私が伯母さんになっても。大草原の小さい実家その2。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

平成26年5月16日~18日、妹と甥っ子とともに岡山へ帰省してきた。
今回はその後編である。

※前編はこちら→『私が伯母さんになっても。大草原の小さい実家その1。



甥(おはようでちゅ・・・)

ぼんやりしているダッコマンに見つめられて、あもちゃんの朝が始まった。
熱視線で起きちゃうナイーブあもちゃん。

妹の言うとおり、まるで時計ではかったかのように、
ダッコマンは2時間おきにモニャモニャ言い出し、妹が授乳をしていた。
(夜泣きというレベルではない。静かにモニャモニャ愚図る。)

私もきっとそのたびに起きちゃうなあ。寝不足になるだろうな~。
と思っていたのだが、そんなことは全くなかった。

ダッコマンがモニャモニャ言うたび起きるには起きるのだが、その後すぐ寝る。
ぐがーぐがー。
どこがナイーブあもちゃんやねん。
わたしゃ母親にはなれんわ。

ダッコマンと妹とグダグダしていると、遠くの居間から掃除機をかける音がした。

私&妹「かわいい孫のために掃除機かけてるんだねえ。私らのためにはかけないのに。」

孫のパワー、おそるべし。



理由はわからないが、ダッコマン、この天眼鏡がお気に入り。
天眼鏡を手にして、すぐ口に入れようとするダッコマン。
しかーし、虫ハウスの我が家。
何がついてるかわからない。

私「ちょっと待ったー!あとでちゃんと拭いたら渡してあげるからねー。」

とバッととりあげると・・・

甥「イィーーーーーーー!!!!!」

と、突然怒り?で肩を震わせ、猛抗議をしてきた。

私「・・・か・・・かわえええええええーーーーー♥」←?

この私の反応に、褒められた、と勘違いしたのか、またイィーとしてきた。
そんなダッコマンもかわえええー。

イー!!
ラブリー♥

イー!!
萌えー♥

イー!!
きゅーん♥

・・・
あれ!?終わり!?

ダッコマン、飽きる。
この意気地なしめ!!!!←?




新聞、どれどれー。

という風にも見えなくもない写真を激写☆

天眼鏡を持つ手が丸くてかわいすぎる!!

◇◆



脳梗塞により食事制限をしている母であったが、たまには外食くらいしたーい!
というわけでファミレスへ。



甥(どれどれー)

読めもしないのに、一人前にメニューを見るダッコマン。

◇◆

実家にいる間、しょっちゅう私に見せてくれたポーズ。
どうやらダッコマンのマイブームらしい。



甥(いち・・・)



甥(に・・・)



甥(さん!!!)



私「ばああああ!!!」
甥「キャッキャッ」

股の間から私が覗くのが嬉しいらしく、
何度も何度も何度も何度も何度も・・・。
お気に召したら、エンドレス。

そろそろ伯母ちゃん、疲れたのでいいですかね。

とばかりに、股の間で足をヒラヒラさせていると、
非難めいた顔(←被害妄想?)でこちらを振り返る。

100%全力で向かってこいとな!?
ダッコマン、つかまり立ちができるようになっても伯母ちゃんをラクさせてくれない!!

その他2日目は・・・



従姉が来たりー。



相変わらずスマホをシュッをしたりー。

で、あっという間に、東京へ戻る最終日がやってきた。

母が買っておいた菓子が置いてあるのを、
常に腹をすかせている妹がめざとく見つけた。お前はハイエナか。

妹「あとでこの小枝(森永製菓)、たーべよっと。」

と言っているのを背中で聞きながら、帰京の準備をしていた私。

すると母親がやってきて、

「帰りの電車で、これ、食べ。」

とさきほどの小枝を渡してくるじゃないか。(妹不在)

私「あ、でも、さっきうーちゃんが、この小枝食べよっとって言ってたよ。」
母「んもう、あの子は食べ過ぎじゃ!!!あんたにあげるわ。」

とグイグイ鞄にねじこまれた小枝。

私はいいけどさあ・・・と思いながら、引き続き準備をしていると妹が戻ってきた。

「ねえねえ、私の小枝、知らない?」←早っ!!

