私は去年、家系を辿ってみました。実家の市役所に行き、戸籍を逆上ってみたのです。



父方母方とも、幕末まで辿れました。この先の詳細を知りたければ先祖の菩提寺で調べることになります。母方は、現住職がそういうのが好きな住職さんで既に調べていて戦国時代までは分かっているのですが、戸籍で辿ってみることで、よりリアルにご先祖を感じました。ご先祖様の名前を知ったことや、祖父母より前のご先祖様の姓がわかり、その名字に親近感が湧きました。また父方とはそういう話をしたことがなく、新しいことばかりで興味津津なのです。



普通の人が先祖を辿るとこんなものなんだと思います。老舗や名門と言われる家はどのぐらい辿れるのでしょうか。



大河ドラマの「篤姫」では、大奥にいる奥方達は好きな時に、殿に会えるわけではありませんでしたが、毎朝ご先祖様へお祈りする時だけは全員揃って仏壇(?)に手を合わせているシーンが何度もあり、印象的でした。



というのも仏壇がある家では毎日毎日お水を変え、毎食ご飯も供えるのは当たり前にあるからです。私の母は出かける時、帰ってきた時もいちいち仏壇に報告し、無事をお願いしまた無事を感謝しています。また戴きものはまず仏壇に供えてからでなくては戴けません。



それからお彼岸やお盆や年末にはお墓参りをしていますし、決まった年の命日にはお経をあげてもらっています。お墓参りの際には、必ず他のお墓にもお参りします。というのも、うちのお墓の側には、親類のお墓もいくつかあるし、近所の家のお墓もあるからそれが当たり前なのです。



御歴代天皇の祭日を見て、124人もいらっしゃるので一年に何日祭日があるのかと数えたら102日ありました。御歴代の天皇以外の方々も合わせたら、もしかしたら一年全部が祭日で埋まってしまうかもしれません。



宮中三殿のうち皇霊殿には御歴代の天皇、その后妃、皇子女などの御霊がお祀りされています。毎朝の御拝礼はここから始められるのです。



今上天皇が「民安かれ、国安かれ」と祈られるのは、ご先祖様へ祈られているのです。そしてその頂点が天照大神である太陽神です。



日本では「お天道様」と太陽を拝みます。日の出を見た時や夕陽を見た時に拝む方がいます。お天道様を拝むということは、自然にご先祖様や日本を拝むことになるのかもしれません。というのも、日本人は天照大神の子孫と言われているからです。太陽の恵みで地球があることを思うと、不思議ではないですか?



お天道様に感謝!