先週オープンしたばかりの
グラディスカというイタリアンに行ってきました！
イタリアのピエモンテで日本人初のミシュラン一ツ星を獲得した
堀江純一郎シェフが、満を持してオープンしたお店とのこと。
これは是非行ってみなくちゃ！
ってことで、まずはランチに伺ってみることにしました。
場所は六本木ヒルズけやき坂を上がりきったところからすぐ近く。
ルーマニア大使館やラオス大使館が立ち並ぶ通り沿いに
そのお店の入り口はありました。
向かいのマンションからはインターナショナルな会話が漏れ聞こえ、
通り過ぎる老婆もどこかセレブな印象。（笑）
車がひっきりなしに通り、なんとなくざわめいている感じですが、
グラディスカへ続く地下へと階段を下りていくと、
そこにはしーんと静まり返った、まったくの別空間が広がっていました。
まず驚いたのは、天井がかなり高めで、テーブルの間隔が広いこと。
地下にいるとは思えない、優雅で贅沢な空間が広がっていました。
そして厨房と客席は広い窓で仕切られていて、
シェフたちがてきぱきと働いている姿を窓越しに見ることが出来ます。
そしてこちらで楽しめるお料理と言えば、ピエモンテの郷土料理。
肉や魚の素材を活かした無骨なお料理や、
他では食べたことのない個性的なパスタを楽しむことが出来ました。
ランチはコースメニューもあったんだけど、
今回は色々食べてみたかったのでアラカルトにしてみました。
まず前菜には「春野菜のトルティーノ」をチョイス。
サクサクとしたタルト生地の中にホワイトグラタンが入った
クリーミーなお料理に、大きく太いグリーンアスパラが添えられた一品。
これ、グラタン好きなワタシにはたまらんでつ。うんまい。
そしてパスタはちょっとワガママオーダー。（笑）
野菜がいっぱい食べたいの！ということで、
「春野菜たっぷりのタセリン」を作ってもらいました。
「タセリン」とはタリオリーニのピエモンテ地方の方言とのこと。
でも出てきたそれはタリオリーニとはまったくの別物でした。
こちらはほとんどのパスタメニューが手打ち麺なんですけど、
このタセリンっていうのは、
こんなの食べたことない！っていうくらいかなりの細麺。
どれくらい細いかっちゅーと、素麺よりも細い！
いや、細いレベルが違うな・・・それがさらに平べったくて、
もっと繊細で、舌触りがなめらか。
舌の上にのせると、パラパラとほどけて、すっと消えていく感じ。
もう、ホントこれは驚きの一品でした。
堀江シェフが何度も何度も試作して生み出したというのも納得。
思わず「堀江シェフと握手したいっ！」と叫んでしまったくらい。（笑）
そして春野菜は「雪割りなばな」という菜の花がたっぷり。
オリーブオイルを纏ったグリーンが色鮮やかなパスタでしたわ！
さて続くメインは「鯉のオーブン焼き」をチョイス。
コイって・・・（笑）
鯉自体食べる機会はめったにないし、
イタリアンでいただくなんてもちろん初めて！
鯉は三枚におろすことが出来ないということで、
しっかりとした骨がそのままガッチリとついた状態で
やってきました。
最初は上品にナイフで切ってパクリ。
あら、鯉って脂がでっぷりとのってておいしいのね～☆
オーブンで焼いただけというシンプルな調理法が、
素材本来の美味しさを最大限に引き出しています。
この鯉は水俣川の上流で取れたものとのこと、
ゼラチン質が均一で脂がのっている最高に美味しい鯉なんですって！
そのうち手づかみで骨をもってガブリ☆
いやぁ～、美味しいね、美味しいね！
日本の食材と～、ピエモンテのシェフが～、出会ったぁ～☆って感じ！（笑）
（世界ウルルン滞在記風に読んでね☆）
最後はデザートまでしっかりいただきました。
6種類くらいの中から
「3種のチョコレートのお楽しみにドルチェ」をチョイス。
白い真四角のプレートに
キャラメルソースが潜んだドーム型のムース、
長方形にカットされたチョコレートケーキ、
パッションフルーツのチョコムースケーキが
美しく盛り付けられています。
わぁ、どれもこれもチョコの風味も味わいもまったく違います。
おいちい～、もっと食べたい☆
というわけで、最後の最後まで
とっても楽しいランチを過ごすことが出来ました。
食後、堀江シェフがテーブルまで来て気さくに話しかけて下さり、
お料理の説明を丁寧にして下さったのも嬉しかった。
帰り際もエレベータまで送って下さったんだけど、
ずうずうしく握手してもらっちゃいました。（笑）
お料理も美味しかったけれど、そんなシェフの人柄にも惹かれました。
ココはまた夜も来てみることに決定！
LA GRADISCA
東京都港区西麻布3-3-23 フィルドア西麻布B1F
03-5918-7055
第2月、火休
11:45～LO14:00(土日祝のみ)、18:30～LO24:00（日のみ～LO23:00）