この数字でスポンサーは満足しているのか?

以前"アニメは視聴率よりも関連商品が売れることのほうが大事"だと取り上げましたが、それでもやはりスポンサーにとっては視聴率も全く無視は出来ないかと思います。あまりにも数字がヒドいと当然関連商品の売れ行きも鈍りがちになる恐れが大きくなるからです。

で、今回は3/10～11日にかけて判明したテレビ朝日の早朝アニメの視聴率から・・・。

・映画公開記念!ドラえもんアニマルセレクション(3/11日曜日午前6時～)→2.1%

・バトルスピリッツ 覇王(3/11日曜日午前7時～)→2.0%

・デジモンクロスウォーズ 悪のデスジェネラルと七つの王国(3/11日曜日午前6時30分～)→1.5%

・エリアの騎士(3/10土曜日午前6時～)→0.6%


特筆すべきは、「ドラえもん」は事実上の再放送(関東ローカル)で2.1%も獲得しているのに対し、新作アニメがそれ以下ということです(泣)これでは大金はたいて新作アニメを放送するのがバカバカしくなってくるかと。深夜アニメ以下だしなぁ。

関連商品が売れていればスポンサー的にはトントンなのでしょうけど。「バトルスピリッツ」や「デジモン」は、シリーズ化されているので固定客も多いでしょう。しかし「ドラえもん」と同じ朝6時から放送のアニメでも土曜日の「エリアの騎士」はあまりにもヒドい・・・。

これだけヒドいと関連商品も売れているのかと?今の所"関東ローカル"だから地方では全く放送されていないので、作品自体もサッパリ盛り上がっていないし。一部情報によると、今春からネット局が拡大されるという噂もあるみたいですが、地方局もイヤだろうなぁ。地方は少子高齢化が著しいから、スポンサーの付かないアニメは放送したがらないので。

百歩譲ってスポンサーが首都圏の子供だけを意識した商品展開を考えているのならばしょうがないですが、それでもこれだけ数字が悪いと果たしてどの程度効果が有るのか?勘ぐってしまいます。

視聴率だけを考慮するとトンでもない編成ではありますが、アニメ番組は玩具メーカー等がスポンサーに付きやすいので局としては"視聴率を取るか広告収入を取るか"難しい選択を迫られそうです。


むしろ土曜朝6時から「渡辺篤史の建物探訪」とかやってた方が視聴率獲れそうですけどね、テレビ朝日の場合。(目下テレビ朝日では金曜朝4時30分からの放送なので・・・泣)