豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だったころ、寒い日に信長の草履(ぞうり)を懐で温めて出世のきっかけをつかんだという「出世物語」は有名ですね♪
その草履を温めるお話が400年以上も脈々と語り告がれているこのお話、
では一体、誰が最初に語ったのでしょう?
①秀吉本人
②織田信長
③そのやり取りを見ていた第三者
この質問に対して、欽ちゃんこと萩本欽一さんの見解が非常に面白く、浪漫があります♪
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えっ、僕はだれだと思うか?
第三者、じゃないかな。
僕が考えたのは、こういうストーリー。
草履を温めたのは秀吉。
懐かお尻の下かはどっちでもいいけど、とにかく信長が草履の暖かさに気づいて「これは?」と聞いた。
すると秀吉は、「ある者が温めておきました」。
これを聞いた信長は、そばにいた家来、つまり第三者をふっと見て、そのまま去っていった。
秀吉は自分の手柄を第三者の手柄にしたわけ。
家来はそれにいたく感動したけれど、やはり信長には真実を告げたい。
後日、家来が信長に
「あの日、草履を温めたのはわたくしではございません」と伝え、
信長はそれ以来秀吉に目をかけ、近くに置くようになる。
家来は家族に秀吉の言動を語って聞かせ、
「手柄を立てるより、手柄を人に渡す人間になれ。この話を代々伝えよ」と言った。
これだと、秀吉も信長も第三者も、みんないい人でしょ。
僕ね、三人ともいい人じゃないと、話が四〇〇年も語り継がれるのって無理じゃないかと思ったの。
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「続 ダメなときほど運はたまる」
萩本欽一 著
廣済堂新書より
http://www.dokusume.net/product/pg1352.html
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手柄を立てようと頑張る人、
手柄を独り占めする人、
手柄を横取りする人、
手柄を人に譲ったとアピールする人、
手柄をこっそりと人に譲れる人、
自分だったらどんな人に付いて行きたいでしょうか。
きっと、手柄をこっそりと人に譲れる人を尊敬すると思います。
だとしたら、自分もこっそりと手柄を譲れる人になりたいですね♪
見ていないようで、見ています。
どう生き、どんな人生をおくるかは自分次第。
【受けた恩は石に刻め 施した恩は水に流せ】ですね(^_^)b
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今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
心より感謝します。
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