ピーター・フランクル パズルの塔 | VBCテレビブログ放送

ピーター・フランクル パズルの塔

ハンガリー出身(ユダヤ系フランス人)の数学者・大道芸人で、かつて「たけし・逸見の平成教育委員会(フジ系/'91年秋~'93年春)で一躍有名になったピーター・フランクル氏が問題作成をした実写系パズルゲームを特集!

松下電器(現・パナソニック)が提唱していた3DO規格で、'95年1月13日に"TBS/HAMLET/博報堂"ブランドで(って長いブランド名!)7,800円(税別)で発売されました。

ゲームはフランクル一座の外国人の大道芸人たちが出題する数学パズルを解きつつ、中世ヨーロッパにあるというパズルの塔の制覇を目指すというもの。数学パズル・アドベンチャーなるゲームです。

ゲームが始まる前には、3DOらしい実写取り込み画像で、大道芸人がパズルの名前を紹介!そしてピーター・フランクル氏が流暢な(笑)日本語でバズルの解き方を解説してくれます。「2つぅのカップを使ってぇワインの樽から600mlだけをボトルに入れてくださぁい」みたいな。

流石はピーター・フランクル氏が問題作成をしただけあって、パズルゲームとしての難易度は結構高くて、頭のカシコい人でないとチンプンカンプンです(泣)

パズルの種類は全11種類とそんなに多くはありません(泣)ムダな(笑)実写ムービーでヘンに容量を使い果たしてしまったようです。

例えば、与えられた数字と足す・引く・かける・割る・括弧の何れかの記号を使って、計算結果が100になるようにするパズルとか・・・。数学が好きな人でないと辛いかもしれませんね。

問題を解くと、そのご褒美として実写ムービーが展開され、全身タイツ男のジャグリングだの、おっさんの手品だの・・・といった大道芸人のありがたくない(笑)ショーが拝めます。

いかにもTBS+博報堂という組み合わせならではの演出じゃないかと。TBSでいえば「はばたけ!ペンギン」('98年4~8月放送)的な感じかな?しかしゲーマー的にはそんな手品なんてどーでもいい演出ですね。純粋に面白いゲームが出来れば良いのですから。

3DOではこういったテレビ番組ライクな演出のゲームがやたら多かったのが、当局みたいなテレビ好きにとってはタマらない存在だったのですが、ゲームゲームしているゲームを欲していたゲーマーには物凄い評判の悪い存在でした(泣)

発売当時、全ての問題をクリアした先着100名様へピーター・フランクル氏のサイン入り数学パズル博士証書が送られたとか。誰か貰った方、居ます?(笑)

当局は最後の問題(FILL ME/枠の外に並んだピースを重ならないように枠の中にぴったりと入れる)が未だかつてクリア出来ません(泣)


高難易度と眠気を誘うBGMで何時の間にか寝てしまうゲームです。しっかしTBSは当時何を思ってこんなゲームを発売したのだろう?(=スポンサーの松下電器からの圧力か)





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ゲームの1つ、"TURN ME ON"。並んでいる全てのロウソクに火を点けるというもの。但し1つのロウソクに火を点けると、その上下左右に隣り合っているロウソクにも同時に火が点いてしまいます。逆に既に火が点いているロウソクの火は消えてしまいます。パズル名を言う時のナレーションがなまめかしいセクシーヴォイスなのがナゾ!(笑)/(C)1994 TBS ホリプロ 博報堂 TBSビジョン