あもる一人直木賞(第145回)選考会ースタートー | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

あもるの、あもるによる、あもるのための、一人直木ショー!

コアなあもるファンにはおまちかね。
あの夏と冬の風物詩がやってきた。

平成23年7月3日、第145回直木賞候補作が発表された。
候補作は以下の通り。


池井戸潤「下町ロケット」         (小学館)
島本理生「アンダスタンド・メイビー」上・下(中央公論新社)
高野和明「ジェノサイド」         (角川書店)
辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ」   (集英社)
葉室 麟「恋しぐれ」           (文芸春秋)




うーん。
今回の顔ぶれは、どっかで見たよな、古めかしい感じである。
池井戸さんと辻村さんと葉室さんに関しては傾向がわかりすぎて面白みが少々・・・。
(葉室さんなんて今回で4回目のノミネートだし!)

ちょっと変わり種は島本さんか。
芥川賞で3回も候補に挙げられていたこともある作家にも関わらず、
今回は直木賞で初ノミネート。

作品は全て未読だが、これだけの顔ぶれと出版社を見る限り、
葉室さんが1歩リードってとこだろうか。


そして、またもやハプニング発生。
前回に引き続き、→2011.01.07「あもる一人直木賞(第144回)選考会ースタートー
池井戸潤「下町ロケット」の在庫がない、という大失態。
前回も今回も、このような凡ミスを犯したのは、リ◎ロ池◎店である。←チョー名指し。

そんなリブ◎◎袋店のおすすめは、
辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ」
なんだそうで。

直木賞候補作の在庫を切らすよな本屋の言ってることが信用できるか!

というわけで、今回も一人で淋しく選考いたしますよ。

あ~あ。
本物の直木賞選考会って、
高級フレンチとか食べながら、
高級アールグレイとか飲みながら、
あらあら、紅茶もいいですけど、こちらのブルマンは最高ですわ、
オホホホホとか言いながら、
優雅に自慢話をしながら、適当に選んでるんだろうな~。←コラー!

こちとら、ホカホカご飯にタラコ乗っけて、ハフハフ食べながら、
孤独にひたすらページめくってるんだぜ~。

・・・私の方が幸せな気がしたのは気のせい?

タラコご飯がおいしかったことはさておき、
今回の選考会、まずいことがたくさん重なっている。

(1)上下巻ものがある。
(2)14日(本物の選考結果発表日)までに演劇を二本観る予定である。
(3)前職場のボスと徹夜必至の飲み会がある。
(4)15日、日本脱出。


(1)はまあ仕方ない。
(2)は、二本とも一人で観に行くので、
   純粋に観てさっさと帰宅すればさほど時間は食わないハズ。
   (そんな観劇の仕方でいいのだろうか。)
   ただ、一本が蜷川作品で、長そうなんだよな~。。。
(3)ボスと飲んでる暇なんてないっつーの。でも断れない。。。
(4)これが最大のネック。なーんも準備してねえ。あははは。
   ・・・こんな日本、住んでられっか!
   と即断即決で脱出することになった。←後日、またご報告☆


それにしても、あもる一人直木賞選考会、身近な人にはすっかり定着してきた。

トクちゃんからの
「ビールでも一杯飲みに行かない?」
というお誘いも、
「あ~、直木賞候補作が発表されたんですよ~」
といえば
「えー。年に3回も4回もやってる気がするんですけど~。
 まあ、仕方ないや。またね~」

直木賞候補作が発表された、と言えば、誘いが断れる。
すげーシステムが確立されつつあります。
ちなみに、直木賞は年に2回(1月と7月)だぞ。



今回は芥川賞候補作のほうが、断然読みたかったな。
本谷有希子とか、大学生とか、話題性も十分。
今回も、前回同様、直木賞作家が芥川賞作家の影に隠れてしまう予感。
(前回は、道尾くんと木内さんだったのだが、
 芥川賞受賞作家(西村賢太と朝吹真理子)に話題をごっそり持っていかれた。)


$感傷的で、あまりに偏狭的な。

飲まず食わずで貯めたお金を←大げさ!紛らわしい!JAROってナンジャロ!
年に二回の大散財。

さくらんぼをもらったので、牛乳カンを作り、さくらんぼを乗せて食べる。
牛乳カンって、アッサリしていて昔から好きだ。
なにより簡単だしね。

節電の夏。
あれこれ冷たいデザートを作りたい。
あれもしたい。
これもしたい。
もっとしたい、もっともっとしたい。
全ての欲望が、選考会の邪魔になっている・・・。


とりあえず10日間で5作品、読破。がんばろー。

本物の直木賞選考会の結果発表は、7月14日。
どうぞ、今回もお楽しみに。
あもる一人直木賞選考会、まもなくスタート!!

イッツ ショータイム!!