いつからあれはお前の小枝になったんだ。
というのはとりあえず置いといて、かくかくしかじか、とさきほどの件を説明。

私「私は要らないからあげるよ。」
妹「いやいや、それはお母さんがお姉ちゃんに、ということだからいいよ。
  駅までお姉ちゃんを見送った帰りに小枝を買おーっと。」

そんなに小枝が欲しいのか。
森永製菓も泣いて喜ぶであろう。

帰京の準備も完了し、あとは出発の時間を待つだけである。



甥「ちゃぷちゃぷちゃぷ」
甥「じゃぶじゃぶじゃぶ」
甥「もにゃもにゃ*+%$&#”#!#」

妹「なんかよくしゃべるようになったなあ。」
私「しかも岡山に来てから、カタコトの種類が変わったと思わない?」

新幹線の中では確か、タッタッタッター、とかしか言ってなかったのに。
たくさんの大人たちに囲まれ、たくさんの会話を聞いて、変わって来たのだろうか。



熱いお茶を飲んだ父が

「ぷっはぁぁー」

とため息をつくと、それを聞いたダッコマン、

「ぷっはああああああ」

と真似するではないか。

皆「かわええええええええええ!!!!!真似してるんだね!!!!!」

母「ぷっはぁぁー。」
甥「ぷ・・は・・」

皆「か・・・かわええええええええええ!!!!!」

私「ぷっはーーーー!!!」
甥「・・・・・」

もういいそうです。
すんません。

股下覗きは死ぬほどさせるくせにいいいいいい。
お前はツンデレか。

そろそろ出発しようかね・・・と立ち上がると、母親が私を呼び、和ダンスを開け始めた。

母「この着物とこの帯の組み合わせで取っておこうと思うんじゃあ。」
私「はあ。」
母「でな。これはもう処分しようかなあ、と思っててな。それから・・・」
私「あの・・・私、そろそろ出なきゃいけないんだけど。」
母「知っとる知っとる。でな、こっちの着物は私のとお揃いなんで~。でな・・」
私「それ、今、聞く必要ある!?」

さすがのあもちゃん、焦りで声が大きくなりました。
東京と違って、1本電車を逃すとどんだけ待つか、知ってるでしょーーー!!!

つーか、なんで、今!?
思い立ったら吉日タイプの母。
気まぐれに急に着物の説明を思い立ったらしい。

いやいやいやいや・・・今度にしてくれい。
時間に超ルーズな母、相変わらず人の時間もおかまいなしであります。
脳梗塞でこういうとこ、改善できたらいいのに!!!
なのに、ちーっとも病気前と変わってない!!!



私「じゃあーねーー。ダッコマン、イイコに帰ってくるんだよー。」

ダッコマン、私とのしばしの別れもわかっていないようで、←当たり前。
じゃぶじゃぶとご機嫌で話しておりました。

◇◆

新幹線の出発時間まで、後輩ともともと会う。
後輩ともとも、たった2時間という短時間での逢瀬にも快く応じてくれた。



わざわざ岡山(駅)に出てきてくれてありがとう。
今度いつ会えるかわからないからさ。



今年もまた東京弾丸ツアーに行きますよー。

あ、東京に来るの?
いつ会えるか分からない、って数ヶ月後会うのね(笑)
ますます呼び出して申し訳ない・・・



と「このマカロン、おいしいんですよ。先輩に食べてもらいたくてー。」

と言いながら、ともとも自ら食ってました。
お前が食うんかい!!

そして新幹線の時間がやってきた。

と「それじゃさよなら。」
私「ぷっ」

明日また会うみたいな、あっさりした挨拶に笑ってしまった。
ま、数ヶ月後、会うんですけどね。

また東京で会いましょう。

◇◆



つっつんとサンドウィッチと小枝~♪

上演中の舞台『ロンサム・ウェスト』について、つっつんが語っているというので衝動買い。
しかし、全然大したこと語ってなかった。
写真もイクナイし、もったいない・・・



母が作ってくれたブレスレット。

母「家庭円満を意味する石で作ったから。着けてね。」

は!?
うちが家庭円満じゃないとでも?!

ちなみに脳梗塞を患った母親が着けていたのは、病気平癒、だそう。
リアルすぎる。
となると、ますます私の家庭円満祈願のブレスレットの意味が・・・。

どんな目で私たちを見てるんだ、と
妙な気持ちになりながら、岡山の旅を終えたのでありました。

いやいや、仲良しですから!!!!!!!!!!  ←!!の数が!!!!