると考えられる。
そのようななかで、もし売電というかたちが広がってくるとすると、体力のない組織や地域が大きな打撃を受けるのではないか
とお話しさせていただきました。

 

その後、セントラル病院分院をまわり、CHC経営会議に出席いたしました。

その後、東京都医師会に立ち寄りました。

 

その後、日本医業経営コンサルタント協会定例理事会に全日病の立場で出席いたしました。
今回から、新しい役員会のメンバーでスタートです。会長は常山正雄先生、副会長は梶原優先生・永山正人先生・桜井俊男副会長が務められます。
多くの議題で満載です。
直近では、日本医業経営コンサルタント学会長野大会『近未来への架け橋~健康長寿世界一への挑戦~』が平成28年9月29日(木)・30日(金)に開催されます。参加募集中ですので、奮ってご参加ください。

また、来年の広島大会は2017年11月16日(木)・17日(金)に開催され、テーマは『連携~みんな笑顔で暮らせる未来に向けて~』となっております。

 

私の方からは、病院協会の最近の活動として、
・診療報酬に関しては、重症度、医療看護必要度が新しいA・B項目にC項目が加わりました。Ⅽ項目が加わることで、救急搬送が活発になり、いい意味で救急患者様の取り合いになっております。しかし、重症度、医療看護必要度を上げることは、小規模病院にとっては厳しい部分が出てきている診療報酬となっています。その中で、地域包括ケア病棟へ移行するという流れも出てきています。
・療養病床問題では、2018年3月31日に25:1の医療療養病床2と介護療養型医療施設が廃止という方向になっていますが、現場の病院では、是非存続してほしいという声が非常に強いです。
・医療区分1の70%が在宅等へということが本当に可能なのか、その際には在宅医と訪問看護はどれくらい人員が必要になるのかを示す必要があります。
・退院支援に関しては、佐賀県の織田先生の病院を紹介させていただきました。
・CT・MRIの計画的な配置にする国の医療計画については、現場では病院にCT・MRIがあるところが多く、患者様も望まれている。
・専門医の問題に関しては、機構の新役員が決まり、一年間かけて様々な問題(研修プログラム・地域会議・地域偏在等)をきっちり議論していく方向になる。
・その他に、オプジーボを含める高額医薬品の問題、特定看護師、事故調の問題、消費税の問題などについて、
・最近の医師会の動きとしては、かかりつけ医制度を整備していくことや、多職種連携・多職種協働が進んできている。また、フレイル予防や摂食嚥下に力を入れてきている。

というお話をさせていただきました。

歯科医師会の高山理事からは、女性歯科医師が増えてきていて、その役割が重要なものになってきている。というお話がありました。約3時間半にわたるロングランでした。

 

その後、マイウェイ、セントラル病院松濤・本院を、八王子に戻り南多摩病院・永生病院をまわりました。

7月28日(木)

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関東の梅雨がようやく明けた本日は、

永生病院・南多摩病院・オネスティ南町田・セントラル病院本院・松濤をまわり、

東京都医師会第11回地域福祉委員会に出席いたしました。

本日も豊富な内容でした。

まず東京都認知症疾患医療センターの指定について。これは二次医療圏単位で行っているものですが、まだ全ての医療圏には達していない状況で、あと一歩です。

次に平成28年度第1回地区医師会・区市町村在宅療養担当者連絡会について、平成28年度関東甲信越医師会連合会地域包括ケア部会について、平成28年度東京都医師会主治医研修事業講師養成講習会について。
私も、介護保険におけるかかりつけ医の役割についてお話をさせていただきました。

また、障害者自立支援法について、今後国としては介護保険と障害者自立支援の一本化を考えているようですが、介護保険は社会保険を中心としたものである一方で、障害者関連に関しては今まで様々なものを積み上げてきた経緯があり、容易に一本化はできないようです。それでも、介護保険の要介護認定に当たる部分に関しては、障害者自立支援の仕組みにおいてもさらに標準化するべきではないか、という問題もあります。
次に、在宅医療介護連携介護連携推進事業の取り組み状況集計結果について。

これに関しては、厚生労働省の方で特にア~クに関して、市区町村で確実に整備をするための指針になるものですが、これと私が発言させていただいて東京都医師会の事業計画にもなった「地域包括ケアのクリティカルインディケーター」に相関部分があるので、しっかりと内容を吟味しながら良いものを作っていきたいと思います。
また、平成28年度東京都在宅療養研修事業 東京都委託の、東京都医師会在宅療養地域リーダー研修について。これは昨日も打ち合わせをしましたが、この中で面白い議論がありました。現在診療報酬上でも退院支援に加算がついておりますが、「こんなことしなくても大丈夫だよ」「忙しい時間帯に集まるのは大変だよ」「急性期病院の医者の認識が足りない」「診療所の先生からしっかりと急性期病院の医師が電話連絡してくれれば大丈夫だよ」等、様々な意見があるものの、これらについては、いかに退院支援を行っていくか、という議論が行われれると良い、という力強いお話もありました。

 

 

委員会の後、猪口正孝副会長と、「シルバー新報」さんの東京都の地域医療構想についての取材を受けました。
東京都の地域医療構想は、昨年の4月から今年の5月まで、11回に亘って猪口正孝先生が座長を務められた策定部会で議論がなされ、東京都保健医療計画推進協議会、都民の方々の意見募集を経てようやくまとまったところです。「大都市東京の、これからの医療の在り方を検討する大事な会議なのだから、病院を経営している医師にも多く入ってもらい、十分議論を尽くしてもらいたい」という尾﨑東京都医師会長のご意向で多くの病院経営者が策定部会の委員に推薦され、私もその1人として議論に参画してきました。これまでの会議の資料や現段階での地域医療構想の最終案については東京都のホームページで公開されていますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/iryo_hoken/kanren/kyogikai/kousouann.files/gaiyou.pdf

