朝、オクラホマ北部にあるボブの大学院町を北上すると・・・・
100kmくらいでもうカンザス!! 我々にとって初めてのカンザス州でございます!!
州境をキッカケに地形ががらりと変わるわけではありませんが、なだらかな丘に風力発電塔の森が・・・
看板の下にはやはり牧歌的に可憐なお花が咲いていました。
そのお店には銅板細工のあれこれや
ジャムやクッキー、キルト、その他おみやげグッズがたくさん並べてありました。
↑↑こちら、ボブがこれから会う姉や義姉へ買ったジャムの残りでウチ用になった、洋梨はちみつジャムと、カンザス州花・野生のひまわりジャムです。
洋梨ジャムの食感は粒粒でしたが、どちらもお味はさらっさらな軽めでした。
こちら、カンザス名物・昔ながらの風車もあちこちに立っていました。
地下のオイルを汲むポンプがここにも。ほんと、どこでもアブラが出るのねアメリカって。
・・・・しかし、広い・・・・・・
本日の予定は9時間のドライブ、プラス食事や休憩時間でございます。
と、にわかに搔き曇り。ではなく、視界がだだっぴろいので、遥か離れた雲がかなり前から見えてます。
そ、そういえばカンザスはトルネード(竜巻)の名産地・・・・・・
オズの魔法使いもカンザスが舞台だよっ!! な・なんか変な形してませんか雲ッ??
ボブによると、トルネードのときの空の暗さはこんなものじゃないとのことで、ホッと安心、チョイトがっかり・・
この夏は東京でも雹が降ったそうですが、どうして夏に氷が降るの??
その説明はこちら「降雹とは?? 」でわかりやすく説明してあります。
水の粒が雹まで大きくなるには、積乱雲の中を下がったり上がったりしなければならないのですね。
カンザスではトルネードの被害を少しでも避けるためか、家の周りを防風林のような木立で囲んだ家々をよく見かけました。
カンザスの、まさにグレートに広いグレート・プレーン。
背中も腰も痛くなるほど車に乗り続けまして・・・・
やっと、こんな看板がありました。
↑カノラド。 はい、カンKanザスsas州とコロcoloラドrado州の境の町なのでした!!
アメリカって、こういうドッキング地名をけっこうよくつけますね。
たとえば、Texakanaは Texas(テキサス州)と Arkansas(アーカンソー州)の境界にある町の名前。
Lake Texoma はテキサス州とOklahomaオクラホマ州の境界を流れる川の上にあります。
面白いのは、Calexicoはカリフォルニア州とメキシコの境にある、カリフォルニアの町の名前。
そしてその町の南隣には、なんとMexicaliというメキシコの町があるのです。
(情報提供者はロバアト執事)
つまり・・・・アメリカでは”主”なほうを初めに持ってくるのですね。
つまりつまり、東名というと名古屋ではなく東京に所属、あんパンはあんが入ったパンではなくパンが入ったあん、そんな感じですか?
・・・・・・・・・コホン・・・・・・・・・・・・・
なにはともあれグレートプレーンはコロラド州に入ってもグレートにプレーンに延々と続き、ロッキー山脈に阻まれてようやく終わるのです。
**********これより追記です************
コメント欄のようなご指摘をいただき、日本と逆なアメリカの言い方・・といちがいに言ってしまうのはマズイなーと思いました。
そもそも、州(日本なら県?)の境界に両側からモンタージュして名前をつけるというのは、先に州があり、その後で建設された町で初めてできることであり。
日本ですと、県境は旧藩境の名残で、しかもその藩境というのはおそらく山の稜線とか、大きな川だとか、海岸線だとか、そういう自然の地形による境なのだろうと思うのです。
そういう境には、存在するものならばすでに村があり、地名がありました。
都道府県制度がしかれたのは、その後のことでしょう。
でも、アメリカは違う。
地図で見てもわかるように、まさに地図の紙に定規でひいた線が州境でえす、みたいなのが多いこと。
そして、その境界線あたりには、名前もない荒野や手付かずの大自然がどっさり横たわっているのです。
つまり、州が定められて、その後で建設された町に、州の名前を材料にした名前をつけることができる。
最初の記事の「初めのパートに主体がある」主張とは離れてしまいましたが、そんなことを思いました。
日本だって、平成の大合併で、県と県じゃないでしょうけど旧市と旧市同士のドッキング名の市ができているのかもしれません。
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