楚漢伝奇 第6話 | 呉下の凡愚の住処

呉下の凡愚の住処

三国志(孫呉)・春秋戦国(楚)および古代中国史絡みの雑記、妄想、感想をおいてます。
文物や史跡など、誰もが実際に見に行けるものを布教していきたいな。
他、中国旅行記や中国語学習記も。

楚漢伝奇を一話見るごとに
ヤバイ病気が超スピードで悪化している気がしてなりません。
新三観賞中も自分がヤバイとは思っていましたが……
今さらですが私は楚が大好きです。
※画像ネタバレ注意!



第六集 故郷の馬

・出先で見ていたのですが画質が悪くて誰が誰だか分かりません……
 ↑すいません嘘です。
 劉邦の愉快な仲間たちの顔をまだ覚えられていないのです……
 自信があるのは樊噲ちゃんのみ。 <新三張飛だから当然

呉下の凡愚の住処-兄弟们
▲おやつ(?)を配っている劉季。面倒見がいい

・劉季が蕭何のところに徭役人数の改善を求めに行ったら
 当初100人の予定だった人数が300人に変更になったそうです。
 100人の時点で無理ゲーだったのに……秦法ひどすぎる……

・キレた劉季が“什么什么意思!?”って怒鳴ってたんですが
 「何が“什么意思”だ!」ってことですよね(什么意思→どういう意味)。
 そのまんまだけどやっぱりそういう文になるのか……と妙に感心した。

呉下の凡愚の住処-盧綰
▲盧綰の顔がいつもかわいい

・徭役に行きたくない樊噲も盧綰も結局
 「兄者が(徭役に)行くなら俺も行くよ」って言い出して……
 この人たち劉邦旗揚げ前から劉邦大好きだったんだなと思うと
 思わず目から汗が出そうになりますね…… <異常
 その二日後に周勃が「俺も行く」って言いに来て、
 それに対して劉邦が「お前はほんとにいい弟だ」って答えてて、
 ここ絶対泣ける場面じゃないのに
 目から汗が出てきた自分はもうダメだと思いました。
 こういう男臭い展開に弱い。桃園の誓いですらだいたい泣くし。
 水滸伝でも仲間が増えるたびに感動して泣くタイプなんじゃなかろうか……

・所変わって薊県。

呉下の凡愚の住処-項伯
▲まだウッカリ許攸さんと呼びそうになる

 馬車に乗って颯爽と現れる張良先生……

呉下の凡愚の住処-馬車

 前回絶壁から飛び降りたのに無傷な上、項伯さんを助けてくれました。
 さすが魯粛の前世はやることが違う。

呉下の凡愚の住処-馬車
▲この馬車かわいい

 項伯おじさんによると張良は韓の丞相だったそうです。(そんな事実はない)
 あ、でも良先生のお祖父さんとお父さんはほんとに宰相だったんですね。
 すごい名家だなおい……いや項家も楚の名家ですけど……

・今度は項羽の場面になり、馬売り場で自分と同郷の下相の馬と出会って
 「こいつはもう故郷の草を食べることもできない、
  無念のあまりこんな(毛艶のない)姿になったのだろう」

 と語るのですが、この時点で涙腺が刺激され
 さらに馬売りのおっさんの
 「わしら楚人も馬も祖国を潰され散り散りにさせられた」
 というセリフで涙腺が決壊しました。 <異常

 楚が滅ぼされるとか本当に耐え難い屈辱ですよね。
 戦国時代の楚がこんなに好きだったなんて自分でも知らなくて、
 毎回楚漢伝奇を見るたびに秦に負けた楚人のことを思って
 心底やるせない気持ちになっている自分に引いています。

 しかし突然項羽とその他大勢(<どこから湧いてきた)が
 どしゃ降りの雨の中でドラマ主題歌を歌い始めて
 失笑のあまり雰囲気がぶち壊されました。なんだこの空気読めないドラマ。

・項梁さんが楚人たちを集めて項燕の祖霊を祭ってます。
 この儀式で編鐘を鳴らしてるんですが、
 楚の曽侯乙の編鐘があまりに鮮明に思い出されて
 「自分も楚復興に協力すべきなのではないか」と錯覚しました。
 今回全体的に病気でした。(自分の反応が)

・お勉強をする気がない項羽は家庭教師のもとを飛び出してしまいました。
 項羽の場合、勉強云々というか人として性格に問題があると思う。
 琴の音に引き寄せられて虞姫と再会しかける項羽ですが
 今回は未遂に終わります。

呉下の凡愚の住処-虞姫

 どうも互いに一目惚れだったらしいです。
 なんだこのカップル一生やってろ!!!

・項羽に町でいきなり襲い掛かられて
 「俺たち友達になろうぜ」とか言われた虞子期がかわいそうすぎます……

・項梁おじさんによる兵法の勉強もじっと聞いていられないのに
 「項籍発誓,此仇必報!」
 とか言っちゃう項羽はどこまでも生粋の楚人だと思いました……
 でもやっぱり勉強云々というか人として性格に問題があると思います。
 悪口を言われただけで相手を釜茹でにする性格に学力は関係ない。
 これだから項羽は
 大好きです。 <病気


主な登場人物:
樊噲、劉邦、周勃、盧綰、蕭何、項伯、張良、項羽、項燕、項梁、虞姫、虞子期

次回(楚漢伝奇 第7話)
http://ameblo.jp/ancyon/entry-11523568895.html

前回(楚漢伝奇 第5話)
http://ameblo.jp/ancyon/entry-11517828126.html

ネットカフェのヘッドホンを装着して観賞してたのですが、
ヘッドホンがきつかったせいかかぶせものをした歯が痛くて
画像を撮るタイミングをいろいろ逃しました……
なので今回は分からなかった単語も調べられず……無念……
痛くてなかなか集中できなくて
武漢で撮った楚の文物の写真などを見返しはじめてしまって
本気で楚文化が懐かしすぎて項梁の集会に参加したかったです。(重病)