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amazonから昨日届いて、昨日のうちに大体読んでしまいました。

「大槻ケンヂ20年間わりと全作品」

4曲入りCD付きで、3000円です。ちょっと高いかな?まぁ、マニア向け(笑)の本なので、しょうがないですね。
厚さ、大きさは以前レビューした「筋肉少女帯自伝」とほぼ同じです。

内容は、1988年6月21日に「仏陀L」でデビューしてから、「絶望大殺界」(2008年5月21日)までの大槻ケンヂが関わったほぼ全てのCD、映画(映像)、書籍、ゲームが大槻自身のコメントによって解説されています。
大槻ケンヂのファンなら、読んで損はないでしょう。
CDアルバムの解説に関しては、ちょっと解説内容の濃さにムラがあるかな?とても詳しく解説してあるアルバムと、さらっと流されちゃってるアルバムがあります。

大槻ケンヂ自身の解説で明らかになるのは、数々の新事実!

全部は書けないので、一部分だけ紹介します。

・「仏陀L」の中で「釈迦」と「サンフランシスコ」だけレコーディングエンジニアが違う(だから音が違う)
・「きのこ山」は千葉に実在する!(そこで「釈迦」のPVを撮影した)
・「労働者M」の中の「北京ではオーロラ燃える」という歌詞は天安門事件のこと。一応、社会風刺(笑)
・「筋少の大車輪」とか「筋少の大海賊」なんかの「大○○」っていうネーミングは松本零士のマンガの影響
・「戦え!何を!?人生を!」は日比谷のライヴ中にアドリブで作曲した
・「くるくる少女」は最初捨て曲だった
・映画「RANPO」にタクシーの運転手として大槻は出演している
・単行本が文庫本化される時に大槻は修正を入れることがたある!エッセイも修正するし、大幅に内容が変わることもある(全く修正しないこともある)

・特撮の楽屋はいつも楽しい(……逆に、筋肉少女帯の楽屋は?)
・「人として軸がぶれている」と「空想ルンバ」の歌詞はアニメを見る層のことを考えながら作った(ちゃんと考えられてます)
・NARARAKIはプロデューサーとしても有能
・「絶望大殺界」に収録の「豚のご飯」は木村カエレ役の声優さんの発言から作られた



とりあえず、きりがないのでこんなところでしょうか。

これだけカタログ的に並べられてしまうと、私のコレクター魂が刺激されて、コンプリートを目指してしまいそうです(笑)。

…でも、「ドス竜」はいらん(笑)
(大学の時にレンタルで見た……)


以上、黒水川からの報告でした。