ふしぎなメルモ | VBCテレビブログ放送

ふしぎなメルモ

'71年10月3日から'72年3月26日迄全26話が、TBS系にて毎週日曜午後6時30分から7時迄(「サザエさん」の裏チャンネル)で放送された、故・手塚治虫先生原作の漫画をアニメ化。手塚プロダクション・ABC朝日放送が制作で、同局が旧・大阪テレビ放送と合併して以来、同局制作アニメの第1号となりました。

原作は'70~'72年迄、小学一年生・よいこ・れお(小学館・刊)に掲載。連載当初は「ママァちゃん」というタイトルでしたが、商標取得が困難なためアニメ放映が決定したと同時に変更されたという。もともと手塚プロダクション初のテレビアニメ用の作品として企画・作成された作品で、アニメの方は、子供達向けの性教育を意図した作品として有名です。

天国のママ(渡ひろみ/声・北浜晴子)から、ミラクルキャンディー(赤いキャンディーと青いキャンディー)を貰った主人公の渡メルモ(声・武藤礼子)が、キャンディーを食べて赤ん坊や大人、人間以外の様々な動物に変身し、色々な危機を乗り越え、真の大人になっていく物語でした。

メルモに与えられたキャンディーには不思議な力があり、赤いキャンディーを食べると10歳若返り、青いキャンディーを食べると10歳年をとる・・・というギミックがあり、これにより様々なストーリー展開がなされていきました。

そのほかのレギュラーキャラクターは、渡トトオ(声・松島みのり)・タッチ(声・沢田和子/#1~7→吉見佑子/#8~26・ワレガラス(声・北村弘一)・手塚先生(富山敬/#5→伊藤克/#11・12・16・19→大竹宏/#17)ほか。思ったよりレギュラーメンバーは少なかったものの、後の大御所声優が多数ゲスト出演していました。

本放送終了後も多くの地方局で再放送がされ、'98年にはWOWOWでキャストを一新し一部画像処理を施したリニューアル版も放送されました。リニューアル版はメルモ役に川村万梨阿さん、トトオ役に松本さちさん・長谷部浩一さん(青年時代)、ママ役に石井直子さん、タッチ役に石井直子さん(赤ん坊役)・保志総一朗さん(少年)、ワレガラス役に西村知道さん、手塚先生役に二又一成さんを起用しました。


手塚作品としては割と泣ける作品だったと思います。(特に最終回)





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「サザエさん」の真裏で性教育アニメ?大胆なことしてましたね、TBSも。今ならまずスポンサーが付かないでしょう(泣)やってもせいぜい3~4%程度の視聴率か。/(C)手塚プロダクション






リニューアル版の♪ふしぎなメルモ より。(一部携帯電話からは御視聴頂けません)WOWOWで初放送だったので、知らなかった方も多かったかと。/(C)手塚プロダクション