猪口正孝先生からは主に東京都の地域医療構想の特色や今後の東京の医療のあるべき姿、私からは慢性期・在宅医療についての話をさせていただきました。
東京都においては、国が入院治療の必要性を認めている「175点以上」または「医療区分2・3」の患者様の入院については、想定されている病床利用率よりもさらに高い利用率で運用したり、休棟等をうまく活用することにより、地域医療構想で言われているほどには箱物(病棟)をあまり増やさなくても対応は可能ではないかと思います。
しかし、平均して今よりも重篤な患者様が今よりも多く入院されるわけですから、現在と同じ対応をしようとすると、より人手は多くかかります。また、入院から在宅へ移行された患者様に対する訪問診療や訪問看護・介護、訪問リハビリ等にも多くの人手が必要となります。
地域医療構想というのは病床に視線が集まりますが、実は人材確保の問題だと言うことができます。東京都の医療構想の中に「グランドデザイン」を設け、Ⅳとして「安心して暮らせる東京を築く人材の確保・育成」を置いたのも、その意識の表明です。
また、住まいや生活に要する費用の増加を患者様がどのような財源で対応されるのかを考えたとき、単に医療の話ではなく、年金や生活保護等までを視野に入れた社会保障制度全体の問題であることに気付きます。
このように「地域医療構想」はまとまったので、その実現に向けた具体的な施策を打ち出すのと同時に、これと整合性のとれた様々な介護事業の目標値等を設定する「地域介護構想」も策定し、この二つの構想を両輪として地域社会を構築していくべきだと思います。
せっかくの取材ですので、詳細は「シルバー新報」でご覧いただきたいと思いますが、猪口正孝先生の「東京(の医療)では、今あるモノの活用と、新たな何らかの創造が必要である」という言葉がすべてを物語っていると思います。
最後に、とても希少な猪口先生とのツーショットを撮っていただきました。


 

取材後、寛永寺にお参りに行った後、

セントラル病院の分院をまわり、最後に再びセントラルの松濤をまわりました。

 

 

7月27日(水)

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今朝は、十字会ケアステーションの運営会議からスタートです。
訪問介護・福祉用具・介護タクシー事業の現状と今後の見込み、管理面についての報告を受けました。
私からは、スタッフ確保の手法について提案させていただきました。
国の方針で、要介護度の軽い方のサービスが介護保険から外れる流れもあり、この環境変化にも対応して行かねばなりません。ご利用者様の自己負担金額に矛盾が生じるなどの混乱も考えられます。
今後も、サービスや体制に磨きをかけて、ご利用者様、ケアマネジャーの方々に信頼していただくことが肝要です。
その上で「十字会ケアステーション」ならではの特徴も備えて行ければと考えております。

 

南多摩病院、永生病院をまわり、外来診療を行った後、八王子市社会福祉審議会地域福祉専門分科会に八王子市医師会理事として出席いたしました。当分科会の会長をおつとめになり、日頃より大変お世話になっていた法政大学現代福祉学部教授の大山博先生が今年3月にお亡くなりになったことを偲び、黙祷を捧げました。
事務局から地域福祉推進拠点におけるコミュニティカフェ等のご報告があり、第3期八王子市地域福祉計画について議論しました。具体的には、高齢者の見守り相談窓口や発達障害児の支援、生活困窮者の自立支援といった事業の拡充を話し合いました。
地域包括ケアでは高齢者支援はもちろんですが、障害や精神疾患をお持ちの方や生活保護家庭の児童等も地域で支えていくことが大事です。最近では、障害児の福祉や小児の慢性期医療に対するニーズが増えており、医療と介護の連携が求められています。制度のすき間に落ちてしまう方をいかに救うか、マンパワーが足りない中でどのように元気な高齢者に働いていただくかますます大事になってきます。委員の方から「かかりつけ医」の定義がよく分からないというご意見もいただき、医師会として住民の方々への説明をしていかなければと感じました。八王子市には地域福祉や介護に関する素晴らしい取り組みがたくさんありますが、現場の事業者の人が集まってワイワイガヤガヤ話す場がもっと増えると良いと思います。

 

その後、東京都医師会 在宅療養地域リーダー研修の打ち合わせに行ってまいりました。
この研修は、医療と介護の連携および在宅移行支援についての理解を深めることを目的としています。地区医師会から多職種協働のチームが多く出て、座学とグループワークを行う非常に画期的でアクティブな研修です。今年は多職種から見た在宅医療の推進に向けた課題と言う内容で、かかりつけ医、病院医師、歯科医師、薬剤師、訪問看護師、ケアマネージャーの方から発言していただきます。その方法は、ワールドカフェ方式のグループワークで、在宅療養をバックアップする病院の役割、というテーマで行います。非常に楽しみです。

 
 

その後、東京都病院協会の慢性期医療委員会に出席いたしました。
冒頭、次回の東京都病院協会で学会長を務められる桑名斉先生から、学会についてご説明いただきました。
日にち:平成29年2月26日(日)
学会のテーマ:「東京医療の近未来~地域包括ケアにおける病院の役割~」

慢性期委員会 進藤晃委員長から、この学会で東京都と他の地区との違いを全国に発信したい。慢性期医療委員会としてシンポジウムかセミナーを持ちたい。①医療療養病床②介護療養病床③地域包括ケア病棟などについて検討する内容にしたい、というお話がありました。
我らの桑名先輩が学会長ともなれば、自ずと気合が入ります。


次に、病院実地指導・適時調査等について、陵北病院医事課 佐藤乃美係長から実際に行われる内容や注意点などの詳しいご説明をいただきました。その中のポイントをいくつかご紹介します。
○今までは適時調査の日程は事前に連絡が来ていましたが、今年の4月からは、前日の朝にFAXで来るだけになりました。日頃から資料や帳票の整備などを心掛けねばなりません。
○医療安全のための院内ラウンド時には、記録をすることになっていますが、写真に残しておくことが必要です。
○リハビリ記録に関して、キッチリ20の倍数で記録しているのは不自然です。次の単位に移る時には、1~2分以上かかるのが普通だからです。
 

その後、私から療養病床の在り方についてお話ししました。まず先日、東京都慢性期医療協会との協業で行った、「25対1医療療養病床・介護療養病床に関するアンケート調査」の集計結果を報告しました。これは、平成30年3月末をもって、25対1医療療養病床・介護療養病床が廃止されることになっていることに対し、東京都や国の議論に意向を反映させるべく緊急で実施したものです。今回のアンケート調査で、医療区分1・ADL3といった医療依存度が高く介護も必要な患者、重度の認知症、緩和ケアや看取り、等の受け皿として、25対1医療療養病床及び介護療養病床はなくてはならない病床である、ということが浮き彫りになりました。当委員会および都慢協としては従来通り、その廃止期限の延長もしくは存続を主張していきたい、という意見が大多数でした。
また、次に考えている「患者様・ご家族様へのアンケート」についても議論いたしました。各委員の病院に協力を仰ぎ、療養病床に入院されている患者様・ご家族様のご意見も頂戴したいと考えております。

最後にセントラル病院の松濤・分院・本院をまわりました。

7月26日(火)

