マルドゥック・スクランブル/圧縮・燃焼・排気 | 記憶のための映画メモ

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マルドゥック・スクランブル/圧縮・燃焼・排気


2010年・2011年/日本/65分・61分・66分
監督:工藤進
声の出演:林原めぐみ、八嶋智人、東地宏樹、中井和哉、磯部勉、他
おすすめ度(5点中) → 1.4


――― あらすじ ―――――――
〈圧縮〉

マルドゥック市で生きる未成年娼婦、ルーン=バロット。働いていた店が摘発され、行き場を失った彼女は、カジノ経営をする資産家、シェルに拾われる。しかしその後シェルの非情な計画によって、彼女は車ごと爆破されてしまう。業火の中から辛うじて助け出されたバロット。彼女は、マルドゥック市の事件担当官ドクターとウフコックによって、特殊な強化繊維で再構成された人工皮膚を移植され一命を取り留める。これにより特別な能力も手に入れたバロットは、シェルの犯罪を追っていたドクターとウフコックの捜査に協力していくのだが…。(allcinemaより)


〈燃焼〉
賭博師シェルの犯罪に巻き込まれた少女娼婦バロットと、委任事件担当官のネズミにして万能兵器のウフコック。シェルを追う2人の前に、シェルに雇われた委任事件担当官ボイルドが立ち塞がる。やがて九死に一生を得たバロットとウフコックは特殊な研究施設“楽園”に運び込まれる。窮地を乗り越え絆の強まった2人。やがて彼らは、シェルの移し替えられた記憶が、彼が経営するカジノの百万ドルチップの中に隠されていることを突き止める。バロットはそのチップを手に入れるべく、ついにカジノへと乗り込んでいくが…。(allcinemaより)


〈排気〉
賭博師シェルの犯罪に巻き込まれた少女娼婦バロットと、委任事件担当官のネズミにして万能兵器のウフコック。シェルの犯罪を立証する証拠が隠された4つの百万ドルチップを手に入れるべく、彼が経営するカジノに乗り込んだバロットは、ウフコックの協力で伝説の女性スピナー、ベル・ウィングにも勝利を収める。そしてついに最後の勝負“ブラックジャック”に挑むバロット。だが、そんな彼女の前に、最強のディーラーにしてハウスリーダーのアシュレイが立ちはだかる。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――
なんだか綺麗っぽい映像と「圧縮」「燃焼」「排気」っていう思わせぶりな三部作のサブタイトルに惹かれて鑑賞。まったく合わなかったです。。。。。


バロットっていう娼婦が主人公で、この人がシェルっていう悪い人に殺されそうになり、その窮地をドクターが救出。なんかよく分からんけど特別な人工皮膚やらを使って再生を遂げたバロットは、その手術によって高い運動能力を得た様子。彼女はドクターに協力して、事件担当官の万能ネズミ“ウフコック”と一緒にシェルの犯罪を暴いていくことになるっていう話。


いまサラッと「万能ネズミ“ウフコック”と一緒に」って書きましたが、この物語はですね、主人公バロットの相棒がネズミなんですよ。


▲バロットとウフコック(黄色い頭で赤い服を着た小さいのがウフコックです)。


▲ウフコック。この生物は非常に賢くて、その姿を武器に変えることもできます。


で、犯罪を追いかけようとすると、それを阻止しようとするボイルドっていう強敵が出てくるんですね。

▲ボイルド。


で、このボイルドっていうのが実はウフコックの元相棒らしく、ボイルドはいまでもウフコックにご執心で追い回しているんですよね。そこには愛憎入り混じった複雑な感情があるらしい。


▲バロットは次第にウフコックのことを愛するようになっていきます。


またサラッと書いちゃいましたがw、この物語は少女がネズミを愛するという価値観が普通に成り立っています。話が進むと、少年と雄イルカという同性愛パートナーも脇役で出てきたりするから、そういう世界観なんですね。


んで、僕はこれに全然馴染めなかった(笑)。それなのに話はどんどん進行していきますからね。。。


▲二部と三部の多くの時間がカジノのシーンなんだけど、これも個人的には辛い。映画におけるカードゲームのシーンってなんだかノレないんです。


▲おまけにシェルっていう敵側のボスも小物すぎてね~。


どちらかというと、ウフコックの宿敵であるボイルドが最強の敵って感じでしたね。でもそうなってくると、バロットの復讐目線の物語としては全然盛り上がらないわけですね~。そもそもそういう照準じゃないんでしょうけどね~。こじんまりした話だったなーという感想です。


▲ヒロインは可愛いんだけどね。“可愛いだけじゃダメかしら”なんてのは、今回は通用しませんな(笑)。