on the other side of the world 6 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




「はー、気持ちよかった」

風呂あがり、頭をガシガシ拭きながら冷蔵庫を開ける。


メシ、食ってる間もスマホをずっと気にしてる自分が…なんか、嫌だった。

はーって、ため息をつきながら、お茶のボトルを取り出す。



「うわわ!つめてっ!」

コップに注いだお茶が勢いよくこぼれて、慌てる。
…もう、しっかりしろよ、俺。


こぼれたお茶を拭いて、コップを持ったまま、ソファに沈む。



「あ、オリンピック」

一応、俺もスポーツ番組やってるし、ちゃんと見ておかないとね。
テレビのスイッチを入れた瞬間、テーブルの上でスマホが震えて、慌てて立ち上がる。



画面に表示された名前に、気持ちがぽんって跳ね上がる。


「もしもし?」

『雅紀、おつかれーぃ』

「くふふ、しょーちゃんもお疲れ様」

『なかなか時間取れなくてさー』

「うん。忙しいよね」

『今、何してんの?』

「え、風呂入って、テレビ見てる。オリンピックの…」

『………』

「もしもし?」



急に無音になった電話に焦る。
あ、でも、向こうは電波悪いとこも多いって言ってたっけ?


どうしよう。


「もしもし?…しょーちゃん?」



『………』



「もしも…」



ゴトッ



鈍い音を立てて、スマホが手から床に落ちた。






「ただいま」





…え…

……なに?……


心臓、止まる。

止まっちゃうよ。




「…しょ…ちゃん…」


大好きな匂いの腕をぎゅっと握る。



「ただいま、雅紀」



俺を抱きしめたまま、しょーちゃんが耳元で囁いた。