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今朝は法人全体の経営会議からスタートです。まず、各施設からの報告を受けました。
各施設とも、日々ご苦労いただいておりますが、環境の変化に応じて、工夫や挑戦を弛まず続けていただければ幸いです。マイウェイ四谷では、「カイゴジョブフェスタ」に出展した結果、新しい介護職の方に入職いただけることになりました。訪問看護ステーションも大競争時代に突入すると思いますので頑張っていただきたいと思っております。
私からは、
病院はソフト面、中で働く人々の仕事の質が重要と常々思っておりますが、ハード面と言いますか、建物のつくりそのものが、ぱっと見も優れている、そのようなものがどんどん増えてきていますので、我々もそのあたりも重要視してリニューアルをしていきましょう、というお話もさせていただきました。

 


その後、患者様のご葬儀に行ったあと、第三回の介護療養型医療施設のあり方の勉強会に出席いたしました。

私からは
地域医療構想の最新の報告においても宮城県では医療療養病床の医療区分1のうち、せいぜい50パーセントほどしか在宅等に戻せない、という発表がありました。私も3月30日の介護給付費分科会においては、医療区分1のせいぜい2~4割しか在宅に戻れない、というデータを基礎に療養病床の数を未来に対して割り戻したところ、逆に2025年には54000床必要になってくる、というお話と共に、もし医療区分1の70パーセントが本当に在宅に帰った場合、2025年には全国で在宅医は5100人、東京都で340人が必要になってくる。訪問看護においても、全国で約23700人、東京で1270名が必要になってくる。さらにここに、高齢社会が加わってきた場合、非常に多くの在宅医と訪問看護師が必要になってくる。これを今から整備していかないといけない。
というお話をさせていただきました。

また、前回の勉強会においても、病院協会や医師会でもそうですが、新類型の人員配置、そして報酬体系などがしっかり決まらないと転換は難しい、ということがあったので、私なりに考えてみました。


 

内包型1-1は現在の介護療養型医療施設とほぼ同じ人員配置と報酬です。内包型1-2は100名あたり医師1人と、特定看護師さん、並みのナース1名、人員配置もレベルダウンして、看護師40:1、介護職30:1です。報酬体系は介護療養型のその他と、老健在宅強化型の中間に位置します。また案2の外付けに関しては居住費が月額5~20万円。外付け医療、訪問看護に関しても平均値を取ってみました。そのところ、現状の25:1、そして介護療養型医療施設が新類型等に変わった場合、即ち25:1が20:1と案2、介護療養型医療施設が案1-1と1-2、とした場合、現状が7359億円、新類型移行後が7343億円とほぼ拮抗しています。さらにもし、介護療養型医療施設や25:1の病院が全て20:1にレベルアップした場合、医療費は逆に2600億円も増えてしまう、というお話をさせていただきました。


 

その中で、日本の今後の財政を考えながら、質の良い慢性期医療を考えていく必要がある、という事をつくづく感じています。
来られた方々からは、介護療養型医療施設においても、転倒予防、あるいは認知症でのBPSD等に対応し、良質なケアを行っていくためには、やはりマンパワーが必要である。また、認知症においてはしっかりした医学的、そして介護法を以てしなければいけない、その意味では施設では難しいのではないか、という意見も出ました。現在、介護療養型医療施設においては、医療や介護、認知症にも対応でき、値段も40万円そこそこという事で、安くて良い結果が出るので素晴らしいと思う、という意見や、ケアハウスにおいても24時間誰かがついているべきである、老人保健施設においても、24時間、医師がついているとさらに良いものになってくる、というお話がありました。


その後、南多摩病院、永生病院、イマジンをまわった後、日本医師会の役員披露パーティーに出席いたしました。会長続投となった横倉先生を始め、役員の方々、本当におめでとうございます。
今回のパーティーには、安倍晋三内閣総理大臣を始め、代議士の先生方や都道府県の医師会長さんも多く来られました。

これから日本の経済に対応し、今後押し寄せる高齢社会、そして労働人口の減少の中で極めて大変なかじ取りになると思いますが、みんなで力を合わせて進んでいければと思いました。


その後、八王子市医師会の理事会に参加いたしました。本日も議題満載です。

八王子祭りについて、八王子健康作り推進協議会に関して、八王子市胃がん検診に関して、多摩医学会特殊演題に関して、さらには災害医療の中の緊急救護所の運営に関して、と様々ですが、八王子市医師会の特徴は、地域に溶け込んだ様々なイベントや勉強会、研修会がふんだんにあることだと思います。その背景には一つには八王子には介護保険に関わる様々な事業所の会議体である八王子市介護事業者連絡協議会、これは平川博之先生が会長をされています。そしてまたもう一つがこれも八王子の行政や様々な医療介護の団体、また街の老人クラブなどが高齢者、救急を考える八高連、そのような背景があり、これも皆、他職種協働です。そしてそれこそが地域包括ケアづくりに役立ていると思います。

 

その後、東京都医師会に立ち寄り、セントラル病院分院、本院、松濤をまわった後、再度南多摩病院をまわりました。

7月25日(月)

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本日は、南多摩病院、永生病院をまわり、
その後、福岡県私設病院協会の研修に講師として参加してまいりました。

 

 

 

冒頭、日ごろから大変おせわになっております江頭啓介会長より地域医療構想や地域包括ケアなどのお話しと共に主催者挨拶がございました。続いて、司会進行は西日本若手経営者の会代表の鬼塚一郎理事で、私のご紹介もしていただき、発表にのぞみました。

私からは「民間病院を取り巻く環境と地域包括ケアに向けた取り組み」をテーマにお話しさせていただきました。

 

 

 

