花火 9 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




「それでは『おはなし会』始めまーす」

相葉さんの声に、子どもたちが静かになった。

「今日はこのお話です」

相葉さんが出した絵本に、知ってるー!とか、読んだことあるー!って子どもたちが盛り上がる。


「にぃ!あれ、にぃが好きなやつ!」

潤が楽しくて仕方ないって顔して、俺を振り向いた。

「始まるから、前向いてろ」

うんって、素直に前を向いた潤を膝の上に抱き上げた。


喋っている時とは違う、相葉さんの声。
ゆったりして、あたたかくて、心地いい。


「……おしまい」

ぱたん、と本を閉じた瞬間に、次のお話はー?って声が上がる。


「じゃあ、次はねー、コレにしようかなっ!」

じゃーんって、相葉さんが出した本は、何故かまた俺が好きだった絵本で、潤がまた笑顔で俺を振り返った。


「誰かにお手伝いしてもらおうかなぁ。お手伝いしてくれる人ー?!」

相葉さんの声に、あちこちからはーい!って手が上がる。


「にぃ!にぃも読んで!僕、にぃが読んでくれるの、好き!」

「いや、お友だちに聞いてるんだろ?」

「だってあれ、にぃが読むと面白いもん!」

潤が俺の手を掴んで、はいっ!って上にあげた。

「こら!」

相葉さんと、周りのお母さん達の視線が、痛いくらい突き刺さる。

「あっ……すいません。弟が、勝手に……」

「じゃあ、お願いしようかな?」

「は?」

相葉さんが俺を見てにっこりと笑って、おいでおいでって手を動かした。

「にぃ、早く!」

潤に急かされて、相葉さんの隣に用意された椅子に腰掛けた。


「じゃあ、まずはかっこいいお兄さんにお名前を聞いちゃおうかな」

「……櫻井、翔……です」

「翔くん、だね。じゃあ、かっこいい雅紀くんとかっこいい翔くんが、今からこのお話を読みますよー!」

くふふふふって笑った相葉さんに、こどもたちがはーい!って元気に返事を返した。