先日、電車に乗っている時にこちらの本を買いました。
理系に学ぶ。/ダイヤモンド社
¥1,620
Amazon.co.jp
移動中に、スマホでKindle版を購入して、そのままスマホで読める。すごい世の中になってますね。
そもそもサイエンスとは、日常にある「不思議」を知るために始まった、というか発生した学問で、そこには「不思議」の前提であったり「不思議」を解明した後におこる「感動」がつきものだったのだろうと思うのだけれど、現在では、科学技術の進歩によって、想像もできない大きさの宇宙だったり、肉眼では見ることのできない小さな分子だったりを扱う学問になって、難しい「感動」には遠いものになってしまったように思われている(と思う)。
でも現在の日常を彩る「感動」、例えば映画や音楽を支えているのはやっぱり「科学」であり「技術」なので、もっと「科学・技術」と「感動」が共存していることをアピールできると良いよね、というようなことを考えさせられる本でした。
私が普段翻訳している「特許明細書」に書いてあることは、いわば、「当業者同士の暗号」と理解しても良いのではないでしょうか。翻訳者は暗号を逐一間違いなく訳さなければなりませんし、研究者・技術者は暗号を読み書きするための方法論を学ばなければならないでしょう。
でもそれとは別に「暗号」以外の伝え方を、感動をよぶ伝え方をもっと真剣に考え、学ばなければならないのかも、と最近強く思うようになりました。翻訳者として日本語・英語に向き合ってきたせいかも知れません。
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