医療と介護を保険制度と提供体制という視点から分類し、地域包括ケアとの関係性について構造化すると、とても分かりやすいです。また、それをベースに今後の医療や介護を取り巻く法制度について考えてみると、平成30年に向けて目まぐるしく変わる状況が待っています。診療報酬や介護報酬の同時改定や医療計画や介護福祉事業計画など、惑星直列のごとく、環境が変化してきます、とお話しさせていただきました。
地域医療構想については、東京都における医療圏の考え方と各機能別の病床数について、また、それらの東京都のデータと比較する形で、福岡県の状況と地域医療構想策定における課題などについて、お話しさせていただきました。
次に、病床の問題に関連して、療養病床についても触れさせていただきました。
2017年度末に介護療養病床と25:1医療療養病床の廃止が言われていますが、それが本当に妥当なのか、データに基づく話をしていかないといけません。療養病床の医療区分1の患者の70%が在宅へ移行するという仮定は、介護給付費分科会のデータをもとに試算すると、最大で4割程度にとどまるというデータがあります。これは、病床数に換算すると5.4万床も不足する結果になり、非常に驚くべき結果ではないかと思います。加えて、70%が在宅へ移行すると仮定した場合の在宅医と訪問看護師の必要数についても、無視できないほどの人材が必要となることが、シミュレーション結果からわかりました。実際の療養病床の事例として、渋谷区にあるセントラル病院では、看護配置が低い介護療養病床で医療区分Ⅱ+Ⅲが84%という結果も確認され、医療法上で20:1と謳っているところについては、もう一度ゼロベースで看護配置というものを見つめなおす時期なのかもしれません。そして、療養病床からの転換先として言われている新類型については、療養病床として残した場合と新類型に転換した場合との比較では、医療費の試算を行ってみるとあまり大きな変わりはないような結果になりました。今後も色々と検討していきたいと思っていますが、やはりデータと実際の現場の声を基に、色々と分析してみることで、本来あるべき姿がみえてくるのではないかと思っています。とお話しさせていただきました。
続けて、医師の需給状況や介護職のマンパワー問題について、地域医療構想に絡めてお話しさせていただき、地域包括ケアに関する話では、永生会にて実施している病院救急車事業と八高連について説明いたしました。また、地域包括ケアを分析してみるということで、東京都の渋谷区初台をモデルに行った分析結果についても、お話しさせていただきました。これは、東京都青年医会で行ったもので、地域によって医療・介護に関する需給バランスの違いや、高齢者のニーズの多様性、住居の在り方などを議論しました。このような地域を分析する取り組みは、今後ますます必要になってくるのではと感じております。
そして最後に、今年度行われた診療報酬改定について、お話しさせていただきました。今回の改定は、地域医療構想と地域包括ケアを実現するための改定とも言ってもいいような内容で、そのあたりを踏まえて、民間病院として今後はどのようなところに着目するとよいかという視点でお話しさせていただきました。

 

 

 

そして、まとめとして外部要因と内部要因を分析して、自院のことは自院で守っていく姿勢が重要なこと、地域をしっかりと見つめて、地元の医療機関や介護施設、その他さまざまなところと連携していくこと、そしてその連携は腹がみえる関係を越え、ハラワタが見えるぐらいのつもりで、協働していくことが必要とお話しさせていただきました。

 

 

研修会の後、陣内先生、津留先生、鬼塚先生、中尾先生、木村先生、武田先生に、懇談会を開いていただき、昔話や音楽の話から現在の医療体制まで、幅広い話題について懇親を深めました。また、私の大好きな寅さんの話題にもなり、そのルーツについて熱く語ってまいりました。

 

 

 

 

一路、東京へ戻り、本日はセントラル病院分院・本院・松濤をまわり、最後に南多摩病院をまわりました。

7月24日(日)

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本日、いよいよ胃がん撲滅キャンペーンコンサート「胃がんをぶっ飛ばせ」の本番です。

午前中、オリンパスホールにて、リハーサルを行ってまいりました。我が永生会の「訪問ステーションバンド」は、グループサウンズの曲を中心に5曲ほど披露させていただきますが、ボーカルの元八王子医師市会長の孫田誠三先生がリハには参加できなかったため、代わりに、私が「マイウエイ」を歌っちゃいました(笑)。

 

 

その後、セントラル病院松濤、分院、本院を回って八王子に戻りました。

午後は、株式会社会社船井総研主催病院見学ツアー「先進的な2つの病院・クリニックを半日で視察できるバスツアー」による、病院、クリニック経営者や事務部長54名のお客様をお迎えしました。午前中は東京近郊の多摩ニュータウンをはじめ、杉並、自由が丘、目黒などで「総合型クリニック」を展開されている医療法人めぐみ会、午後は永生会の見学ということで、これまでの様々な取り組みから「患者ニーズ」「従業員満足」「時流の先取り」の医院経営の3原則を実現するモデル法人の一つとして選んでいただき大変嬉しく思います。
冒頭、少しだけお時間をいただき、永生会のコンセプトである医療や介護を通じての「街づくり、人づくり、想い出づくり」について、お話しさせていただきました。
その後、永生病院の療養病棟、クリニック、通所リハ「スマイル永生」、「イマジン」はじめ3つの老人保健施設、そして訪問診療、訪問診療と永生の強みとする地域包括ケアネットワーク体制について、そして今後の取り組みについて飯田達能院長からお話しさせていただいた後、永生病院内の様子を見ていただきました。
引き続き南多摩病院に移動していただき見学いただきました。
まず益子邦洋院長より、病院救急車の運用実績と展望についてお話させていただきました。
消防救急を代替する新たな救急搬送の仕組みづくりとして取り組んでいること、急増する高齢救急患者対応の一環として、東京都葛飾区、町田市、八王子市の各医師会で、在宅療養中の高齢者が急変した時に、病院が所有する「病院救急車」を活用し、救急搬送すること、救急搬送に限らず災害時にもとても有用なものであること等についてのご説明の後、坂野隆一郎事務長より、MIOカルテについてのご説明です。
医療法人社団永生会の「地域医療連携システム」の愛称で「Medical Information Open Karte」の略です。地域医療連携システムを利用することにより複数医療施設間の医療連携を緊密に行うことを目的にしています。紹介先医療機関で患者様の投薬、注射、検査、画像検査(レントゲン・CT・MRIなど)の情報が共有でき、重複した検査、薬剤投与や併用禁止薬剤の投与などを防ぐことが出来ます。従って、複数医療機関を受診しても一貫した安全で効率の良い医療が受けることが出来ます、と説明させていただきました。
講義後は3グループに分かれて病院内を見学いただきました。
普段、自身の法人やクリニック内では気づかないことも多いようで、急性期から在宅まで一貫してサービスを提供している当法人には大変関心を持っていただいたようです。
少しでも今日ご見学いただいた内容がそれぞれで役立ってくれることを望んでいます。

 

見学会の後は、いよいよNPO法人二十歳のピロリ菌チェックを推進する会主催「胃がんをぶっ飛ばせ~医療関係者によるバンドライブ~」の始まりです。

関係の法人、クリニックの職員や患者様がたくさん集まってくださり、黄色い声援が飛び交う中(笑)、ハードロックのハチスBAND(東京医大八王子医療センター)、Bluesounds2(東京医大八王子医療センター)、Yamachanband(オリンパスメディカルサイエンス販売㈱)と続き、会場も温まったところで我らが「訪問バンドステーション」の出番です

