【中国旅行10日目】第15話 湖北省博物館での話 | 呉下の凡愚の住処

呉下の凡愚の住処

春秋戦国の楚国、三国志の孫呉にすべてを捧げて生きています。
現在はあまり更新していませんが、
何も持っていなかった過去の自分が想定読者でした。
詳細はプロフィールをご覧ください。

おととい行った湖北省博物館は展示がかなり縮小されてまして……
なんか九連dunコーナーの代わりにKangRi? だか何かの展示をやってました……
一応部屋には入ったんですけど、何とも目を合わさずに出てきました。
ガラガラだったし……

楚文化館が閉館してたのは悲しいよ~!
まあ私なんて何回も見てるからいいですけど、
初めて来た楚ファン予備軍の人たちがかわいそうで……(?)
ちなみに原因を聞いてみたところ 雨漏り が起きたため工事をしているようです。
雨漏りは大変だ! 愛する楚文物たちが腐ってしまう!!
あと本館の展示もいろんなものが貸し出し中になってて、
空だったり複製品だったりしました。
夫差の矛もケースがあるだけで置いてなかったし。
勾践の剣は置いてあって、これも複製品ですか?
って聞いたら本物だと言われた、うれしい。

曾侯乙墓のコーナーにいたスタッフさんに
九連dunの展示はいつ見られるんじゃ~と聞いたら、
いろいろ話が弾んで、曾侯乙墓のことをたくさん聞けてとても楽しかったです。
九連dunはいつ見られるのか結局よく分からなかったけど、
決まってなさそうだったから仕方ないな(笑)
曾侯乙墓は現在の随州にありますが、スタッフさんは随州のご出身でした!
うれしいなあ……随州も一度行きたいんですよね……
だいぶ経ってから
「えっお前外国人だったの!?」
と言われたのもありがたいですね……
信じてもらえないのは最高にうれしいですね……

曾侯乙さんの入っていた外棺に穴が空いているので、これは何なのかと聞いたら
乙さんの魂が出入りして遊びに行くための穴なんだと……
棺の隣の部屋に楽器が置いてあるから、魂さんがそこで音楽を聞くんだと……
いや~~~やっぱり古代の考えってすばらしいわ……
そしてやっぱり博物館のスタッフさんって熱心だわ……
どこの人も喜んで話してくれるんですよ!!
もうずっと解説を聞いていたい……

はあ、こんなに文物が好きなのに中国は遠すぎる……
中国各地の博物館を訪問したいものです。
各地の博物館を見たあとに
「やっぱり湖北省博物館が最高だな~」
と言いたい。玉器は荊州博物館ですね!
青銅器はたぶん河南省とか国家博物館がすごいんでしょうね。(妄想)


あ、おみやげを買おうとしたら商店が閉まっておりましたので
今朝出発前にもう一度行って参りました。
亀山に墓参りに行ったあと、バスで楽々到着。
そして今は動車組で上海へ……
帰りたくはないですが、私が今こうして遊んでいる間にも
会社の皆さんは死にそうな思いでがんばっていると思うと……
私も早く帰って死にそうな仲間に加わらなくては。

6時間超の長旅なんで寝たり買った本読んだりモンスターハントしながら
気長に乗ってようと思います。
今回楚文化の本が安く大量に買えたので最高にうれしいです。
ではまた!