ファイナル・デッドブリッジ | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。

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ファイナル・デッドブリッジ


2011年/アメリカ/92分
監督:スティーヴン・クエイル
出演:ニコラス・ダゴスト、エマ・ベル、マイルズ・フィッシャー、アーレン・エスカーペタ、デヴィッド・ケックナー、トニー・トッド、他
おすすめ度(5点中) → 2.6


――― あらすじ ―――――――
会社でチャーターしたバスが巨大吊り橋の崩落事故に巻き込まれる。という予知夢を見て、慌てて仲間と一緒に避難したサム。はたして予知夢は現実のものとなり、サムのおかげで8人の男女が生き残ったのだった。しかし、死の運命は彼らを逃がさないのだった!!


―――  感想  ―――――――
今までこのシリーズを観てきたので、とりあえずレンタルしました。
いい加減飽きてきたし、もう追いかけるのも面倒くさいですね(笑)。


毎度おなじみ、死の運命から逃れたけど、
死神からは逃げられないぞ型シチュエーションスプラッター映画!


主人公のサムは、会社でチャーターしたバスが橋の崩落事故に遭うっていう予知夢を見てしまう。


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▲橋がぁぁぁ!吊り橋のワイヤーがピュンピュンしてて、緊張感があるんですよね~。



予知夢を見たサムは同僚に呼びかけ、結果8人の同僚が、直後の大惨事から生き延びるのだったが……。


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▲逃げ延びて、橋がぶっ壊れるさまを驚愕の表情で見ているサム(右)たち。

左の人(サムの友達)が、トム・クルーズとクリスチャン・ベールに似ている気がする…。



って感じで命拾いしたサムたち。

だが、死の運命からは決して逃れられない!!

ということで、今シリーズの見ものである、シチュエーションスプラッターが始まるんだけど。。。


今作のシチュエーションって、あんまりドキドキしませんね(゚Д゚)。

っていうか、1発目以外はつまらないパターンが目立ちました。


犠牲者一発目の、体操での事故はいいですよ(最初だから気合入れたのかな~)。

 平行棒で体操をする犠牲者第1号。空調設備のガタにより、ネジが平行棒の上に落ちてくる。ムムッ、キタナ。

 そうとは知らず、平行棒のうえで舞う犠牲者第1号。ネジに刺さりそうで刺さらない。ドキドキドキ。

 平行棒から降りると、空調から漏れた水が配線むき出しのコードに水たまりを作っている。

 おぉぉ、感電かぁ?ワクワクワク。でもこれもスルー。

 次は、大車輪でグルグル回る犠牲者第1号。

 そしたら、平行棒で運動していた他の人がさっきのネジを踏みズッコケて、

 その反動で手の滑り止め用のパウダーがあたり一帯に舞い上がる!!

 そして、グルグル回っていた犠牲者第1号は、視界を見失い(?)、

 鉄棒から放り出されて地ベタに叩きつけられ、背骨が逆方向に折れて死んでしまう。

これ、好きだな~(笑)。ちょっと笑ってしまうコミカルさも、好きだな~。 



でも、そのあとがね~続かないんですよ。

マッサージ屋での事故は、何であの置物で顔が潰れるの!?ってツッコミたいうえに、

ここで死ぬ犠牲者第2号は、無類の女好きって設定なのにダサいんですよね(ノ_-。)


犠牲者第3号の目の手術事故は、まぁ怖いけどエグさに欠けてるし、


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▲手術台という囚われの状態がジリジリするだけで、悲劇へとつながる“物質的将棋倒し”は陳腐そのもの。

最低なのは、この女の人、窓から落ちて死亡するっていう。。。なんじゃい、それは(`Δ´)。



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▲みんな死んでいく。俺らもヤバイ。



最後に、どーしてもツッコミたいことがありまして。。。

今作では、自分が死ぬかわりに、他人を殺せばその人の人生を得ることができるっていう設定があります。


で、黒人の青年は、自分のかわりに他人を死に導き(故意ではありませんでしたが)、生き延びるんですね。

でも、その他人っていうのが余命いくばくもない病気の持ち主で、その黒人も結局すぐ死んでしまうんです。


じゃーさ、他人を殺した主人公サムはどーなのよ!?

殺した人(誰かは内緒)の人生を生きることができるなら、あのラストにはその設定の説得力がないですよ。


今作のラストって、サムがパリに行くのに乗った飛行機が実はシリーズパート1の飛行機でしたっていう

シリーズのファンにしてみたら面白い仕掛けがあるんですけどね、

さっきの“設定”を考えるとパート1につなげてみたかっただけじゃないの?と思うわけです。


エンドロールで、今までのシリーズの死亡シーンがあるのも、無駄な気がする。


だったら、前作の「ファイナル・デッドサーキット」のオープニングの方が、

よっぽど今シリーズに対して敬意を払っている演出だったと思う。


にしても……
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エマ・ベルは、見続けるとだんだんカワイクなっていきますのぅ。