懐かしのグループサウンズに始まり、境野博久先生の涙そうそうで会場はしっとり落ち着いた雰囲気に。
そして、EPAで来日し現在は永生病院で介護福祉士をしているジョン君のTop pf the worldではみんなで手拍子。
私もヴォーカルとして歌いながら、マラカスを片手にダンスで会場を盛り上げました。

MCでは、がんに絡めた話題で胃がん撲滅を訴えました。司会者からも質問を受けたバンドメンバー揃いのステージ衣装は、真っ赤な、八王子の燃える赤をイメージした衣装です。他職種連携、地域包括バンドとも申し上げましたが、今回のライブにも心をひとつにワンチーム!で臨みました。

そしてハイライトは八王子市医師会元会長、孫田誠三先生のマイウェイです。
ソロで聴かせる渋ーい一曲に、会場中が魅了され、感動的に終わりました。

ライブ終了後はメンバー、関係者で打ち上げです。

本番の余韻冷めやらず、大いに盛り上がりました。

 

その後、南多摩病院を回りました。

本日、八王子のオリンパスホールで、胃がん撲滅キャンペーンが開催されます。
市民公開講座は15時から、医療関係者によるコンサート「胃がんをぶっとばせ!」は17時からです。私も「訪問バンドステーション」としてコンサートに出演します!
皆さま、お誘いあわせのうえお越しいただければ幸いです!
※コンサートの詳細はこちらをご覧ください。
http://www.m-onaka.com/news/detail-264654.html
http://www.townnews.co.jp/0305/i/2016/06/09/335400.html

7月23日(土)

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本日は、永生病院南多摩病院をまわり、

株式会社ワイズマンさんと株式会社リクルートキャリア HELPMAN JAPANがループさんのタイアップセミナーに講師として行ってきました。

 
セミナー名は「地域包括ケアに向けた医療・介護の連携と人材戦略セミナー」というものでした。3部構成で、第1部は「明日から使える離職防止・定着支援のノウハウやマネジメントのポイント」と題して株式会社リクルートキャリア HELPMAN JAPAN後藤奈美先生が、第2部は「来るべき地域包括ケアに向けて ~今からできる法人内連携~」と題して株式会社ワイズマン浅野貴将先生がご講演されました。そして第3部は「地域包括ケアと永生会の取組みについて」と題して、私がお話をさせていただきました。
第1部も第2部も、それぞれご専門の立場から、「離職防止や定着支援のノウハウ」、「法人内の連携をスムーズにするための情報共有やコミュニケーションにおけるIT活用」等についてお話をされました。
私には、地域包括ケアや多職種連携について、事例紹介を交えて話してほしいというご要望でしたので、常日頃からモットーとしている「医療介護を通じた街づくり、人づくり、想い出づくり」という組み立てでお話をさせていただきました。

 
冒頭、医療と介護の体系の話から入り、東京都における地域医療構想と地域包括ケアについて私なりの説明をした後、地域医療構想でも地域包括ケアでも、キーワードは「多職種協働」であり、そして、その実現のためには情報の共有が欠かせないことを強調しました。
「街づくり」では、永生会が行っている医療・介護事業をご説明し、さらにこれから地域のためにどのような事業を行っていきたいか、私や永生会の職員が思い描いた姿
をお話ししました。
「人づくり」では、2025年には介護人材が非常に不足するという需給推計のお話をし、対応するためには人材の確保と効率化とが大切であることをお話ししました。その具体例として、EPA(経済連携協定)等による外国人スタッフの活用と、介護ロボットその他の福祉用具の活用についてご説明しました。
「想い出づくり」については、永生会で力を入れている介護旅行のご紹介をしました。永生会ではリハビリを大切にしていますが、リハビリの目的は、足が上がれば良い、腕が回れば良いというものではなく、できるだけその患者様が望む生活ができることです。旅行に行きたい、観劇をしたい、美味しい刺身を食べたい、ゆっくり温泉に入りたい、呑みに行きたい、キャバクラに行きたい(笑)…。そんな願いが叶ったことが患者様やご家族の自信にもつながり、良い想い出となることをお話させていただきました。
最後に熊本地震のお話と、その時に感じた規制緩和の必要性のお話をさせていただきました。
 

 

その後、東京都知事選挙の期日前投票に行きました。

 

 

そして、投票のあと、

日大医学部同窓会の渋谷支部の会に出席をさせていただきました。

 

 

幹事の渡辺先輩の下、なんと30名以上の先生がお集まりになられました。
この会は、ご夫婦で開業されていて、配偶者の方が他大学の出身の方でも参加大歓迎です。また、ご夫婦だけでなく、ご兄弟で開業されている方もいらっしゃいました。
そして、大先輩の35回生から卒業後の85回生までその差は50年もありました。

 

冒頭、梶原優同窓会長からは、今年の国家試験の合格順位も7位と大変良い成績です。また入学試験も非常に難しくなり、4千人以上の方が受験をしていて、なかなか同窓会の子弟も合格できないような状況です。今後重要なことは、一つは日大板橋病院の建て替え、そしてそれに伴いキャンパスの建て替え、二つ目には、学生たちとの交流会。同窓会と学生さんたちの連携委員会が各学年の悩みを聞き取り吸収し、応援をしていきたい。例えば、実習室が足りないというような、勉強する環境に対する要望が多いようです。次に、様々な理由で困窮している学生達の奨学金のことです。そして、最後には、今回の参議院選挙での自見はなこ先生の当選について、応援していただいた人に対するお礼のお言葉がありました。

 

次に医学部長の代理として、49回生の脳神経外科教授の山本部長先生の方からご挨拶がありました。これまで赤字だった病院が、現在、高山学部長はじめ皆さんの努力で、8億円の黒字です。入院も8%伸び、また手術も8%伸び、そして利益が8億円ということで、8、8、8と非常に末広がりでいい数字です。その後、36回生の佐藤先生よりご挨拶もありました。

 

その後、多くの先輩や後輩の先生からのお話しがありました。
渋谷という事で、都立広尾病院の先生方も多かったです。
急性期医療のこと、介護療養型医療施設のこと、在宅医療のこと、さらには小児医療、消化器外科、耳鼻科、眼科、皮膚科、さらには産業医、メンタルヘルスまで、多岐にわたる地域医療のお話しを聞くことができました。

 

 

