五反田にある大田原牛の店、カサローエモ。


ずいぶん前から噂に聞きつけ、いつか行ってみたいと思っていた。


ステーキは目ん玉が飛び出るくらい高い!ということだったので、


とりあえずランチにハンバーグを食べようということに。


それでもだいぶお高いんですけどね。ハンバーグのくせに。




オーダーしたのは「カサローエモ極撰ハンバーグ」


大田原牛だけを贅沢に使ったハンバーグです。


グラム数によって値段が変わります。


私は一番少ない200gをチョイス。これでも3600円です。


そのほかにも「ハンバーグ合い挽き」も200gで1500円からありますが、


やっぱりカサローエモに来たら合い挽きよりもオール大田原牛でしょう。




さぁ3000円のハンバーグ。オール大田原牛のハンバーグ。


わくわくします。


大田原牛は年間30頭前後しか生産されないという幻の牛肉。


一体どんな育て方をしているんでしょうね。。。


「ここのお肉の脂は融点が19℃なんですよ!」と自信満々に告げるマダム。


つまり通常の牛脂は冷えると固まってしまうのに、


大田原牛の牛脂は19℃で溶けてしまうとのこと。


全然想像がつきません。


19℃って・・・夏の大田原牛は溶けちゃうんだろうか。




そうこうするうちにやって来ました!大田原牛!


握りこぶしもないくらいこじんまりした肉のかたまり。


ガーリック風味の自家製ソースが添えられています。


待ちきれんとばかりにそのソースに手を伸ばすと・・・


「ちょっと待ってください!今食べ方説明しますから!」


とストップをかけられてしまった。




ワタシを食べて♪とばかり美味しそうな湯気をあげるハンバーグ。


ご、拷問じゃ・・・




マダムの説明によると、最初は何もつけずにいただくのが通らしい。


そしてこのソースは最後の最後まで手を付けない。


とにかくハンバーグはそのまま堪能し、あとひと口という量を残す。


付け合せのサラダも、白ライスも、ひとかたまり残す。


そこに例のソースをたっぷりかけ、全部を混ぜ合わせて食べるのが


美味しいらしい。




ふーん、わかったよ、わかったよ、最初はソースをかけないのね!


あとで一口残せばいいのね!




・・・もう理性的な判断が出来なくなっています(笑。




マダムの説明もそこそこに入刀~!


おぉ、、、軽くナイフを入れるだけでいとも簡単に切れる。


この感触は柔らかくジューシーな食感を想像させる。


一口サイズに切り取った崩れんばかりのハンバーグを


震える手でおそるおそるパクリ。




・・・



・・・・・・・




あ、甘い・・・・。


お肉のまろやかな甘みが、旨みが、舌の上でじょわーととろける感じ。


でもけっして脂っこくもくどくもない。むしろさっぱりしている。


それなのに肉汁と旨みがしっかりコク深いとは。。。


なんという牛肉!


あっというまに溶けちゃったよ!!!


確かにマダムの「ソースはまだです!」にもようやく納得。


よい肉はこだわりの塩とコショウだけで味がこんなに惹き立つんですね。





そんな感動を胸にガシガシ食べ進めるあな。


あ、思わず忘れるところでした、一口残すんでしたね(笑。


マダム伝授のねこまんま式美味しい食べ方。


ハンバーグ、サラダ、ゴハン、ソースをぐちゃぐちゃマゼマゼ。


見た目は決してキレイとは言えないけれど、


ナントこれも絶品でした。


他のハンバーグでこういう食べ方しても美味しいかもだけど、


この舌の上でじゅわーーーーととろける感じは


大田原牛でしか味わえないでしょう!




というわけで、噂どおりすんごいハンバーグでした。


ステーキが食べられる日はいつかくるのだろうか・・・


とりあえず今度はすき焼きあたりを食べてみたーい!




CASAROWEMO(カサローエモ)
東京都品川区東五反田3-17-14 春日ビル1F
03-3446-8808
水、第3火休
http://www.casarowemo.com/