アメリカ自転車横断達成今から遡ること1年半前。田町から渋谷へ向かう山の手線の電車の中で、僕は彼にある提案をした。「アメリカを自転車で横断しないかい?」彼はまるで提案されるのがわかっていたかのように、瞬時にこう答えた。「くそアツい。」その瞬間から、アメリカ大陸自転車横断は2人の夢になった。渡米前、何度も恐怖が襲って来た。「本当に上手くいくのだろうか。」何度も何度もイメージした。西海岸に辿り着く達成の、夢が叶うその瞬間を。そしてそのイメージは、現実となった。2013/12/25 アメリカ自転車横断達成坂野彰