私の方からは、現在、同窓会では、昔あった県人会の復活を行っています。最近では、親が医師でない学生さんが非常に増えてきており、その方々が故郷で開業あるいは病院に勤務するときに相談する相手がいないという状況があり、学生さんの方から、ぜひ県人会をつくってほしいというお話があります。また、大学病院を辞めた先生たちと地域のOB・OGの先生方の医療機関とで、医師募集の際のマッチングシステムを作る予定にしています。そしてさらに、医師会としての立場では、総合診療専門医というものが、街でがんばっている開業医の先生や病院の勤務医の先生たちが、地域医療をおこないつつ、また土日などに大学病院等で勉強することによって、資格が取れるような仕組みができれば本当に良い、とお話しをさせていただきました。
また現在、都内の中小規模の民間病院の経営が非常に厳しくなっている、これはやはり地元の声を上げていかなければならないと思います。また、私自身も渋谷で慢性期の病院をやっていますが、これからの慢性期病院はどんな重症な方もお引き受けをしていかなければならない。というお話しもさせていただきました。

日大板橋病院は、現在DPCの機能係数で、都内の特定機能病院で3位(こんなことを言うようでは、相当、診療報酬に毒されている感じがします(笑))。これを機に、ぜひ日大の関連病院が少なくなっているなか、地域で頑張っている大規模な病院を、関連病院になっていただくようなアプローチも考えていかなければならないと思いました。

 

  

その後、セントラル病院松濤・分院・本院をまわり、最後に再度南多摩病院をまわりました。

 

 

7月22日(金)

テーマ:

本日はまず永生病院、南多摩病院をまわりました。

 

その後、平成28年度第1回訪問看護ステーション・医療機関・介護支援事業所等との連携による在宅医療服薬支援事業の実施及び関係者連絡会東京都医師会の立場で出席いたしました。
本事業の目的は、在宅療養中の服薬状況が困難な患者様に対し、訪問看護ステーション・介護支援事業所等と地域の薬局の薬剤師が連携して、患者の服薬管理・指導等の支援を行うことにより、在宅で患者の治療をより確実なものにするとともに、地域において医師、訪問看護師、ケアマネジャー、薬剤師、介護職員等、在宅医療に係る関係職種がそれぞれの専門性を発揮し、患者様の生活環境や身体状況に応じたきめ細やかな医療サービスを提供する体制構築を促進することです。
委員は東京都医師会、東京都看護協会、東京都訪問看護ステーション協議会、東京都介護支援専門員協議会、東京都薬剤師会で構成されています。

訪問看護ステーション・医療機関・介護支援事業所等との連携による在宅医療服薬支援事業は、
・平成26年モデル地区:中野区、品川区、八王子市
・平成27年モデル地区:大田区、練馬区、町田市
・平成28年モデル地区:北区、墨田区、北多摩西部地区(立川市、昭島市、国立市、東大和市、武蔵村山市)、北多摩北部西武地区(西東京市、小平市、清瀬市、東村山市、東久留米市)
となっており、内容としては、
・訪問看護師、ケアマネジャー等が主治医の同意を得て、患者様を薬剤師会へ紹介
・薬局薬剤師が患者様宅を訪問し、療養支援の実施結果を医師等へ報告
人材育成の支援として、がん末期など在宅療養を支える医療の担い手を育成支援することとしています。
また、薬剤師が行う在宅療養支援の内容としては、
① 服薬支援
② 患者支援
③ 多職種連携
④ 医療材料、衛生材料の供給
があります。

 

興味深かったこととしまして、担当薬剤師へのアンケートがあります。訪問時の実施業務は「服薬カレンダーセット」「服薬確認」が多くを占め、次いで残薬確認と続きます。これらの業務は残薬の減少に繋がっている、との事でした。また、訪問の関係を継続している理由では、「医療ニーズの多さ」を上回って「患者様との信頼関係」がトップとなっていました。本事業終了後も、患者様、またはご家族から継続の依頼が多く、薬の管理についての負担を大きく軽減できたことが顕著に表れておりました。

 

私からは、
現在東京都医師会も地域医療構想そして地域包括ケアシステムに力を入れています。特に地域包括ケアにおいては、この在宅医療服薬支援事業は非常に重要であると思っています。多職種連携ではこの事業を達成することは非常に意義がありますし、最終的には患者様のためになります。ぜひこのような事業は東京から全国に発信していければ素晴らしいと思っています。
平成26年度診療報酬改定においては地域包括診療料そして地域包括診療加算が新設され、平成28年度診療報酬改定においてもそれに上乗せして認知症地域包括診療料、及び加算が新設されました。その場合においても、例えば内服薬5種類以下うち向精神薬は3種類以下とすることなど、薬の種類の制限が盛り込まれています。現在、ポリファーマシー(多剤併用)ということが言われており、薬の副作用等の恐れが話題となっています。を考えるとともに特に高齢者に関してポリファーマシーはあまり好ましくないという方向になってきています。患者様というのは医者からの「薬をちゃんと飲んでいますか?」との質問に対して、飲んでなくても大体「飲んでいます。」という方が多いと思います。私の場合も、循環器で血圧の薬や高脂血症の薬をもらっていますが、飲んでいなくてもどうしても「飲んでいます。」と答えてしまったりもします(笑)。そういう状況を踏まえると、在宅のケアマネや薬剤師、訪問看護師からの質問のほうが患者様も本音が言いやすいのではないかと思います。本当に患者様が飲まなくてもよい薬に関しては、このような職種の方々からそれをまた医師にフィードバックしていただくことによって薬の調整もできるといったよい流れになるのではないでしょうか。

というお話をさせていただきました。
また、現在、薬剤師が不足しており、特に病院では不足感が否めず、そのために病棟での服薬指導もままならない状況が続いています。将来的には病院においても“かかりつけ薬剤師”というものができて、その方々が地域で活躍するためにはこれから薬剤師の数を増やしていくことも重要ではないか。というお話もさせていただきました。

その後、東京都医師会に立ち寄り、セントラル病院分院・本院・松濤、最後に再度南多摩病院をまわりました。

7月21日(木)

テーマ:

今朝は、永生クリニック・クリニックゼロ・永生病院診療報酬検討委員会がありました。両クリニックともに患者様に例年通り、あるいはそれ以上に足を運んでいただいており、また、訪問系も地域の方々に頼っていただき大変有り難いと思っております。
永生病院に関しては、いつもお話ししていることですが、以前とは異なり、急性期病院から重症の方も療養病床に転院を希望されてきますので、積極的に対応することを確認しました。また、将来の地域のニーズを見据えたしっかりとしたプランを柱にして、どのような機能を強化していくべきかを考えながら進んでいくのが重要です。国は医療の質の向上等を目的に、一定の基準を満たすことによる診療報酬上の上乗せ(加算)を設けておりますが、人件費を考えると難しいものがたくさんあります。しかし、永生病院の目指すべき方向、地域のニーズとの合致ほか、総合的に判断をして意味のあるものは、目先のコストにとらわれず基準を満たすようにしたいと思います。

