先日、橿原神宮本殿の工事完了のニュースが流れました。橿原神宮とは初代神武天皇が宮を築いた場所に、明治天皇が創建された神社です。御祭神はもちろん神武天皇です。
ようこそにほんのはじまり橿原神宮ＨＰ
橿原神宮本殿工事完了 2016/02/17 に公開
橿原神宮（奈良県橿原市）で重要文化財の本殿の修復工事が終了し１８日、報道関係者に公開された。３月８日には仮本殿に移されていたご神体を戻す本殿遷座祭が行なわれる。
本殿は京都御所の元賢所で、入母屋造り、檜皮葺き。神宮創建（明治２３年）に合わせ移築された。
工事は４月３日の「神武天皇二千六百年大祭」に向け、昨年２月から本殿に素屋根をかけて実施。屋根の檜皮約１３万枚を葺き替えた。全面葺き替えは約４０年ぶりという。
橿原神宮本殿修復工事が終了し公開される 2016/02/17 に公開
奈良県橿原市の橿原神宮の本殿修復し報道陣に公開された。檜皮を葺き替え、金具も磨きなおすなどされた
なぜ工事がされ磨かれたのかといえば、上のニュース記事にありますように、今年の4月3日は神武天皇
二千六百年大祭だからです。つまり、4月3日は神武天皇の2600回目の命日なのです。誰しもご先祖様がいますが、2600回も命日を祭られているようなご先祖様のいる人ってなかなかいないかと思います。しかし宮中祭祀として、歴代天皇の祭日は祭られてきました。宮中祭祀が途絶えたといわれる時期もありますが、大々的にではなくてもなんらかの方法で祭られきたからまた復活もできたのではないかと思います。
上の映像の向こうに見えるのは畝傍山で、その周りには神武天皇から4代までの御陵があります。
神武天皇陵【橿原神宮】 神武天皇陛下 御陵参拝【神社TV】御陵印
ところが、神武天皇について知らない日本人が現在では多いのです。下のkazuya君の動画では先日の建国記念日の建国が誰によってなされたか知られていないことをわかりやすく伝えていました。私だって7、8年ぐらい前まではよくわかっていませんでした。
7割の国民が『建国記念日に即位した天皇』を知らない？
日本は今上天皇陛下のご先祖、神武天皇が即位された日を建国とする国なのです。だから神武天皇は初代ですし、今上天皇は125代目の天皇なのです。
日本は神話から続く現存する唯一の国です。だから、天皇陛下のご先祖は神様です。そんなの嘘でしょ？なんていう人がいますが、世界中で自国の神話を否定するなんてことはありえないことです。ましてやその神話から続く現存する唯一の国です。誇らしいではありませんか。
世界で一番長く続いている国 日本 日本プロモーションビデオ
天孫降臨神話で宮崎の地に降り立った邇邇芸命（ににぎのみこと）の孫の神日本磐余彦尊（かむやまといわれひこのみこと）が、東征により現在の橿原神宮の地、橿原の宮で即位したのが神武天皇なのです。
第38話 神武天皇と安全保障 ～古事記に見られる国防の形～ 【CGS ねずさん】
1940年には、その即位から2600年である紀元節（建国記念日）が盛大に祝われました。下はその時の貴重な映像です。当時戦時下で軍部に利用された面があるとも言われていますが、お祝いの気持ちは変わらなかったと思います。
国民歌「紀元二千六百年」映像＋歌詞付き / Kigen Nisen Roppyaku Nen
奉祝国民歌「紀元二千六百年」 書生節
ところが紀元2676年となった今年の神武天皇2600年大祭。その大祭を行う橿原神宮周辺、橿原市以外にそれを知っている日本人はどれほどいるのでしょうか？本来であれば国をあげての命日のはずではありませんか。
三年前の神武天皇祭の時、皇室ジャーナリストの高清水さんが興味深いことをおっしゃっていました。
【今週の御皇室】神武天皇祭と3月11日[桜H25/4/4]
2013/04/04 に公開 皇室ジャーナリストの高清水有子がお送りする「今週の御皇室」。今回は、天皇皇后両陛下のご動静と、昨日の「神武天皇祭」についてお話しさせて頂きます。
高清水さんがおっしゃっている3月11日とは、神武天皇76年3月11日の事です。それを現在のグレゴリオ暦にあてはめて4月3日が神武天皇祭の日となっています。ですから、東日本大震災の起きた日を、昔の暦に置き換えればまた別の日となります。しかし暦が違うとはいえ数字が符合していることは、とても恐れ多いことだと思うのです。
私は2011年から、宮中祭祀に興味を持って天皇の祭日を知るようになりました。天皇の祭日は、初代神武天皇と先代3帝は毎年当日の祭日となっていますが、沢山の天皇がいらっしゃいますからその他の天皇は春と秋の皇霊祭（お彼岸）にまとめて祭られ、節目の年に当日の祭日となります。100年はその節目の年の一つなのです。
本来は日本建国の神武天皇の祭日こそ、日本全体の祭日になるべき日ですが、そうではありません。しかし、節目の年の今年ぐらい皆さん神武天皇の祭日を祭日として過ごしませんか？その節目の日がちょうど日曜日にあたっているのも、偶然とも思えない気がするのです。
2600年目の命日をお祭りしている素晴らしい国、日本を誇りに思います。
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橿原神宮本殿工事完了 2016/02/17 に公開
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なぜ工事がされ磨かれたのかといえば、上のニュース記事にありますように、今年の4月3日は神武天皇
二千六百年大祭だからです。つまり、4月3日は神武天皇の2600回目の命日なのです。誰しもご先祖様がいますが、2600回も命日を祭られているようなご先祖様のいる人ってなかなかいないかと思います。しかし宮中祭祀として、歴代天皇の祭日は祭られてきました。宮中祭祀が途絶えたといわれる時期もありますが、大々的にではなくてもなんらかの方法で祭られきたからまた復活もできたのではないかと思います。
上の映像の向こうに見えるのは畝傍山で、その周りには神武天皇から4代までの御陵があります。
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本来は日本建国の神武天皇の祭日こそ、日本全体の祭日になるべき日ですが、そうではありません。しかし、節目の年の今年ぐらい皆さん神武天皇の祭日を祭日として過ごしませんか？その節目の日がちょうど日曜日にあたっているのも、偶然とも思えない気がするのです。
2600年目の命日をお祭りしている素晴らしい国、日本を誇りに思います。