21世紀の今、台湾を国家承認しない理由はあるだろうか | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 2日前の26日の午後、自民党総裁選の投開票が、千代田区永田町にある党本部で行われたが、投開票の最中、私は、たまたま、党本部の近くで行われていた、ある研修会に参加していました。(この研修会の日程は、総裁選の日程が決められた9月5日の時点で、既に、決まっていました。)

 その研修会の最中に、「新総裁は安倍氏」の一報が入り、少しほっとしました。と申しましても、私は、特定の国会議員を熱烈に支持しようとは、思っていない。もちろん、熱烈に支持したくなる国会議員が居られれば、それに越したことはないが、そういう国会議員は、今現在、居られない。

 また、各議員の政見、主張を、なるべく主観を排して拝聴したいと思っているので、熱烈に支持したくなる国会議員が居られても、そうはせず、単に、その人の政見、主張のみを支持するように、私はしている。
(余談だが、2日前に「新総裁は安倍氏」の一報を聞いた後、「できれば、政務調査会長は菅義偉(すが・よしひで)氏で」と思ったが、そうはならない模様。)

 リチャード・ニクソン米国大統領の電撃訪中が、1972年2月21日。日本と中華人民共和国が国交を結んだのが、同年9月29日。同日、日本と中華民国(=台湾)が国交を断絶したとされている。
1952年8月5日に発効した日華条約を読んでみたが、発効日に関する条項はあったが、有効期間に関する条項も、解約に関する条項もなかった。

 いくら調べても、米ソ冷戦の最中である当時、なぜ、西側諸国が「一つの中国」にこだわったのか、納得できる答えが見つからない。台湾は、中華人民共和国と違い、既に、一党独裁を止めている。国家として承認しない理由は、ないはずだ。

 米ソ冷戦は、とうに済んでいる。安倍総裁率いる自民党の新執行部は、台湾の国家承認を検討するべきではないだろうか。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則