 

永生病院をまわり、日本慢性期医療協会正副会長会議に出席いたしました。
主な議題は下記の通りです。
1.厚生労働省老人保健健康増進等事業 平成28年度申請
日慢協では、様々な良い研究事業を行っております。それが地域の方々の幸せのために制度・政策に反映できれば良いと思っております。

2.優秀論文表彰の金沢学会での公表について(学会誌への掲載方法)
学会の皆様方の発表は毎回ヴァージョンアップをしております。永生会でも皆さんに負けじと発表しておりますが、なかなかベスト10には食い込めない状況です。今年も頑張りたいと思います。

3.入院患者とターミナルの医療提供状況に関する調査結果
医療療養、介護療養ともに、しっかりとしたターミナルの治療を行っているのが良くわかりました。

本日の役員勉強会は、社会医療法人中央会尼崎中央病院理事長の吉田静雄先生から、「医療における消費税問題について」というテーマで、TKC全国会医業・会計システム研究会病院支援委員長の船本智睦先生から、「TKC医業会計システム研究会からの日慢協版「病院運営実態分析調査」報告書の作成について」というテーマで、ご講演いただきました。
私は政策提言委員長として進行役を務めましたが、冒頭、「皆様ご存知の通り、吉田先生は、平成22年9月、保険診療に係る消費税非課税制度は憲法違反であるとして、神戸地方裁判所に提訴するという勇気ある行動をとられました。この裁判は形式的には請求棄却となりましたが、厚労大臣に対して、医療法人が負担する消費税分を適正に診療報酬に転嫁すべき義務を命じた点で、実質的には勝訴と言えますし、何と言っても医療関係者をはじめ国や国民に消費税問題を認識させた、画期的な裁判でした。」と述べさせていただきました。
吉田先生の講演は、①これまで吉田先生が取り組んできた、病院団体等における発言やシンポジウムの開催、新聞や業界紙等マスコミに対する消費税問題の投稿といった数々の啓蒙活動、②消費税訴訟に至った経緯、③28年2月に国に対して提出した公開質問状、④今後の消費税問題における在るべき方向性など多岐に亘り、とても勉強になりました。
後半、船本先生からは、TKC日慢協との協力・支援体制の構築について、①日慢協版「簡易医業経営指標」の作成、②報告書作成に向けたセミナーの開催といったご提案をいただきました。日慢協として国に対して様々な提言を行っていくに際し、データに基づくエビデンスは欠かせません。また、個々の病院にとっても、業界の平均値と比較することは経営判断をする上で必要なことです。財務面で豊富なノウハウを有するTKCと協力体制を築くことは非常に重要なことだと考えています。
本日は、吉田先生、船本先生、貴重なお話をいただき、本当にありがとうございました。


次に、東京都医師会主治医研修事業講師養成講習会にて演者として参加いたしました。
冒頭、東京都医師会理事の平川博之先生より開会のご挨拶があり、本講習会の意味と各地域において行う主治医研修の意義についてお話しがありました。

続けて、東京都福祉保健局障害者施策推進部地域生活支援課の西脇誠一郎課長より「障害者総合支援法の最新情報について」お話しがありました。障害者や障害児の方々に対する支援の策について、東京都の取り組みと今後の方策など、幅広い内容をお話しいただきました。

そして、東京都福祉保健局高齢社会対策介護保険課長の木村総司課長からは「介護保険最新情報について」お話しがありました。介護保険の現状と先般行われた報酬改定について、また介護という観点から、リハビリや口腔ケア・嚥下の重要性についてもお話しがありました。また、主治医意見書の提出状況についても数値を用いてお話しいただき、とても良い再確認の場となりました。

そして、私からは「介護保険における医師の役割について」というテーマでお話しさせていただきました。

医療や介護を取り巻く環境として、医療制度と介護制度を体系化すると、医療保険制度と医療提供体制、介護保険制度と介護提供体制に分けることができます。そしてこれらは、地域包括ケアという形で、密接に関係しております。そんな中、東京都医師会では、会長の尾崎先生を筆頭に、3つの医療政策を掲げております。一つ目が「東京にふさわしい「地域医療提供体制」と「地域包括ケア」の構築」であり、二つ目が「変容を迫られる医師をしっかりサポートできる東京都医師会」、そして最後が「超高齢化社会を見据え都民の予防医療への積極的施策」です。このように、これからは地域医療構想と地域包括ケアの時代です。東京都医師会としても、積極的にこれらに向き合っていきます。そして、2025年必要病床数なども含めて、課題をしっかりと把握し、その内容を議論すること、そしてグランドデザインの下、今後の東京都の医療を考えていかなければならないと思います。
本題である介護保険については、医療とは切っても切り離せないものです。しかしながら、いくつかの違いもあるのも事実です。例えば給付額の制限や給付内容・サービスの決定者が異なるということがあります。また、世界的な介護保険の状況をみても、海外の国と日本の介護保険制度は少し違うようです。そのような幾つかの特徴も加味して、介護保険においては、何ができるのか、介護予防事業によって何が期待されるのかなども理解する必要があります。例えば、フレイルやロコモティブシンドローム、認知症などは、介護予防によって期待される領域だと感じています。
このような背景を踏まえて、主治医の役割を考えてみると、情報伝達・指示機能と多職種間の連携機能という二つの視点が考えられます。前者の情報伝達・指示機能については、主治医意見書、訪問看護指示書、訪問リハ指示書を書くこと、居宅療養管理指導を行うなどがあります。後者の多職種間の連携機能としては、介護支援専門員との密接な連絡やサービス担当者会議、介護認定審査会への出席などがあげられます。また、診療報酬改定という観点では、かかりつけ医の機能を向上させるべく国の施策として、地域包括診療料・診療加算がH26年に設置されました。また次のH28年改訂では認知症地域包括診療料・診療加算が作られました。ますます、主治医やかかりつけ医の重要性が問われているのだと思います。そして、この地域包括診療料を例にとれば、様々な医療と介護の連携に関する要件が設定されており、介護制度を理解し、如何に医療と介護を連携していくかということが医師としても必要になっていると考えられます。それ以外にも、介護において主治医が積極的に関与するべき事項が幾つもあると感じており、例えば、私の法人では、医師や看護師、リハビリスタッフなどが患者さんや施設利用者さまとともに、介護旅行などを行っております。このような介護の形も、今後は重要となってくるのではないでしょうか。
医療と介護の連携や在宅療養に対するニーズに向けて、
東京都医師会では、「在宅医当相互支援体制構築事業」や「在宅療養研修事業」、「在宅療養推進医基盤整備事業」などを行っております。また、日本医師会としては、かかりつけ医機能研修制度なども設置しております。

