水も火も欲も一緒 | 「魂が震える話」ブログ

「魂が震える話」ブログ

成功者の名言、いい話、泣ける話、気付きのブログ。この「魂が震える話」を見て、多くの人が元気になって頂けたら幸いです。


「水も火も欲も一緒」というお話です。


_______


「船を浮かべる水も、沈める水も一つ」


一つの水を限りなく船の中へとりこんでゆくと、船を沈没させてしまいます。


同じ水を、船の外へ汲み出すと、船を浮かべ、おし進める水へと変わります。


ちょうどそのように、人間の欲がイコール悪ではありません。


欲は天地から授かった大切な命のエネルギーです。


そのことに気づかず、小さな自我の、ああしたい、こうしたい、たいたいという欲望のほうに向けたとき煩悩となります。


お釈迦さまは、この煩悩の方向に向けてしまった欲に対して小欲・知足を説き、あるいは煩悩の炎にたとえて消せとか断てと説かれます。


「火について焼けず、火にそむいて凍えず、よく火を利用するごとく、人、欲を修道のほうに向けよ」と古人は説いておられます。


火はいいものだとしがみつけば火傷をする。


火は恐ろしいと遠ざければ凍える。


そうではなく上手に火を利用するように、人々よ、欲を道を修める方向へ、向上へと向けよ、というのです。


_______


泥があるから、花は咲く

青山 俊董 著

幻冬舎より


_______


自分の欲のため、自分を満足させるため、儲かりそうだなと始めるのは「自我」。


自分の欲や執着から離れ、人を喜ばせることと、困っている人を助けたいという想いから始めるのが「真我」や「大我」といいます。


「自我」は世の中に必要とされないために、時が来たら無くなるけれど、


「真我」や「大我」は未来永劫続くそうです。


多くの人に必要とされてますから、当然と言えば当然です。


水も火も欲も、それ自体が悪いものではないのです。


それを使う人の心次第であります。


最近つくづく思うのが、商売繁盛と、人間力は、切っても切り離せないものだなぁと。


一度しかなくて、


戻ることができなくて、


必ず死ぬと決まっているもの、


それが「人生」です。


少しでも、「自我」より「大我」で生きていけるよう、成長したいですね♪