『星をまく人』 キャサリン・パターソン著

 

 アメリカ最高にニューベリー賞2回 子供の本のノーベル賞といわれる

国際アンデルセン賞など受賞されているようです。

著者は、ヴァーモント刑務所に服役している人たちを取材し

この物語を書いたそうです。
父は刑務所に、母はいいかげん、11才娘エンジェル

たよりない弟バーニー。父の祖母に子供二人をあずけ、母はとんずらする。

何度も転校つらい初日、学校では服役囚の娘の事を知られ孤立する。

下を向き、一人ただ教室で時間が過ぎるのを・・

どんな心境になるのでしょう? 辛い時間・・

一人で昼食をクラス皆とは離れた場所でする。

小説にありがちです。

 

 

『青い眼がほしい』 トニ・モリスン著のように・・

そんな中、小さな図書館主リザと、トレーラーに住む

星を見る教えてくれるおじさんに心癒される。

破壊された家族関係、アメリカにも日本にもありがちでしょうか?

娘の孤軍奮闘、支えてくれる数少ない人・・

たよりないコミュニケーション・・

そんな寂しい彼女を支えてくれた本「星を知ろう」

どっしりと動かない北極星に・・彼女は踏ん張り生きて行こうとする。

 

 

知識を得ようとし、本・読書で

人生に新たな光を見出してくれたのでしたら嬉しいです。
とても若いシングルマザーもUSには大勢いるようです。

逆境を跳ね除け、社会の中でしっかりと位置を確保し

明るく生きてほしいです。

教育、学ぼうとする意欲大切です。

社会も暖かな眼で見守り、多くの環境

多様性を知り支援しなければいけません。

 

教育があたり前のように得られるわけではありません。

教育を受けられ、食が満たされ、住居環境、平和な環境

人権尊重お願いします。