クロール 裏切りの代償 | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。

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クロール 裏切りの代償

2011年/オーストラリア/81分
監督:ポール・チャイナ
出演:ジョージ・シェヴソフ、ジョージナ・ヘイグ、ボブ・ニューマン、リンダ・ストーナー、他
おすすめ度(5点中) → 1.5

――― あらすじ ―――――――
カウボーイハットのクロアチア人がみんなを殺しにかかる!

―――  感想  ―――――――
ツタヤ限定レンタルの今作品。ツマンなかったです。

とりあえず予告編を貼っておきます。


冒頭カウボーイハットのクロアチア人が車の修理を頼みに来る。請け負った店主は、修理代金を告げるがこのクロアチア人に撃ち殺されてしまう。

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▲謎のクロアチア人。いったいコイツは何者なのか?

場所はどこかのバーに移り変わる。
ここで働く主人公マリリンは今日も仕事を終える。一方、このバーのオーナーであるおっさんには、ある珍客が来ていた。それが冒頭に出てきたクロアチア人なんですね。どーやら、オーナーのおっさんはこのクロアチア人に殺しを依頼してたっぽい。そう、クロアチア人は殺し屋なんですね。んで謝礼のお金とオマケでコカインを渡しておっさんはクロアチア人を追い払います。

このオーナーのおっさんとクロアチア人の関係は、のちにいろんな因果をからめて説明されていくのかと思いきや、大した説明や描写や引っ張りもなかった。。。

さて主人公のマリリンは、長年同棲している彼氏が今日はプロポーズしてくるらしく、ウキウキ気分で家に帰る。しかもドレスアップなんかしたりして、出かけている彼氏の帰りを今か今かと待ち受けているんですね。

ちょうどそのころ、車を運転していたクロアチア人の殺し屋は運転中にコカインに手を延ばしたところで、ある男性を車で轢いてしまいます。このクロアチア人の殺し屋はドジですね(笑)。なんにも怖くないです。

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▲この轢かれた男性こそが、マリリンの彼氏なんですね~。

家で彼氏の帰りを待っているマリリン。しかし怪しい物音が!
なんとクロアチア人の殺し屋が家に侵入していたんです!!

マリリンの立場だと怖いですね~。でも映画的にはまったく怖くありません(笑)。
思わせぶりに引っ張り描写が長く、そのうえタメたうえでの驚かし方もツマラナイ。
二番茶、三番茶ぐらい使い古されて薄くなった演出方法に何の新鮮さもない。
そもそも、このクロアチア人の殺し屋はどうやってマリリンの家にたどり着いたのか?
何の脈絡もなく、マリリンの家に来ているので、不自然でしょうがありません。
(しかもこの時点でクロアチア人の殺し屋は、自分が轢いた男性がマリリンの彼氏であることを知らないんです)

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▲なぜか駆けつけてくるバーのオーナー。アッサリとクロアチア人に殺されていました(笑)。
このオーナーは、閉店後の店内でお金と引き換えに女の子のお尻をパンパン叩いていたけど、あのバカみたいなフェチ描写は何だったんだろう?

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▲マヌケにしか見えない、クロアチア人の殺し屋。斧を持ってても全然怖くない。
そもそも華奢な体の男が斧を持ってても怖くないんだよ。

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▲主人公のマリリンが可愛いことだけが救いの映画でした。


怖い犯人像について考察するなら、ダメな例として観ておいてもいいかもしれません。
そのぐらいの価値しかありません。