世襲議員?出自を問題にすることこそ、問題 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

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 「世襲」とは、その家の地位・財産・職業などを嫡系の子孫が代々受け継ぐことを指すはずである。衆議院議員も参議院議員も、普通選挙を行い、選出されているはずである。1947年5月3日以後、日本に貴族院は、ないはずである。なので、現在は、『世襲議員』は存在しないはずである。

 なのに、国会議員の子供が国会議員になると、世襲ではないかと言い、問題視する人がいる。気持ちは分かるが、弁護士の子供が弁護士になっても、世襲弁護士ではない。職業選択の自由は、日本国民の権利として認められている。

日本国憲法第22条
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。


国会議員の子供が、普通選挙を行った結果、国会議員に選出される。公共の福祉に反しているとは、思えない。

 その人の親が国会議員である(あった)国会議員の言動に不満があるのなら、不満の理由を明確にして、直接糾せばいい。もしくは、不満を感じているご本人も立候補して、国会議員になることを目指せばいい。300万円、もしくは、600万円の供託金を払えば、国会議員選挙において、立候補することができる。

 いずれにせよ、出自を問題にすることこそ、問題だと思う。それより、供託金の金額を下げて欲しい。それなりに票を集めないと、供託金は没収されてしまう。供託金300万円を積むような無理はできない。なので、こうやって細々と、駄文を綴っている。