ロボコップ2 | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。


ロボコップ2


1990年/アメリカ/116分
監督:アーヴィン・カーシュナー
出演:ピーター・ウェラー、ナンシー・アレン、ダニエル・オハーリヒー、ベリンダ・バウアー、トム・ヌーナン、ガブリエル・ダモン、フェルトン・ペリー、他
おすすめ度(5点中) → 2.0


――― あらすじ ―――――――
治安が悪化するばかりの犯罪都市デトロイト。ある麻薬が蔓延する中、ロボコップは市民の生命を守るため孤軍奮闘していた。一方、オムニ社では会長がロボコップより忠実に従うロボコップ2号を開発させていた。そのさなか、ロボコップは麻薬組織のボスが牛耳る工場を突き止める。だがそこで、ボスの手下で機械に詳しい少年によって体を解体されてしまう。それでも何とか持ち直したロボコップは、ついに組織のボスを倒した。しかし、オムニ社の女博士はそのボスの死体からロボコップ2号を誕生させてしまう…。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――

リメイク版の公開が間近に迫ったロボコップ。完璧な復習のために、一度観た限りで何も覚えていないパート2を観てみました。

おぉ!これはアカン!テーマ曲がなくなっとる。。。ロボコップがカッコ悪い。敵もダサい。戦闘シーンが冗長すぎて眠くなる。あんなに面白いパート1のイメージを悪くするだけの映画。酷すぎる(笑)。


相変わらず荒廃しているデトロイト。街ではヌークというドラッグが蔓延し治安は大変なことになっていた。ヌークを作っているグループのリーダーはケインという男だが、これがなかなか尻尾をみせないという設定。そんななか、デトロイト市の私物化を目論むオムニ社は、ロボコップ2号の研究を進めているのだが…。


▲今作のロボコップ。機械音が多くてちょっとイヤでした。


人間の記憶を取り戻しているロボコップことマーフィーは、前の奥さんの家にべったり張りついていますw。夫を事故で失ったショックから立ち直ったばかりのマーフィー元夫人は、パトカーが連日家の前にいることが耐えられない。だってマーフィーを思い出しちゃうから。


▲そのことで怒られたマーフィーは、夫人に別れを告げるのだった。

で、この後夫人は全然出てきません。彼の生前への想いはバッサリと前半で切り捨てられています(笑)。


というわけで職務です。


▲デトロイトを脅かすドラッグ“ヌーク”。作っているのはこのケインという悪党だ。


▲マーフィーは、ケイン討伐に赴くが敵の返り討ちに遭ってしまう。


金属のボディという弱点を突かれマーフィーは捕まり、あろうことか体をバラバラに解体されてしまうのです。


▲ちょっとショッキングなシーンですね。白目になったりするのがイヤ(笑)。

でも、記憶に残る映像があるのはいいことですね。この映画を思い出すとき、僕はまっさきにこのバラバラのシーンを思い浮かべてしまいます。


で、この段階でオムニ社はロボコップ2号を作るために、初代ロボコップにはちょっと冷たくなっていましてね。ロボコップ2号の開発が第一優先のオムニ社長は女性心理学者のファックスにロボコップ2号のモデルを探させます。


僕思うんですけどね。仮にも前作のラストでオムニ社の社長はマーフィーに命を救われているんですよ。それなのにたった一年後という設定の今作では、社長はマーフィーのことを全然大切にしていないってね~、これ前作に対する冒涜じゃねーっすか(`ε´)。


▲ファックスは、ロボコップ2号の開発の妨げになりそうなマーフィのプログラムを書き換えてしまいます。


▲これにより、マーフィーは犯罪を取り締まらない警官になってしまう(笑)。

もーね、こういうの要らないっす。面白くもないし、ダルイだけでした。


腑抜けになったマーフィーだったが仲間の助言に着想を得て、自分の体に高圧電流を流すことでこの腑抜けプログラムをダウンさせることに成功。で彼は再びケインを捕まえに行きます。


▲その追跡劇のときに、マーフィーはバイクに乗るんだけど…。あまりいい画ではありませんね。マシンにマシンがまたがっているのって、相性悪いんだなって思いました。


マーフィーの活躍で乗っていた車が横転したケインは御用となる。で病院で生命維持装置をつけているこのケインを狙っている人物がいるんですね~。女性心理学者のファックスですよ。彼女はケインがロボコップ2号のモデルにふさわしいと考え、彼をこっそり殺して被験者にしてしまいます。犯罪者までも自分の都合で殺してしまうオムニ社は相変わらず怖い会社だなー。


▲ケインは脳みそを取り出されます。



▲それをまじまじと見つめるファックス。


▲こーしてロボコップ2号が誕生。


▲このロボコップ2号。なんとモニターにCGが出てケインの表情がみれるのだ。

当時の最先端の映像だったのかな?今見ると明らかに古臭いだけなんだけど、やはり映画を作る人はビジュアルとして廃れいくものと残るもののセレクトができないといけないんだなーと思いました。


▲マーフィーとこのロボコップ2号の対決は、無駄に長すぎて観ていてとても苦痛でした。


▲ちなみに今作では犯罪にどっぷり浸かった少年が出てきますが、ただ少年のワルがいるってだけで、ストーリーにうまく絡んでこなかったな~。


いろいろと残念な続編でした。せめてテーマ曲だけは使ってほしかったです。