レース用サングラスの話 | Anna Ito Official Blog.

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今シーズンはレースで使用するサングラスを
大きく分けて3種類を使用します。
いつもお世話になっているオードビー様と
色々相談をさせていただき、制作していただいたものです。


レンズには度付レンズを使用していますが、種目や
レースコース、シチュエーションによって使う物を
セレクト出来る様にしています。

通常のロードレースで使用するサングラスは
オークリーのレーダーというモデルに
2種類のレンズバリエーションで制作していただきました。

まず、1つ目は今年新たに制作してもらった、
NXT B1/40 というブラウンの薄い色に
シルバーミラー加工を施したレンズのもの。


先日行われた開幕戦、宇都宮クリテリウムの際に
そのレンズのサングラスを使用しています。
大きな特徴は通常の調光レンズと比較して、
ミラーレンズであることで、外部から目の動きが
見えにくい為、レース中の戦略に関わる心理を
見抜かれにくくする狙いがあります。


Photo by Kensaku SAKAI


対して、もう一方のサングラスは、
NXTスカイクリア調光度付レンズで制作しています。
これは、以前から使用しているサングラスのレンズです。
今回の宇都宮ロードレースでは、こちらのサングラスを
チョイスして使用しました。


それは、今回のコースである鶴カントリーの登坂路をはじめ
コースの半分近くの区間が左右に街路樹が覆いかぶさっており、
暗くなる部分と明るい部分が明確に分かれる特徴があり、
こういった場合こそ、調光レンズのメリットが生きます。


Photo by Kouji Okamoto



Photo by N.Ito

例えば、雨レースの際や、トンネルを通過する
コース設定等の場合も同様に効果を発揮します。
通常使用において全く支障がない調光レンズですが、
環境によってメリットを大きく感じる事が出来ます。

最後はタイムトライアル種目に使用するものです。
タイムトライアル出走時には通常のヘルメットと
異なり、空気抵抗を軽減させるための特殊な形状となる
エアロヘルメットを使用します。

Photo by Kensaku SAKAI


Photo by Y.Takagi


そのため、テンプル部分もヘルメットに覆われている
状況にて使用しなくてはならないため、
通常のサングラスフレームでは干渉してしまいます。
そこで、ESS CROSSBOW Suppressor という
モデルにて製作していただいています。

このモデルはとにかくテンプル部分が超極薄設計となっていて
エアロヘルメット特有の形状で装着しても、フレームと
ヘルメットの干渉を回避する事ができ、圧迫感もなく、
素晴らしいものです。


Photo by Y.Takagi


エアロヘルメットのシールドがある関係でレンズには
カラーを付けず、クリアレンズで作られていて
シールドを下した場合でも視界はクリアです。


ロードレーサーにとってアイウェアは、
走行中の風によるドライアイ防止や
雨等が目に入って起こす視界弊害や事故防止という
基本的な装着理由はありますが、
様々な目的にあったアイウェアの目的というのも
各選手ならではで考え方があるものだと思います。

自転車選手以外でも様々な目的をもって
アイウェアを使っていると思います。

私もレース時以外に使用するオークリーのフロッグスキンに
度付レンズを使ったサングラスを制作してもらいました。



いろいろと悩んでいるアスリートが多いのも事実です。
そんな方々は是非、サングラスプロショップオードビー様に
相談されてみてはいかがでしょうか?

サングラスプロショップオードビーWeb Site

http://www.eaudevie.co.jp/