ぐううううううう~~~​~
















もちりんの声を毎日聞いてますか?



かわいいので平仮名で書いてみました。モチリンとは、消化ホルモンのことです。えっ?ホルモンに声があるわけない?ふふん、確かにそうだけどあのお腹が鳴る音はモチリン登場の合図、つまりモチリンの声みたいなものです。



たまにキュルキュル小さく鳴ることがありますがそれではなく、お腹の底から鳴る「ぐうううううっ」ていうお腹に響く音。あれはお腹に何もない状態でないと出ないんだそう。そしてそんなときにしか出ないのがモチリン。小腸はいつまでも食べ物が入ってこないと、モチリンを出して胃を収縮させるのです。これは胃の中にまだ入っているかもしれない食べ物を、小腸に送り込ませようとしているのですが、これを「空腹期収縮」という。つまりお腹が鳴るのはこれのこと。


もちりんの声がする時のお腹の響き、実は気持ちいい。子供の頃はお腹が鳴るぐらいお腹がすいていると死にそう~!!なんてよく言っていたものですが、いい大人になると空腹は気持ちいいのです。私は確か7年ぐらい(はっきり覚えていないけど)朝ご飯は食べない食事療法を続けていますが、そうすると午前中お腹が鳴るのがほんとうに気持ちいいのです。しかもこのモチリンが出てもすぐに食事をしなければ成長ホルモンが出てくるのですが、これは別名(というか大人だからか)若返りホルモンというのです。美味しいじゃないですか。


さて昨日見つけた本の帯に「お腹がグーッとなると体中の細胞が活性化する!」とあったのでパラパラしたら、気に入って買ってしまったのが『「空腹」が人を健康にする』。これざ~と読みましたが、飽食の日本人全員にお薦めです。私が朝ごはんを食べない食事療法をしていると言うと、朝食神話に拘束されている人たちから色々言われてしまいます。今の食べ過ぎの状態のほうが異常だ!と常々考えていたあらみたまですが、なかなかその辺の素人である私が、ナチュラルハイジーンや西式健康法というのがあって、朝食は食べなくて調子良いんだと言ってもみな聞いてくれません。とはいっても私は聞かれれば答えているだけで、自分から薦めて回っているわけではないのですけれど。でも、体調が悪いという人にはこういうのがあるよ、とは言っています。でもなかなか新しいことは始められないようですし、紹介にとどめています。ちなみに、私はひどい花粉症でしたが、これを始めてから体調の悪いときしか花粉症の症状が出なくなりました。


で、その本には、その成長ホルモンのあとにまだまだ素晴らしいものが出てくるとあるのです。


それが最近話題の長寿遺伝子、サーチュイン遺伝子。この遺伝子は空腹のときしか出てこない、つまりお腹がぐうううううううって鳴らない限り働かないのです。でもお腹が鳴ったら活動を始めて、体中の遺伝子をスキャンして傷ついているところをどんどん修復してくれるそう。凄い~!!私の頭の中ではターミネーターの身体のスキャン映像が浮かんでます。老化も癌も遺伝子の異常だから、これで予防できちゃうらしい。


しかもさらに、超善玉ホルモンがお腹の内臓脂肪を燃焼させようとする、この時にアディポネクチンという血管を掃除してくれるホルモンが出るんだそうです。そうするとどんどん身体が活性化される、つまり若返ってしまう。


私が知っていたのは、成長ホルモンどまりでしたのでこの本を読んで凄く得した気分。


以前から、テレビなどの大食い番組等飽食番組の蔓延に違和感を感じていたのですが、先日久しぶりにテレビをつけてそういうのを見て危機感を感じてしまいました。しかし、そんな時にこういう本が出て話題になっている。日本て幸せな国です。


ってことで、さあ、毎日お腹を鳴らしましょう!


※成長期の方は、しっかり食べましょうね。


参照:『「空腹」が人を健康にする』南雲吉則 サンマーク出版

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