横の民主主義と、縦の民主主義 | 「魂が震える話」ブログ

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「横の民主主義と、縦の民主主義」のお話です。


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日本では昔からそれが神道であれ、仏教であれ、各家庭では神棚や仏壇に礼拝をし、“祖先を尊ぶ”という行為を当たり前のこととして続けてきた。


私が子供だった頃、我が家では「誕生日を祝う」という習慣はなかったが、「祖先を尊ぶ」という習慣は生活の中に当たり前のこととして存在しており、親族の命日には必ず母が花を供え、ご先祖様に対して家族で感謝の気持ちを表したものである。


イギリスの小説家であり批評家としても知られるギルバート・キース・チェスタトン(19世紀末~20世紀初頭にかけて活躍)は、かつて


「今現在、生きている人々の意見を取り入れる民主主義は、“横の民主主義”である。


それに対して亡くなった人々(祖先)がどのように思うか、考えるかを考慮する民主主義が“縦の民主主義”である」と述べた。


日本人は「死んだ祖父(祖母)が生きていたらどう考えただろう?」


「ご先祖様たちに恥ずかしくない生き方をしよう」など、祖先たちの視点で物事を捉え、考えようとする習慣がある。


これは日本には古くから“縦の民主主義”が存在し、それが連綿と伝統的に続いている証である。


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日本人の道徳心

渡部昇一 著

KKベストセラーズ


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炊き立てのご飯を、まず最初に仏壇にお供えしていた祖母を思い出しました。


祖先を尊ぶ心や、感謝する心、誇りに思うということが、強さになるのだと思います。


先の大戦でアメリカが日本に上陸した折、「日本には先進的な技術など何もないじゃないか。なのにどうして我々と3年半もの長きにわたり、あんなに勇ましく戦えたのか」と不思議に思ったそうです。


そして戦後、GHQによって日本が変えられようとしていたとき、マッカーサーが最重要課題としていたのが日本の“家族”を破壊することだったといいます。


日本が再び一致団結することを何よりも恐れ、大戦中のようにアメリカに対して勇ましく向かってこられては困ると・・・。


つまり、日本の強さの秘密が家族制度にあるとアメリカも気づいていた。


第二次世界大戦前の日本の小学校では「修身(しゅうしん)」という道徳的な科目があり、筆頭教科に位置付けられていたのですが、GHQは軍国主義教育とみなし、授業を停止する覚書きを出したのです。


一方アメリカでは、ロナルド・レーガン大統領の時代(1980年代)にアメリカの若者に対して道徳教育の素材として「修身」が用いられ、「修身」をもとにした本『The Book of Virtues』が累計3000万部を超す大ベストセラーを記録しているそうです。


修身教科書 一年生にある項目がシンプルで大切な事を教えてくれています。


一、 よく学びよく遊べ

二、 時刻を守れ

三、怠けるな

四、友達は助け合え

五、喧嘩をするな

六、元気よくあれ

七、食べ物に気をつけよ

八、行儀よくせよ

九、始末をよくせよ

十、物を粗末に扱うな

十一、親の恩

十二、親を大切にせよ

十三、親のいいつけを守れ

十四、兄弟仲良くせよ

十五、家庭


代々受け継がれている「教え」は、本質であり本物です。


本を読むにしても、「読書のすすめ」の清水店長は“縦糸の読書”を大切にされていて、そういう本を教えてくれます。


http://www.dokusume.net/


※「逆のものさし講」は僕も入会していて、絶対おすすめです!「タテ糸読書倶楽部」は毎月清水店長が2冊おすすめ本を選んでくれます。(残り5名様のみですのでお急ぎください)


大切な事を学び、受け継いでいきたいですね♪