土曜日の漢方研究会での寺沢先生の講演をまとめてみました。
土曜日の漢方研究会での寺沢先生の講演をまとめてみました。
はじめにガリレオのことを哲学者のフッサールが発明する天才であるとともに隠蔽する天才であるといっていたという話がありました。
偉大な科学者とは隠蔽もするということだそうです。
また自著の和漢診療学を患者さんに読んでもらうと共通言語で議論できるので非常に診療が楽になったと言うことです。
めまい平衡障害と漢方の話でしたが
めまいの患者で明るい患者に会ったことがない
という言葉は印象的でした。
めまいは虚しているということでしょうか?
また漢方治療については精神科のshared decision makingに近い物で漢方とメリスロンを処方して患者さんに1週間ずつ内服してもらいどちらがよいか聞くとよい という話がありました。これは日本人の知的レベルが高い、探究心が旺盛なこととから非常に有効な作戦だそうです。
ツムラの真武湯は偽真武湯
この私、他ならぬ私が見つけたというテクニックは立位で胸脇苦満を見つける方法でこれによって五苓散と柴苓湯を使い分ける
どうように心下痞硬を診断するそうである。
呉茱萸湯は心下痞硬あれば処方対象
心下痞硬=心下部に抵抗と圧痛を認めるもの。瀉心湯類や人参を考える。
患者には医師の自信がつたわる。医師は患者を診ている気になっているが患者が医師を見ていることを忘れてならない。