2025年に向けて、国の2大政策でもある地域医療構想と地域包括ケアシステムにおいて、医療と介護の連携がますます求められていきます。そして、2025年を乗り切るために、医師が介護保険に関する知識を持ち、地域における多職種協働をリードしていくことが不可欠となってきます。そのためにも、これからの医師は、「エビデンス力」「人間力」「地域力」を持って、医療・介護に臨んでいただければと思います。
とお話しさせていただきました。

そのあと、東京都医師会理事の平川博之先生より、「主治医意見書事例検討」と題して、主治医意見書について、隅から隅までお話しいただき、この度もとても勉強になりました。

そして、最後に閉会のご挨拶として、
ドイツの介護保険のパンフレットをみますと、ゼロ歳児のダウン症の赤ちゃんが載っています。これからの制度を考えていく中で、障害者総合支援法、介護保険法というのが、今後ひとつになっていく可能性が非常に出てきていると思います。また、高齢者医療保険制度というものも含めて、大きな輪をつくっていくのではないかと感じております。そして、最終的には地域包括ケア保険制度のような新たな法制度ができるかもしれません。そうすると我々にとっての役割は、医者が如何に街づくりにかかわっていくのか、という事で、診療所から如何に街に出ていくかという事が、一つ重要ではないかと思います。先ほどの
平川先生のお話しにもありました通り、我々が介護の様々な事業に関してコミットしていき、社会に貢献していくことが、今後必要になるのではないかと感じております。また、そのような介護事業においては、医師がトップに立つことで、うまく回っていく例が幾つもあります。そういう形で、ぜひ地域で講師をされるときには、ベースとなる知識や情報に加えて、地域の先生方がその地域の街づくりに対して夢を持ってチャレンジできるようなことについても、お話しいただけると、地域の方々の幸せにつながっていくのではないかと思います。ぜひ、今後ともよろしくお願いいたします。
とお話しいたしました。


その後、地域医療推進委員会・病院委員会合同委員会に出席いたしました。
この合同委員会の趣旨は以下の通りです。
「一昨年に可決・成立した“医療介護総合確保推進法”によって“医療法”を始めとする19法令が改正されて、地域包括ケアシステム構築の法的基盤が整備された。これを受けて東京都は6月の東京都保健医療計画推進協議会において“東京都地域医療構想案”を公表した。案の中にある基本目標のうち“東京都の特性を活かした切れ目のない医療連携システムの構築”について、地域医療推進委員会と病院委員会は、過去に5回の合同会議を開催し、病診連携推進についての話し合いを重ね、連携上の問題点を確認してきた。これを踏まえて、実効性のある診療(病診)連携推進策についての議論を進めたい。」

主な議題は下記の通りです。
1.診療・病診連携推進策について
(1)紹介患者の入院受入れ推進策について
(2)退院・在宅移行推進策について
① 医師会に期待する調整機能について
② 病院MSWの活用について
(3)連携に必要な診療情報の共有について

私からは、このようなお話をいたしました。
「私は以前から、地域のコールセンターを作る、という夢を持っています。①地域の様々な風土やイベント、文化を紹介する。②地域の病院や介護施設、介護事業所などの社会資源や医療資源の紹介ができる。③ワンストップで何でも苦情などの相談ができる。④24時間365日で医療・介護について何でも相談ができる(これは輪番制で他の医療機関と連携しても良い)。⑤地域の患者様や利用者様のプライバシーの保護、個人情報保護法を守りつつ、例えば医療必要度、看護必要度、要介護度、趣味、家族構成などがデータベース化されており、地域の方々のいろんな事が何でも相談できる。さらには急性期病院、慢性期病院、回復期の病院、様々な介護事業所、介護施設のご紹介ができ、それがマッチングしてその方に合った医療機関や介護施設のご紹介が出来る。転院や在宅サービスのマッチングもできる。
これが出来れば夢の地域包括ケアシステムができるのではないか、ということです。」
もう一つは規制緩和の問題です。例えば(今はできないことですが)、病院の中に地域の診療所がテナントとして入る。あるいは、急性期病院の中に、経営が別の慢性期病院が事業体として入れる。そうすれば、老健施設や介護施設の中に診療所、様々な介護事業所、病院の開設ができ、非常に近い連携が取れる。考え方によっては今言われている、究極の地域医療連携推進法人的なものにも発展するのではないか、というお話をいたしました。さらに今後の東京の高齢化社会を考えれば、何でもありの総力戦を行って行かなければならない。介護保険、障害者自立支援法、高齢者医療保険制度を一つにまとめて、“地域包括ケア保険制度”を作ってしまえばどうか、という提案をいたしました。皆さんからは「とてもじゃないけど、安藤の夢にはついていけない」という声をいただきました(笑)。

その後、長野すけなり先生勉強会に参加いたしました。
介護療養型医療施設を含む慢性期医療に関して、介護福祉用具のレンタルについて、混合介護・混合診療、高額医薬品に関して、日本独特の看護師さんの人員配置基準、さらには、特養と医療に関して、医師以外の方たちが麻酔診療に係わることに関して、在宅医療、救急医療について、重粒子線を含む放射線治療に関して、薬剤師の時給問題など、非常に多岐に渡る有意義な議論をすることが出来ました。
私は、先ほど東京都医師会でお話した、病院の中にテナントとして診療所が入ること、急性期病院の中にテナントとして回復期や慢性期病院が入ることについて。また、これからは労働人口が減る中、日本の経済状態を考えて、少数精鋭主義でいかにアウトカムを良くしていくかという仕組み作りが必要である、ということ。すなわち、介護保険の療養病床(30対1)において、充分に急性期病院からの受入れが出来るようであれば、それを生かしていくことが患者様の個人負担も減るし、医療機関がわざわざ人員を多く増やす事も無く、国としても医療費が削減できる、3者のウイン-ウイン関係になるのではないか。もちろんそれに関しては、ちゃんとデータをとり、アウトカムを評価しながら、もし加配が必要であればその時にはキチンと評価することが前提ですが、そのような何でもありの総力戦でなければ、これからの高齢化社会を乗り切れないのではないでしょうか、というお話をいたしました。


その後、セントラル病院の松濤・分院・本院をまわり、日大医学部関係と職員関連のご葬儀に行きました。