ジョジョ哲学  第3章 精神力(その②) | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

スタンドとは守護霊である

自分を守りたいと思う精神

そして誰かを助けたいと思う精神

その精神に怒りを伴わせ精神に命令を下したとき

守護霊は現れる

人間にはできない能力を携えて現れる

スタンドの戦いは精神の戦いである

精神が強いものが勝利をする

このスタンドの戦いで僕はある一つの仮定式を解いてみた

精神が最大限に発揮できる行動

それは「賭け」である

スタンドの戦いには偶然は存在しない

大きな意志と賭けの精神力が勝利に導くものと僕は説いた

ジャンケン小僧(本名 大柳賢) 

スタンド名「ボーイ・Ⅱ・マン」

能力 ジャンケンで勝つと相手のエネルギーが自分のものになる しかし5回勝負


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杜王駅で通勤途中の人々を写真に撮る岸辺露伴

推定される人間を48人も隠し撮りをし吉良を探そうとしていた

そんなとき一人の小僧が露伴に話しかける

「ねぇ じゃんけんしようよ」

相手にしない露伴に付きまとう小僧

不審に思った露伴は彼のスタンド「ヘブンズ・ドア」で彼の記憶を本にした

彼はスタンド使いではなかった

ただジャンケンがしたかった小僧だったのだ

相手の心が読めるヘブンズ・ドアでは小僧にジャンケンで勝つのは簡単だった

小僧はあっけなく露伴に負けた

精神力はスタンド能力を進化させる

この小僧は岸辺露伴にジャンケンで勝ちたい

2度負けることによりスタンド能力は進化した

そして3回目小僧はようやく露伴に勝ち

「ボーイ・Ⅱ・マン」でエネルギーを吸い取る

小僧のジャンケン哲学はこうだ

ジャンケンは確率ではない

勝ちたいと願う「心の力」だ

ジャンケンで負かすということは

露伴の心の力を負かしたということだ

そして露伴をコテンパにして露伴を超えてやる

僕は露伴のように人に尊敬される大人になりたい

今の勝敗は露伴勝ち②小僧勝ち①

露伴はおどしをかける「もしお前が次のジャンケンで負けたらおしまいなんだ」

小僧は答える「それは覚悟しています 僕はあんたを乗り越えるんだ」

精神力は小僧自身も成長させる

小僧は露伴の精神をパーで押し切ったのだ!

そして小僧はこう悟る

いま 僕は上り坂にいる 2回負けてから2回勝っているからだ

しかし露伴は今下り坂にいる 2回勝って2回負けているからだ

精神力は小僧自身も成長させる

小僧の目はもう無邪気な子猫の目ではない

獲物を狙うトラの目じゃ

勝負だ!

お互いに空にジャンプをしながら戦いは再開した

精神と精神の戦い

それは壮絶な戦いだ

2回続けてあいこだった

そこで小僧はさらに乗り越えようとする

近くにいた仗助とジョナサンに声をかけたのだ

これは小僧の運試しだった

小僧はあの二人は決してここには来ないと思った

岸辺露伴と小僧がハァハァいいながら立っているのにここには来ないと思った

運は小僧にあった

仗助は露伴が嫌いだったのだ

老いたジョナサンも以前の洞察力はもう無かった

小僧は悟った

今のぼくはぜんぜん負ける気がしない

今の僕ならたとえ6発中5発弾丸の入っているロシアンルーレットでさえ生き残れる

そして小僧は自ら石を建物の窓ガラスへ向かって投げ

ガラスのシャワーを浴びた

小僧にはガラスが一枚も当たらなかった

精神力は運も成長させる

今の小僧は何千と飛んでくる矢の中を平然と歩く「アレキサンダー大王」のようだった

小僧は岸辺露伴を乗り越えたのだ!

岸辺露伴は覚悟を決めた

そして小僧にこう教えた

他人を負かすってのはそんなに難しいことじゃない

もっとも難しいことは

自分を乗り越えることさ

僕は自分の「運」をこれから乗り越える

そして最後のジャンケン!

勝ったのは露伴だった

彼は自分の力で運を変えたのだ

さっきジョナサンが連れていた「透明赤ちゃん」に

ヘブンズ・ドアで「透明になって小僧の指をグーにする」と命令したからだ

彼は自分の運をイカサマで変えたのだ

精神力は運も成長させる

透明赤ちゃんを利用したという行動は

あの状況での露伴の精神力であり

自分の能力により運を成長させたのだ

※この哲学は単行本「ジョジョの奇妙な冒険」の第40巻を参考としています

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