備後三原の社会医療法人里仁会の会長で元日本医療法人協会会長、全日本病院協会常任理事の故 藤原恒弘(やすひろ)先生のお別れ会に参列させていただきました。

  
午前中から雪が舞う天候にもかかわらず多くの参列者が式場をうめておられました。
多くの来賓の先生方が弔辞を述べられた後、長男の藤原恒太郎里仁会理事長が
喪主挨拶をされました。

 
平成9年に興生総合病院に恒太郎先生が戻られた翌年に、恒弘先生が脳卒中で倒れてしまったので、一緒に仕事をしたことはほとんどなかったけど、一度だけ一緒に執刀したヘルニアの患者さんの手術で、もう還暦をすぎてほとんど手術をすることのなかった恒弘先生の丁寧な術に驚いた話をされました。
また、今の興生総合病院を建てる際に、恒弘先生が絶対にゆずらなかったヘリポートの話では、そんなに使用頻度は多くないけど、今までに何人かの命を救ってきた。これからも何人もの命を救うことができるだろうと、恒弘先生の遺志をつぐ決意が感じられました。
会の最後に、岡山大医学部の同級生で今年結婚55年を迎える夫人・久子先生がしたためられた「あなたへの思い」が司会によって朗読されました。久子先生の恒弘先生に対する信頼、思い、愛情があふれた素晴らしい文章でした。

 
素敵な恒弘先生のご冥福を心からお祈りしたいと思います。