統合失調症の若い青年が、発症前はRadioheadとBjorkが大好きだったのに聴きたくなくなったといっていた。
今はその二つを聴くと、「怖く」なるんだそうだ。
これも統合失調症の自我境界性の脆弱性となんか関係があったりして。
Creepにしたって、I'm a creep, I'm a weirdoと否定的に歌いながら、その奥に在るのは圧倒的なエネルギー。
内向きのベクトル、炉心のような不穏で静穏な熱量。
それに対して共感を超えて、侵入性を感じてしまうようになったのかもしれない、とかとか。
そんな彼のiPodの中身は、今は弟からもらったJ-Popとアイドル歌謡ばかり。たぶん、そんな侵入的ではなさそうなもの。
あ、でもOasisはまだ好きだって言っていたな。
Oasis...一番有名な曲はやっぱりWonderwall?
勝手なイメージだけれども、Oasisには乾いたflowがある。ベクトルは外向きなのに、だからこそどこか冷めたcore。
ま、何が侵入的かは個人にも寄るのだろうけど。
発症前と発症後で、「音楽が好き」ということ自体は変わらないのに、その好みが変わるっていうのは少し興味深かった。
もちろん、別に疾病如何に関わらず、好みは変わっていくものだけど。
とりあえず、朝っぱらからNirvanaのRape meを聴くんではなかったな~、と大後悔の快晴の、朝。
自我境界の脆弱性うんぬんなどぶっ飛ばして、激しく侵入的。
Good Bye,爽やかなSunday morning.....