本日は第10回ケアカフェ八王子が開催されました。ケアカフェは北海道の旭川で誕生した広義でケアに携わる人なら誰でも参加できるお茶会のような交流の場です。おかげさまで10回目を迎えることができました。参加する方々は医師、ケアワーカー、看護師、医療関係事務員、一般企業に勤める方と多種多様でした。

今回のテーマは『食欲』。食べ物に限らず話題は多岐に広がりました。食べると言っても立派な運動であると言います。咀嚼するだけでも30種類以上の顔の筋肉を使用しています。また食事をするにあたり手を動かす、立ったり座ったりする、さらには飲み込んだ後も内臓の筋肉を使うなど食事は全身を使う行為と言えます。人にとって食欲や食事はとても重要なことだと改めて考えさせられました。また、料理は読書と同じようなものというお話も出ていました。読書は紙面に書かれた文字や情報から理解やイメージを膨らませます。

料理もまた、現在ある材料からイメージしてレシピを考え調理を行います。二次元から三次元にイメージを転換させていく行為が類似しているという見解だそうです。ケアカフェは講習会や講座とは違い、一方的に情報を流すのではなく共有テーマのディスカッション形式で、個人の特徴や情報、意見が職種間を越えて出やすいものとなっています。これからも地域の方々やケアに関わる方、もっと多くの人とのつながりができていけばと考えています。定期的に開催されていますのでご興味のある方は是非ご参加ください。