ベスト30歌謡曲 | VBCテレビブログ放送

ベスト30歌謡曲

NET(現・テレビ朝日)系にて'72年1月5日から'76年3月31日迄、また'78年7月18日から'79年3月27日迄放送されたタイトルが示すとおりの歌謡曲番組で生放送でした。

'72年1月から'74年9月迄は毎週水曜午後8時から8時56分迄(後に8時55分迄)放送され、'74年10月から'75年3月迄は毎週水曜午後7時30分から8時55分迄、'75年4月から'76年3月迄は毎週水曜午後8時から8時55分迄(後に8時54分迄)、'78年7月18日から'79年3月27日迄は毎週火曜午後8時から8時54分迄放送されました。

当初はNETとMBS毎日放送との共同制作もMBS毎日放送がTBS系列局となった'75年4月以降はNETの単独制作となりました。

この番組はスタジオの半分を占めていた、毎回出演歌手30人分の大きなランキングボードが用意され、ボードの上半分には歌手の顔写真が、下半分には曲名・歌手名・出身地などのプロフィールが掲載されていました。('78年7月から放送された第2シリーズでは曲名・歌手名・得点のみで顔写真は鏡のようなスクリーンに映し出されていました)

のちのランキング番組のようにランキングボードを歌手の登場前後に開く演出は無く、その週の30曲を表示したボードが最初からスタジオにセットとして組まれていました。ボードの演出として、歌手本人の登場に合わせて該当するランキングのボードが点灯。'78年7月から放送された第2シリーズでは、第30~11位発表時にはボードを開く演出がありました。

また、第10~1位発表時に用いていたのは「ザ・ベストテン」(TBS系/'78~'89年)と同じフラップ式ボードでした。第2シリーズの末期では、「NTV紅白歌のベストテン」(日本テレビ系/'69~'81年)のようにネット局でのランキングも発表していました。

エンディングでは、スタッフから選ばれた観客が出演歌手からサインを貰えるという構成になっていました。

かなり小刻みに司会者が変遷した番組でもありました。(以下敬称略)

・愛川欽也('72年1月~'73年9月)
・森田健作('73年10月~'75年3月、'78年7~12月)
・井上順('75年4月~'76年3月)
・おりも政夫('75年4~9月)
・蟇目良('79年1~3月)
・五十嵐淳子('72年1月~'73年3月)
・児島美ゆき('73年4月~'74年3月)
・西口久美子('74年4~9月)
・風吹ジュン('74年10月~'75年3月)
・サミー('75年4~9月)
・うつみ宮土理('75年10月~'76年3月)
・研ナオコ('78年7月~'79年3月)

NETの局アナとしては佐々木正洋さん、高井正憲さん、山崎正さん、三浦智和さんほかも出演。レギュラーとしてジャニーズ・ジュニア・スペシャル(井上順・おりも政夫/サミー司会時代)ほかが出演していました。

爆笑問題の田中裕二さんがまだ小学生の頃にこの番組をスタジオで観覧し、本番終了後スタジオで沢田研二さんからサインを貰い、山口百恵さんと握手。この頃は沢田さんの大ファンで、山口さんからサインを貰うことは考えていなかったようですが、後に山口さんからもサインを貰えばよかったと後悔したとか。

田中さんは芸能界に入ってからテレビ朝日に当時のVTRが残っていないか確認したものの、当時のVTRはもう残っていなかったとか。

第2シリーズの一時期、曲を唄い終えた歌手のもとに、数人のダンサーがBGMと共に現れ、一緒にディスコダンスを踊るという趣向がありました。


今の「ミュージックステーション」よりも、より歌手とお客さんとの距離感が近いような番組だったように思います。






番組の一部分より。(一部携帯電話からは御視聴頂けません)残念ながら音声素材のみですが、それでもよく録音されていたかと。続きを楽しみたいという方はYou Tubeでお楽しみ下さい。